12:10過ぎ。搭乗口に到着。待っている飛行機はB767、JA622J。国際線から転属してきた機材である。
キャンセル待ちの窓口に出頭。どうやらクラスJに行ける様子。優先搭乗が始まって、一般の搭乗が始まって、そろそろ最終のご案内、というときになって順番が回って来る。窓側普通席から通路側のクラスJへ。さて搭乗。
あたりを見る限りはほぼ満席。普通席には空席があるようだ。羽田-伊丹の航空便、供給を絞っているからか、ギリギリの予約だと乗りづらい印象が付いて回る。
12:28、Doorclose。伊丹までの飛行時間は45分とのこと。駿河湾の上空を15分後に通過、と言う事が添えられる。機長さんから飛行状況の案内でありそうなネタだが、客室乗務員の口から告げられるのは珍しい。
12:32、Pushbuck。今日はこの後がつかえているので、多少の遅れもキツイのだが、一応は定刻に出てくれそうだ。12:38、Taixing。12:48、Take off RWy05。
通路の向こう、窓外に白い雲が広がっている事だけは分かる。順調に高度は稼いでいるようだ。12:55、ベルト着用サイン消灯。
ファーストクラスのカーテンが閉じられた後、後ろからワゴンが廻って来る。ドリンクサービス。
冷たいお茶を頂き、少々の間、恥辱を進めておく。滞貨はないので気は楽である。
カップ回収の時に、お代わりを勧められる。飛行時間の短い伊丹線では珍しい。
13:16、あと5分でベルト着用サインが点灯する旨、案内される。機内販売も締め切るよ、という案内の後、ラッピングをご希望のお客様は早い目にお申し出下さい、と。機内販売でラッピング、なんて初めて聞いたような気がする。
13:22、ベルト着用サイン点灯。あと10分で着陸との事。窓の外、真っ白な中を飛んでいる。フライトマップには紀伊半島、名張あたりの上空を飛んでいるように映し出されている。真っ白な雲は濃い灰になった後、どうやら街並みに代わった。大阪上空のようだ。ちらっと大阪港が見えた後、淀川を渡って最終コース。13:33、Landing、RWy32L。13:38、Spot in SP18。
降機の際に添えられる一言。今日は「万博記念公園のつつじの花が見ごろを迎えているようでございます」に始まる。恐らく100％業務客で万博記念公園に行こう、なんて人は皆無と思われる。けど、淡々とした仕事の日々、頭の片隅に一瞬鮮やかなつつじの花が浮かぶなら、それは添えで良いのかと思う。
ほぼ定刻と言って良い時刻。少し早めに着いたなら、という移動案は使えないが、十分、公共交通機関だけで待ち合わせ場所に移動できる状況である。今日も定時運航、ありがとうございました、と心の中で呟くとモノレールの駅へ向かう。
待ち合わせ場所は空港の反対側。JR福知山線の沿線。バスで伊丹にでるのが手っ取り早いのだが、ちょうど行ったばっかりで次のバスを待つと間に合わない。
そこで、モノレールから阪急宝塚線に乗り換えて川西能勢口へ。ここでJRの川西池田へ徒歩連絡、というルート。待ち合わせ時間には無事到着。打合せに向かう。
新規引合の打合せ。現場確認とすり合わせで2時間と踏んでいたが、案外と時間が掛かる。全て終わると17時を少々過ぎている。帰りも飛行機だが、予約は18時半の便にしている。間に合う事は間に合うだろうが、微妙な所だ。
待ち合わせ場所、振り出しに戻ってここから空港へ向かう。一駅伊丹で担当営業とバイバイ。一人降りる。ここからバスで空港と思ったのだが、またタイミングが悪い。バスに乗るとどうも18時半のフライトには間に合わない感じ。今日は変更可能な運賃で予約しているから、19時半の便に変更すればいいのだが、この時間、19時半の便は満席。思うように変更が出来ない。
18時半の予約を持ったまま時間だけ迫るのでタクシーに乗ってしまう。雨の日は近くのお客さんばかりで、2000円コース何て助かりますわ、なんて言ってよこす運転手の運転で空港へ。伊丹駅から伊丹空港ってそんな離れていない印象だったけど、タクシーで動くとそこそこの距離なのね。
多少込み気味の道路。15分前に着くかなと思いながら、念のため19時半への予約変更を何度か試す。滑走路を潜るトンネルの手前で19時半の便、1席だけ抑えられる。これならバスで十分だったな、と思うが後の祭りだ。なお混んでいて、15分前に着くかどうか、怪しいタイミングだったが、最後は流れる。空港に着いてみると18:10を少々回った所。
カウンタで18時半の便に戻してもらう。満席との事でキャンセル待ちとなる。一瞬、19時半まで1時間休憩でもいいかと思ったのだが、結局キャンセル待ち、入れて貰う。搭乗自体のキャンセル待ち。種別Sは3名で、今の所、それ以上の人数が搭乗手続きをしていないとのこと。
制限エリア内へ入る。ラウンジに拠る余裕はなく、早々に搭乗口に向かう。
