2024-08-11

 夏休みの日曜日、朝を迎える。時刻は6時すぎ。緩々として何となく起き出す。今日から出掛けるのだが、時間には余裕があるつもり。朝食を簡単に頂き、身支度を進める。妻の方が大変で、浮いた時間で京王線恥辱を進めようと思ったら、ついだらんとして進まず仕舞い。最後に時間切れになる。
 日が高くなり、すっかり暑くなった8時過ぎ。自宅を出る。長旅になるのだが、スーツケースは大1、小1。明らかにアンバランスだが、理由は数日先に。京阪電車に乗るべく、駅へと向かう。

 やって来た松喜屋広告電車で京阪膳所へ。さらに西に向かうのは

 草津線からやって来た直通列車、221系F05編成。シールだがヘッドマークを付けている。湖西線開業50周年と記され、221系では無く、先輩の113系が琵琶湖岸を行くイラストがあしらわれている。
 逢坂を越え東山を越えて京都駅へ。折り返しは本来の湖西線に入るようで京都駅3番線到着となる。生憎、お向かいに上り新快速が到着したところでホームは大混雑。スーツケースを持ち歩く身には少々辛い状況。
 何とか乗換、今度はバスで伊丹空港へ向かう。既に9時になっているから

 伊丹空港からバスが来て乗客を降ろしてからの出発となる。お盆の帰省シーズンになっているけど、時間が中途半端な伊丹空港行きのバスは比較的すいている。満席にならずに出発。下道を緩々進んで名神高速へ。

 上り車線はかなり混雑しているが、下り車線は流れている。普段と変わらない50分弱で伊丹空港まで運ばれた。

 道とバスは空いていたが、飛行機にはそれなりにお客さんが付いている。満席を示すフライトが並ぶ。ひとまず荷物を預けて身軽に。次いで本屋を覗き、旅のお供に文庫本を買う。前回、6月に那覇空港で同じことをした時は軽く読める本を志した。今回は相当重たい本にする。
 保安検査を受けるとラウンジに。出発は11:25。まだ間はある。

 昼食には中途半端な時間。この先の事を考えるとそんなに食べるタイミングでは無いので、最小限度にパン一つ。後は遅れている京王線恥辱を進めて過ごす。

 10:50になって羽田からの到着便がやって来る、JA846J。少し遅れているようだ。

 ミャクミャク様の祟りじゃジェットもやって来た。2025年の万博何て遠いはるか彼方と思っていたが、来春か。

JL114 JA846J B787-8 ITM→HND


 先程遅れて来たJA846Jの折り返し便、114便に今日は乗る。折り返しで遅れを詰める事は出来ず、出発は11:35と掲示された。現時点で23分だから、10分延でも辛いだろうが。
 搭乗が始まる。普通席の前側、翼のかかる辺りに落ち着く。搭乗は順調で11:34、Doorclose。前便到着遅れの影響で遅れている旨、お詫びが伝えられる。羽田までの飛行時間は45分、所々揺れが予想されるそうだ。
 11:37、Pushbuck。11:42、Taixing。

 地上係員に手を振られ、飛行機は伊丹空港の誘導路を南に向かう。着陸機も疎らな時間ですぐに滑走路へ。11:50、Takeoff RWy32R。

 飛行機は伊丹空港の北側から左に旋回。翼を傾け左に旋回。また左に旋回。伊丹空港をぐるっと回って3/4周。東に機首を向けると更に上昇。11:54、ベルト着用サインが消灯する。

 雲を少々散らした関西の空を見て、飛行機は段々と大阪を離れる。生駒山地の北端をかすめ、山城山地へ。伊賀と甲賀の間みたいな所を抜けてゆく。
 普通席は狭いが隣が妻であることに甘えて京王線恥辱を進める。遅れは少々詰めたが

 8月2日、3日の旅行記に差し掛かっている。伊丹→羽田の前回フライトを振り返るようになる。
 飲み物のサービスが始まっている。普通席の前方と言いつつ翼が掛かるあたりなので、順番は少々遅い。

 12:10を過ぎてワゴンが自席までやって来る。アイスコーヒーを頂き、引き続き京王線恥辱の続きを。旅の印象が混ぜこぜになるので、最もよくない記事なるが、本当にやむを得ない。

 雲の切れ間から辛うじて頭だけが見えている富士山を見て飛行機は東に。12:20、降下を開始し10分後にベルト着用サインが点灯する旨、案内される。翼の向こう、雲が多くて現在地が分かり辛いが、だいぶ東に来たようだ。
 12:28、ベルト着用サイン点灯。飛行機は左に旋回、機首を北に向ける。遠くに三浦半島の影を見つつ、房総半島へと差し掛かる。

 高度を下げると五井の辺り、8月2日に通ったような所を通って東京湾岸へ。京葉工業地帯から東京湾を見つつ羽田へと向かう。12:41、Landing、RWy22。減速すると第三ターミナルを見つつ誘導路を。A滑走路の横断で少々待たされたのち、12:50、Spot in SP15。
 準備が整い降機する。

 ちらっとJA846Jを見る頃には12:56になっていた。本当は13:04の京急に乗りたかったのだが、預けた荷物を考えると無理である。
 少々待って荷物を受け取る。既に13:04は過ぎている。プランB以降を色々と考えて、結局モノレールに乗車。山手線に乗り換えて向かった先は

 日暮里駅。今日は成田空港に向かう。羽田空港13:04のアクセス特急に乗れなかったので、40分後の直通電車を待つよりは、と考え結局、スカイライナーに乗る次第。思ったよりも余裕があって、実際には京成上野で乗換できたかも知れない。

 10分程を蒸し暑い日暮里のホーム上で待つ。この時間の日暮里駅ホーム、夏の連休で海外に行く日本人では無く、日本の酷暑を楽しんだと思しき外国人旅行客が主役。最後の酷暑を名残惜しそうにしている。そんなところへ

 スカイライナーがやって来る。カオスは車内へと移動してゆく。
 スカイライナーに乗ってしまえば成田空港までは36分。そのうちの十数分は東京の下町をのろのろ走っている時間なので、160km/h巡航の威力は絶大である。緑豊かな景色に変わって、成田空港到着。

 久しぶりに成田から出国する。コロナ明け以来、時々は出掛けるようになったけど、頻度は明らかに減っていて、成田も1年2か月ぶりぐらいだろうか。
 搭乗手続きを済ませる。今回のチケットは安すぎて事前座席指定が出来なかった。だが、当日になって割り当てられたのはバルクヘッドに2人並んで。窓-通路とはならず真ん中の4人掛けだが、最大限、配慮して貰えたようだった。ありがたい。

 時刻は15時前。出国する。保安検査場は空いている。優先レーンを使えますと係員には言われたけど、空いているし、と一般のレーンに行く。すると荷物検査が引っ掛かる。引っ掛かるのはいいのだが、要検査に仕分けられたまま放置される。いい加減、係員に声を掛けると、ちょっと調べて、大丈夫です、どうぞと。これなら優先レーンの方が良かったかなと思わなくはない。
 出国手続きまで終える。十分に余裕のある時間。ラウンジへと進む。前回の高雄、前々回の台北と、どちらも関空からの出発であったから。ファーストクラスラウンジの利用は久しぶり。まずは 

 ヱビスビールを頂く。成田のファーストクラスラウンジ、昔ながらに、ビールの銘柄がサーバの設置場所で異なる方式。そろそろ他のラウンジ同様、1か所で4つの銘柄が選べるようにならないかなぁとは思う。
 食事を頂く。一度に頼み過ぎるとテーブルに乗り切らないので、少しずつ。順番は変だが

 メインに相当するであろう魚料理を先に頂く。真鯛ポワレ、だそうだ。

 ついで寿司。今日は本マグロ天身、カラスガレイ縁側、玉子の組み合わせ。

 お酒をシャンパンに変えて、お酒のおつまみを2種。タコと野菜のバジルソースとアワビの煮凝り。

 JALのラウンジ名物、ビーフカレーを頂く。一緒にもらったのはカレーまん。中身のカレーはJALカレーでは無いと思う。
 食事の後は場所替え。3階に降りる。改装前はこちらがメインのファーストクラスラウンジだった所が、今はJAL's SALONとなっている。

 話し声を出すのも憚られるような空間。4階のダイニングに比べると人も疎らだ。こちらいはバーテンダーが控えている。折角なのでバーテンダーさんおすすめのウィスキーをロックで。酒を飲めない妻には月替わりの日本茶と和菓子を出して貰う。

 しばらくこちらで。

JL735 JA829J B787-8 NRT→HKG

 17時を廻ると、空いていた3階のラウンジも人が増えて来る。夕方、各地に向かうフライトの出発時刻が近付いている。自分たちのフライトは18:20の出発。頃合いを見計らい、席を立つ。搭乗口は82番。本館側からサテライトへと歩く事、少々。搭乗口まで着く。

 今日の目的地は香港。お馴染み735便に搭乗する。18時を過ぎて搭乗開始。

 暮れ始めた成田空港、香港への旅支度をしているのはJA829J。文字通り宛がわれた座席に向かう。
 搭乗は順調。日本人と日本を楽しんだ香港人が機内の主役。妻によると北京語の声も少々混じっているそうだ。18:25、Doorclose。乗務員の紹介があった後、香港までの飛行時間、3時間45分と伝えられる。所々揺れが予想されるそうだ。
 バルクヘッドなのでモニタは収納式。機内プログラムは上空まで行かないと見れないのは難点。機内誌を捲ったりして出発を待つ、待つ、待つ。どうした?
 18:47、機長さんから30~40分後に離陸許可が出る見込み、とだいぶ時間が掛かりそうな事を伝えられる。

 飲み物が出てきたりして、長期戦の様相。19:08、改めて状況が伝えられる。一時期、滑走路が閉鎖され、現在は解除されたが、離着陸機で大変混雑しているとの事。現在、離陸は25番目となっており、離陸時間が確定できないそうだ。
 こういう時は意外と静かである。日本人も香港人も騒ぎだす人はいない。勿論、騒いだが最優先になる、なんてことはない。大陸に人もいるらしいが、735便の機内、皆さん大人しく順番を待っている。地上だとジタバタすれば何とかなる事があるかも知れないが、機内に入った以上は大人しく身を委ねるしかない。
 19:34、改めて状況の説明。緊急事態を宣言した飛行機があり、滑走路が1本閉鎖になったとの事。何があったと思って調べる。不幸中の幸い、こんな状況だから機内モードにせよ、という指示は解除されている。

 成田空港でアゼルバイジャン行きの貨物機が離陸しようとしたところ、機体の不具合が見つかり、離陸を取りやめました。
 11日午後5時20分ごろから滑走路を閉鎖して点検しているということです。

 航空事故で滑走路閉鎖、とかじゃなくて良かったじゃない、と慰める事にしようか。
 20:08、まもなく出発と案内があり、Pushubuckが始まる。20:12、Taixing。動いてしまえばいつかは飛べる。真ん中の島だからどこを進んだのか定かじゃないけど、順番がやって来て、20:34、Take off RWy34L。 
 さすがに疲れた。寝てしまってポンという音で目が覚めた。20:47、ベルト着用サイン消灯。
 機内食が始まる。時刻は21時過ぎ。ラウンジでだいぶ食べているから問題ないけど、機内食に期待していた人にとっては災難だったに違いない。
 選択肢は無く、一択。JALの近距離国際線エコノミークラス機内食は軸が定まらず、ずっと迷走を続いている感じがあるが、今回は

 こんな感じ。洋食に振っている。

 メインはパエリア。

 サラダがあって

 こちらもサラダか。

 一緒にコンソメスープを頂く。
 食事の後は京王線恥辱を進めようかと思ったが、もう疲れた。薄ぼんやりと機内プログラムを見て過ごす。出発が2時間遅れた分、到着も2時間近く遅れる、日付が変わる事は無いと思うけど。エアポートエクスプレスは1時近くまであるらしいけど。
 日本時間の23:41、あと35分で着陸する旨、案内される。1時間40分、到着が遅れるそうだ。お詫びと共に伝えられた。20分後にベルト着用サインが点灯するとの事。
 少しずつ高度を下げる感触が伝わる。ペットボトルがつぶれて来る。24:00、ベルト着用サイン点灯。外を知る術はないけど、感覚で着陸が近いんだろうなぁという事は分かる。外の様子は分からないまま、24:16、Landing、RWy25R。減速して誘導路へ。延々Taixngして途中停まったり、何処まで行くのか不安になる。遅れて来た飛行機は本来とは別のスポットに着きがちだし。結局、搭乗橋のある所には着く。時刻は24:33。香港時間に直すと23:33となり、辛うじて日付が変わる事は避けられた。
 近くのジャンプシートにいた客室乗務員さんによるとS44スポットだそうだ。S44?どこ?と思うが第一ターミナルの44番スポットらしい。入国からは遠いがまだマシかも知れない。妻と二人、JL731は41番だったとか、こっちにサクララウンジが、とかJAL破綻前、ジャンボが飛んでいた成田-香港の頃の話に膨らみ、お客様の方が詳しいなどと言われてしまう。でも、単に歳を重ねただけか。
 準備が整い降機する。

 結局、7時間近く乗っていたJA829Jとはお別れ。24時間空港の香港と言えども、この時間は人は疎ら。入国審査に向かうべく、空港内の新交通システムで本館側へ。入国のそこそこ短くない行列に並んで許可を貰うと、荷物の受け取り。既に荷物はターンテーブルを廻っている。
 制限エリアの外に出ると

 0時10分ぐらいにはなっている。今日は香港島まで出る。バスも動いているが、夜も遅いし、エアポートエクスプレスで急ぐ。まだ数本、電車が走っている。終電の3本ぐらい前に乗れたのだろうか。冷房の強さに香港を感じつつ、真っ暗な沿線を見て南に下る。一緒の線路を走るMRTも終電まであとちょっとという時間。24分で香港站へと着く。もうすぐ1時になる所。日本時間なら2時である。今日はいったい何時間起きているのだろうという世界になってくる。ホテルの最寄はMRT港島線で2駅、湾仔。荷物が無ければ、もしかしたら最終電車に間に合うかもというタイミングだが、疲れているので大人しくタクシーに乗る。乗ってしまえば5分程でホテルに運ばれるから楽であった。
 随分と遅いチェックインになったが、部屋は確保して貰っていた。香港のホテルの割には広い部屋を貰って転がり込むと1時を廻っている。
 寝る前に1本ぐらいはビールを飲みたく、ホテルの前に見えたコンビニまで行く。

 宵っ張りの香港ももう人は疎ら。ビールを1本だけ買い求めて部屋に戻る。ビール1本で今日は限界。速攻でベットに潜ると意識が潰えた。

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