目が覚めると7時過ぎだった。流転みたいな感じだが、今日は東京都下、調布駅近くのホテルで迎えている。ひとまずだらだらとして過ごす間に9時なる。少し動く。まずは朝食。
【今日のC&Cカレー】朝カレーB(辛口) ¥490 調布南口店
調布のC&Cは21世紀になってからの出店。そんな訳で学生時代にはお世話になった事はほぼ無いのだけど、それでも沿線に懐かしい味には変わらない。
朝カレーにする。このご時世だから仕方ないけど値段はだいぶ上がった。一昔前の唐揚げカレーの値段だ。
朝食の後は少し歩く。既に9時過ぎだからあまり遠くには行けないけど、調布駅から
天神通りを北へ。学生時代の頃はちゃんと商店街だったが、時が流れてだいぶ歯抜けになっている。大学に進学した頃は酒屋とコンビニの合いの子みたいな店があってたまに高清水の小瓶が売っていてたまに買ってた事を思い出す。容量が180mlか300mlか忘れたけど、ワンカップじゃなくて一升瓶をそのまま小さくしたような容器だったと思う。
さらに進み甲州街道を渡ると
布田天神があってその脇が
関係者以外立ち入り禁止にしか見えない門がある。この奥が、母校の電気通信大。
折角なので入ってみる。立派な正門は別にあるのだけど、学生時代もほぼこの裏門から出入りしていた。
在籍当時から何時まで経っても10年計画、と言っていた構内再開発。だいぶ進んだようには見えるけど、在籍当時からあったB棟、C棟なんて旧来方式で命名された建物も残っている。とは言えだいぶ手を加えたようだ。耐震対策を行ったのだろう。外装も変わっていて30年前の面影はあまり残っていない。それと、30年経って緑が濃くなった。ちょっとした森のようだ。
さてホテルに戻る。今度は天神通りの一つ隣の大通りを歩く。この道、在籍当時に旧甲州街道と甲州街道の間が開通した。当時は将来深大寺の方まで延伸する途中なので、現時点では通りは名前を付けない、という事だったと記憶している。それに対いて電通大の事務方が勝手に「電通大通り」と呼んで定着させよう、なんて冗談半分で言っていたような覚えがある。それが
本当に電通大通りと命名されていたとは。
ホテルに戻り荷物を括る。今日はちょっと行ってみたいところがある。地下にある調布駅、下りホームから京王線を西に。途中時間調整を兼ねて乗換の分倍河原。ちょっとだけ京王線。
8710F 特急 新宿ゆき
8706F 特急 高尾山口ゆき
8727F 各停 高尾山口ゆき
7725F 特急 新宿ゆき
消化不良だがここまで。南武線で立川に出ると更に
青梅線に乗り換え。中央線から直通の10両編成に揺られる。東京郊外のどこまで奥深くまで続く住宅街を眺めて西へ。着いたのはこの電車の終点、青梅。
今日は青海と間違えて青梅に来た訳でなく、
さらに奥多摩まで行くわけでもなく、青梅で降りる。駅から少々歩いて山側の道へ。
結構な登り坂に差し掛かり、ヘアピンカーブを緩々と登ると小高い丘の上へ。こちらにあるのが
青梅鉄道公園。今日はこちらの見学にやって来た。というのも、リニューアルのため9月で閉館するそうなので。公園自体は国鉄時代に開設された古いもので、関東にいた頃にいくらでも見学する機会はあったと思うのだが、変わると聞いて初めて見学を思い立つ、と言うのは悪い癖である。交通博物館、交通科学館、梅小路蒸気機関車館。全てギリギリに見学に行っていて、代わりに開設された大宮と京都の鉄道博物館はまだ見ていない。
と言うか、青梅鉄道公園が解説されたの十河総裁の頃か。
青梅の鉄道公園はこの小高い丘の上に蒸気機関車を中心に展示されている施設。まずは展示車両を一通り見てゆく。
蒸気機関車と言う言葉は知らない人もデゴイチという言葉は知っていたりするぐらいにメジャーな蒸気機関車、D51 452号機が建屋の脇、目立つところに展示されている。
打って変わってマイナーな機関車も。動軸5軸というE10 2号機。実機が残っているのは青梅だけの筈。書籍では知っている存在だが、実機を見るのは初めて。
C11はトップナンバーのC11 1号機が展示されている。
大正年代の代表的な機関車が2機。
8620形のトップナンバー、8620号と
9600形の9608号。キューロクは熊本でちらっと見たけど、ハチロクは初めて見たと思う。
更に明治期の機関車もいる。
2120形の2221号。B6と言われるとあぁと思うが、明治期の輸入蒸気機関車はさすがに理解が及んでいない。
5500形と言われてもピンとこないが5540号。
更に青梅線に縁が深い機関車として
石灰石輸送で活躍したED16-1号機が屋根の下でしっかりと保護されているのと共に
中央線で活躍した事もあるクモハ40054がこちらも屋根の下で。
そしてちょっと外れた所には
新幹線0系の先頭車が展示されている。
車内も見学可能。0系のオリジナルの転換クロスシートはちゃんと見た事が無いかもしれない。最末期には乗る機会があったけど、その頃の座席はリクライニングシートになっていた。
さて、展示施設も見てゆく。かなり大きなサイズの立派な模型が展示されているのだが
キハ82の特別急行白鳥。
157系の準急日光。
貴重な品々が並んでいる。
こちらも貴重な、そして今となっては屍累々となってしまった寝台列車のテールマーク。こんな調子で国鉄時代の貴重な品々がJR発足30数年後も大事にさされている。
ついで、外の遊具も
485系の特急白鳥だ。
見るだけでも楽しい施設なのだが、リニューアル後のコンセプト
中央線・青梅線の歴史を伝える学びの場、という事。コンセプトにそぐわない蒸気機関車や国鉄時代の産物は、どういう扱いになるんでしょうか。大宮に移されるのなら良いけど。
さて、青梅駅に戻る。
ひとまず青梅線を立川まで戻ると13時になっている。残り時間は少なくなった。昼食を食べてゆこうと思ったのだが下調べは無いし、立川は立派に都会で人酔いしそうになるし。結局
ランチ営業していた適当な居酒屋で適当な食事を頂くと、
羽田空港に向かうバスに乗る事になる。中途半端な時間のリムジンバスだが案外と混んでいる。6割ぐらいの座席が埋まっただろうか。立川駅周辺のホテルを廻り、駅に寄って、国立府中から中央道に乗る。途中眠くなって気が付いたら首都高速湾岸線を走っていた。羽田には2タミ→1タミの順で廻る。15:20過ぎ、空港到着。
さて帰宅する。今日は16:30の127便を予約している。出発までちょうど1時間。保安検査を受けてラウンジの中へ。
軽くビールを頂きつつ京王線恥辱を続ける。時折窓外を気にしてみる。
特別塗装のJA614Jが出発してゆく。後ろ側にはJA739J。
太平洋線のラッシュなのかユナイテッドがやたらといる。
もう1機、特別塗装機がが来た。JA615J。
16時過ぎ。そろそろ席を立つ。今日は搭乗口、少々距離がある。
JL127 JA317J B737-800 HND→ITM
羽田の割と隅っこ、18番搭乗口までやって来た。搭乗機が撮り辛いスポットでこれから伊丹ゆき、搭乗開始となる。16:15ごろ、事前改札があって優先搭乗が始まる。機内へ。待っているのはJA317J。来る時と同じくB737。それも今回は国際線仕様の機材だった。
コロナ禍以来、宛がうべき国際線が運休となり、使い道が限られたであろうB737の国際線仕様機。
いつの間にか改修を受けていて、モケットが張り替えられている。あくまで張り替えだけの様子だけど、雰囲気が国内線のスカイネクスト仕様に近くなった。後方窓側の普通席に座って出発を待つ。小さい機体で伊丹線。機内は混雑していて、3席並びの普通席。真ん中までめい一杯満席となる。16:28、Doorclose。揺れが予想されるそうだ。16:30、Pushbuck。16:35、Taixing。
飛行機は誘導路を北に向かうとB滑走路を左手に見て海側へと進む。おやっと思っているとRWy22へ。16:41、Take off RWy22。
羽田T3を見下ろしての上昇。次に見えるのは
新しく多摩川に掛かった多摩川スカイブリッジである。地図上では新しく橋が出来ている事は知っていたが、この目でしっかりと見るのは初めて。
京浜工業地帯の見え方も普段と違っていて、新鮮な眺めだ。
飛行機は旋回して東京湾上へと出る。左手に
房総半島が近付いて来た後、今度は右に旋回。すぐに
三浦半島へ。相模湾へと出て少々揺れた後、16:54、シートベルト着用サインが消灯する。
東京は良い天気だったが西に向かうにつれて天気が悪いのか、
窓の外、地上が雲で覆われるようになってきた。伊豆半島が分からないまま飛行機は東から西へ。富士山も見えなかったようだ。
17:07、降下を開始し5分後、ベルト着用サインが点灯する旨の案内がある。まだ飲み物の順番が来ていない。
窓外が暗くなり、雲の中に入る。揺れは無いけど、着陸へのカウントダウンが始まったような光景が始まる。でも慌ただしさを感じないまま飲み物のワゴンがやって来て
飲み物を頂く。冷たいお茶をさっと飲み干すと外には
伊賀盆地だろうか、地上が見えて来た。17:14、ベルト着用サイン点灯。着陸態勢に入るとの事。名張あたりの山中に広がる住宅地を見て降下。
時折雲に入りつつも西へと降下。伊賀の山地を抜けて奈良盆地へと進み出てゆく。生駒山地を越えたら大阪平野。伊丹空港への最終コースとなる。
左手に大阪城を見て淀川を越えると17:25、Landing、RWy32L。17:28、Spot in SP17。
ずいぶんと早く着いたが、降機準備が整い順番が廻って来るまでゆっくり待つと
降機は17:35過ぎ。預けた荷物はないのでそのまま制限エリアの外へと向かう。
ここまで到着から15分弱。今日はバスで帰宅する。京都行きのバスは20分毎。バス乗り場へ到着するとちょうどいいタイミングで
バスに間に合う。土曜日夕方の京都行き。半分ぐらいの利用率だろうか。2席を1人で使える。とは言えパソコンを出して京王線恥辱を、という気力は無く、バスの中で適当に過ごす事になる。時折ふっと意識が遠くなる事も。気が付くと下道に降りていて、九条のあたりを走っていた。
京都で乗り換え。東海道線の東行きに。東山と逢坂を越えて膳所まで。自宅までは歩くつもりで駅前に出る。ちょうど京阪電車が来るところ。一枚撮っとくかとカメラを構えると
703-704編成が来る。通常運行に就いているのね、と思ったけど今日は土曜日の夕方。この電車、通常運行でなくビールde電車のビアホール運用か。気が付くまで少々掛かった。
自宅に19時過ぎ。夕食に間に合うように帰って来れた。妻と軽く夕食を頂き、軽く飲み。早々に眠くなる。
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