JN3760　JA8717　TNE→KOJ

　空港でチェックイン。さすがに第一便は満員になっている。そりゃ、昨日乗れなかった人が一杯居るわけだし。後方窓側をリクエストすると12番になりますが、と言われる。17番は空いてないの？と聞いて17番Get。リクライニング不可なのは分かっているけど、搭乗時間は短いし、気にならない。
　後は搭乗機を待つのみ。空港は少しずつ人が増えてくる。昨日は座れなったベンチ。一番乗りだったから座れるわけだけど座ったら座ったで気になることがある。この空港、なんでこんなにハエがいるのだろう。1匹、また1匹。う〜ん、気色悪いぞ。結局折角確保したベンチを逃げ出すことになる。
　鹿児島からの一便は遅れて9:40ごろの到着。やって来たのはJA8717。今まで乗る機会が無かった最古参機だ。やったJACの現役YSコンプリートなんて思ってみるけど、でも乗り始めたときに既に退役している機材もある訳だし、あんまり意味が無い。
　駐車場で撮影の後、セキュリティチェックを受ける。何か放送が聞こえる。「鹿児島空港悪天候のため、着陸できない場合は種子島空港に引き返すか福岡空港に向かう場合がございます」う〜ん、もうどうにでもなれ、としか言えないなぁ。福岡の連れてかれるのもネタ的には楽しいかも。YS-11は全く撮れなくなりますが。
　10:15ごろ、搭乗開始。日差しの強いスポットを歩いて、JA8717へと向かう。今日からJACは新制服。う〜ん、本当に「JALさん」と変わらないぞ。ちょっとガッカリだったりする。
　今日は正真正銘の満席、前から後ろまで全ての人で埋まる。昨日の便から流れてきた人もいるんだろうなぁ。10:20、Doorclose。まもなくプロペラが廻りだす。鹿児島までの飛行時間は30分とのこと。10:24、Taixing。10:27、Takeoff　RWy29。海へと向かって飛び立つ。すぐに海岸線が現れ、洋上へとでる。
　鹿児島悪天候、と言うのが信じられない天気だ。高度を緩々と稼いでいると馬毛島が見えてくる。無人島だと思ってたけどなにやら建物なんかも見える。短いけど滑走路と思しきものまで見える。後でイロイロ調べてみたら結構もめてるみたいね。
　10:39、俄かに雲が出てきて機体が揺れだす。もう一度揺れがあって、さすがに「気流の影響で揺れておりますが、飛行には影響ございません」のフォロが入る。10:45、もう一度放送「鹿児島空港到着は11:05を予定しております」どうやら鹿児島に降りる事が出来るらしい。
　10:47、ベルト着用サインが消えた。思いがけない事だ。雲は真下には広がっているけど影響は無いらしい。早速、キャンディーの配布。ついで絵葉書のクリアランス。それが終わるとベルト着用サイン点灯。10:51。本当に一瞬だった。これから先は揺れが予想されるとのことである。鹿児島の天候はくもり、気温は23℃とのこと。
　若干揺れて雲の下に出る。鹿児島湾上空だ。国分市街へと出る。雲が時折濃くなり街が霞む。Geardownしたような感触。丘陵地帯へとさしかかる、間もなく着陸。流石に地上ははっきり見える。11:09、Touchdown、RWy32。
　今日は満席のせいかどうかは知らないけど滑走路のずいぶん先まで行く。ターミナルの前をグォングォン言いながら通り過ぎ、11:12、Spotin。バス連絡となる。さすにが2台バスが出る。

　すっかり到着が遅くなってしまった。空港ターミナルまで着くと11:20。最初に予定していた時刻に遅れること17時間余り、ようやくレンタカー屋に着く。昨日の欠航に伴う貸し出し時間変更は、欠航が決まった段階で連絡しておいたけど今日の航空機遅延は連絡してなかった。それで1時間遅れだったからどうなっているかなって思ったけど、まぁ難なく借りる事が出来る。しかも返却時間まで24時間とちょっとになってしまったから、24時間以内の料金を適用してくれた。昨日の宿代とレンタカー代である程度相殺出来そうである。
　さて脚立を取りに行くべとこちらの宿（ややこしいな。一晩にホテル二部屋押さえたなんて今まで無いものな）に一度戻る。ん？カギ掛かっている？誰も居ないのか。
　脚立は取り出せないので脚立無しで撮る算段を考えなくてはならない。滑走路、さっきはRWy32を使っていたけど、今はRWy16かな。着陸機はRWy32？。何か定まらない。右往左往、空港ターミナルを挟んで南北3キロの移動を繰り返し。時々鹿児島では起こる出来事だけど。こんな時は展望デッキから撮影するのが一番無難なんだけど、クルマ借りといて駐車場にクルマ止めて、入場料払って展望デッキですか、はぁ。
　8月の鹿児島。午後になるとYS-11の離着陸が妙に増えだす。離着陸ともにRWy32で落ち着いてきたので脚立が無くても冷静に動けるようになる。着陸機は滑走路南端にゆき最終アプローチを狙う。離陸機は滑走路北側へ向かい離陸した直後の機体を狙う。よほどの事が無い限りある程度上空まで上がっているので柵に邪魔されることは無い。幸い、離陸機の集中する時間と着陸機が集中する時間に分かれているからこの対応で行ける。

　デジカメで撮ったのとフィルムカメラで撮ったのと両方あるけど、取り敢えずデジカメ分だけ。