2023-01-03

 電気が点いたまま、寝ていた。ベットサイドに飲みかけのビール。同期会のあった次の朝、というかまだ3時。外は暗い。夜の続きだ。電気を消して改めて寝る、のつもりがあまり寝付けないまま朝となる。正月3日の朝、秋田で迎えている。
 正月休みも今日まで。明日からの仕事に備えて今日は早いうちに膳所に戻る。午前中の伊丹ゆき直行便の予約している。秋田駅前をリムジンバスが出るのは8:15。まぁ時間は余りない。
 スーツやら何やらをスーツケースに仕舞う。衣類だけでパンパンになる。お土産はエコバックで持ち歩きにあるだろうなぁ。まだ買っていないけど。
 ビールの始末を付けて、あれっと思う。飲みかけの他に空缶がある。2次会から帰って1本飲んでの2本目だったのか。飲み過ぎるといくらでも飲める錯覚を抱くのだが、その状態は飲めなくなる直前だ。昨晩は少々、過ぎた。
 今日はホテルの朝食を付けている。7時からというのでそれに合わせて朝食会場に赴く。

 まぁ空いている。気の毒な程。少ししたら席がちらほら埋まったけど。秋田に限って、正月休みも旅行支援を継続してあげたい。

 ご飯は少な目にしたけど、いぶりがっこ、とんぶり、とご飯の友達が多すぎて、真っ先にご飯が無くなる。

 とんぶり、今度は稲庭うどんと合わせてみた。
 食事を終わらせて部屋に戻ると最後に身支度。空港行きのバスはホテルの前から乗れるけど、お土産をちょっと買いたくて、秋田駅前まで赴く。少し早めにホテルを出た。

 すっかり真っ白に雪が積もった広小路をキャリーバックを引っ張り進む。歩きづらい中を悪戦苦闘。ひとまずコンビニに寄り道。そして秋田駅構内に8時ちょうど。持ち時間はあと15分。まずは
https://kinman.co.jp/
 秋田のアイコン、金萬。10個入りとか20個入りとか、バラマキ菓子には向かなかったのだが、個包装が販売されて会社のお土産にも選びやすくなった。できれば1人に28個ずつ配りたかったけど、さすがに多すぎるので断念。
 ついで駅の改札口へ。

 8:11の定期列車の後、8:25に臨時列車と思しきこまちが設定されているようだ。さすがに1月3日。Uターンラッシュのピーク。
 改札口の近く、何気に尖った土産物があるNewDaysを覗き、最後にちょうど入荷した花善さんの鶏めしを買って、バス停に向かう。
 秋田駅前も路面は圧雪状態。そんな中を 

 雪を踏みしめクルマは走っている。路線バスが来てわずかにお客さんを降ろす。そして

 空港ゆきのバスも来た。先客は無く、駅から乗るのは3人。1月3日、という日付を考えると少ないが、航空客の大半はクルマか、クルマで空港まで送って貰うかのどちらかなのだろう。

 バスは秋田駅前を離れる。先程歩くのに難儀した広小路から市の南側、郊外へと向かう。途中のバス停からも乗客は無く、寂しい車内のまま、空港へ向かう。

 降雪は落ち着いた様子。今日も条件は付くみたいだが、今の所は定刻で飛ぶようだ。空港に来てから欠航、振替も無理となると今日の帰路が危うくなる。運航状況を気にしながら空港まで。

 40分程で空港到着。バスの前面に乗る時には無かった氷がまとわりついていて、何気に今朝の寒さと厳しさを物語っている。
 搭乗手続き。荷物を預ける。最優先でお預かりします、なんて聞いたことの無いお言葉を頂戴する。それと、満席だそうで、保安検査は早く受けて下さいと、こちらはお小言。
 早く検査を受けろ、との事だったが、展望デッキには見に行く。

 羽田行きの162便がPushbuckを始めている。JA322J。今日は定刻で朝の往復をこなしているようだ。
 できれば飛び立つところ、せめてTaxingの所まで見たかったが、

 ここで諦める。出発時刻まで40分。お小言もあったし、そろそろ検査を受けに行く。

 出発便が重なる秋田空港。3日のUターン客。それを送る人。取材しているテレビクルーもいて、賑々しい。行列に並んで検査。荷物と土産物。パソコンにコートと言う調子で1人1人の検査に時間が掛かるのも行列を延ばす方向に働いている。それでも検査を済ませると制限エリアの搭乗待合室へ。こちらも3便分のお客さんを詰め込んで混雑している。

 それでも30分前には搭乗口に到着。伊丹ゆきの機体はまだ姿を現していない。直後、出発時刻が10分遅れ、9:55と変わった。
 伊丹からの到着便、と案内がある。少々間を置き、雪の舞う中、ゆっくりと姿を現したのは

 JA216J。折り返し2172便となる機体。

JL2172 JA216J ERJ-170 AXT→ITM

 伊丹からの2171便は本来、9:15到着だけど、10分程遅れての到着。空港に向かうバスの中で見ていた時には9:05到着となっていたのが、徐々に遅れての今である。

 ちらっとFR24を見ると秋田空港南方で上空待機をしていて、また滑走路閉鎖があったのかも知れない。とは言え、一度降りたのだから、何とか戻れるのだろう。ほぼ予定通りに帰る目途が立つ。

 雪が強く降り出した中、到着客が降りて来て、荷下ろしと積み込みが始まる。
 混雑している空港。青い方の羽田行きの搭乗が始まる。あちらも当然ながら満席なのと天候の影響は一緒で遅れ気味。そこに青いQ400がやってきてこれが伊丹からの到着便。こちらは後便、千歳へ飛ぶ。秋田-伊丹、秋田-千歳。どちらも40年前は当時のTDAYS-11やDC-9で細々と飛ばしていた航路。それが2023年にはJALANAの日本二大航空会社が就航するダブルトラックの路線に出世するとは、思いもよらない。
 羽田行きの乗客が機内へと進んで搭乗待合室は少し落ち着く。伊丹行きの搭乗案内。離陸後、長時間にわたりベルト着用サインが点灯したままになるとの事。お手洗いは今のうちに済ませるよう、呼びかけが行われた。そうかと思ってペットボトルだけ買っておく。昨日飲み過ぎたのか、喉がやたらと乾く。
 伊丹ゆきの搭乗が始まる。事前改札で機内へ行く子供連れが数組。そののちに優先搭乗。機内へ進む。今回は一番後方の窓側席を予約している。指定した席に落ち着き、出発を待つ。満席との案内だったが文字通りに満席。隣席も埋まる。今朝の地元紙に掲載の「キップ情報」によると伊丹ゆきは終日△となっていたが、直前に売れたらしい。
 10:01、Doorclose。前便到着遅れの影響で遅れている旨、お詫びがある。機外では

 防氷作業が始まっている。この時間の秋田空港。3機並んで出発準備。本来9:35に出発する筈だった羽田行きもまだ動いていない。間に入ったQ400はタラップが仕舞われた後に防氷作業に入っている。
 自機の防氷作業が終わると10:06、Pushbuck。羽田行きもちょっと遅れて動き出す。2社で競争みたいになったが

 自機の方が先にTaixing。時刻は10:11。飛行機は誘導路を東側へと向かう。滑走路へと入ると一旦停止。エンジンの音が高まるが、動き出さない。ブレーキを踏んでいるようだ。30秒、そして1分。ブレーキが放たれる。一気に加速。滑走路の中程でふわりと浮く。その途端に風に翻弄される。10:17、Takeoff RWy28。

 季節風が強く吹く中、揺れようが何をしようが上がるしかなく、とにかく上昇してゆく。

 雪の降る中、高度を稼いで稼いで

 雲の切れ目を見つけてさらに上昇。日本海側へと出てゆく。

 5分後、飛行機は青空の下に。眼下には日本海で湿気を蓄えた雪雲が広がっている。揺れは落ち着き、更に飛行機は上昇してゆく。10:31、ベルト着用サイン消灯。
 飛行機は海岸に沿って洋上を南下してゆく。間もなく飲み物のサービス開始。ワゴンが前と後ろと両方から廻り始める。思ったよりも早いタイミングで搭乗前に買い求めた水のペットボトルは不発だったようだ。
 飛行機は新潟県上空から内陸へと入ってゆく。

 雲の合間から雪山が見えるようになった。
 10:53、機長さんから飛行状況の安愛。出発遅延のお詫びがあった後、伊丹空港には11:35頃着陸。駐機場には11:40頃の到着となる見込みと告げられる。伊丹の天候は曇り、気温は7℃との事。時速に換算して200km/hのジェット気流を受けており、この先も揺れが予想されるとの事。最後、左手前方に富士山が見えて来る旨を伝えられた。

 右手には松本平あたりだろうか。信州の景色が見えている。秋田-伊丹の航路も半分を過ぎているが、まだ雪景色。日本の半分は雪国という事を思い知らされる今日のフライト。

 日本海からの雪雲もまだまだ付いて回る。
 11:06、降下を開始し、15分後にベルト着用サインが点灯する旨の案内が入る。飛行機の窓外には

 雪山。中央アルプスあたりの景色だろうか。

 雲が切れて来る。木曽谷と伊那谷の間くらいを下ってきて尾張と言うか三河と言うか、そんな辺りに差し掛かっている。山間は次第に平野へと変わってゆく。

 空港が見えて、高いビルも見える。名古屋か、と思い至るまで何故か時間が掛かる。まだまだ高度を下げていないからか、大名古屋が箱庭だ。
 右へ旋回して11:20、ベルト着用サイン点灯。飛行機は伊勢湾を越えて西に進路を向ける。

 再びの雪雲。今度は鈴鹿山地が見えている。今日の日本列島、雪が降っていない所の方が希少なんじゃないかと思えるような天気が続いている。
 高度を落とすと少々強めに揺れ出す。子供が「死ぬ」なんて声を出すのがちらっと聞こえる。もちろん、揺れましての飛行の安全には問題ございません、とフォロが入る。
 伊賀の山を抜けると奈良盆地へと出る。 

 平城京跡が見えて、分かりやすい前方後円墳が見えてと言う調子で今までとだいぶ景色が変わる。そして淡いながらも暖かそうな日差しが降っている中、揺れつつ降下。

 生駒山地を越えると伊丹への最終コース。まだまだ揺れが続く中、大阪の街並みを見下ろし、飛行機は降下してゆく。11:31、Geardown。

 淀川を越えると伊丹への最終コース。高度を落として11:34、Landing、Landing、RWy32R。11:36、Spot in SP20。
 改めて遅延に関してお詫びがあって降機となる。後ろからだし、どうせ急いでも荷物はすぐには出てこないのでゆっくりと降りる。お待たせいたしました、と送られる。
 乗継の案内が出ている。

 熊本と福岡。どちらも九州方面への乗り継ぎ。九州から秋田に帰省する人もいるのか。膳所から秋田へが可愛らしく思えて来た。
 ちなみに熊本ゆきは同じ20番搭乗口からの出発。JA216Jがそのまま熊本へと向かう様子。
 秋田で預けた荷物を受け取るべく、先へと進む。途中、

 羽田からの113便がほぼ定刻にやって来た様子を見る。到着便、この時間は秋田と羽田だけらしく、荷物の引渡もこの2便だけが表示されている。秋田の荷物を待つ間、遠くから見慣れた人が近付いてくる。113便で羽田から到着した妻が現れる。昨日朝、新宿のホテルで別行動にしてから26時間ぶりに合流、となる。

 遅れたといっても20分程度の遅れで済んだ。よって予定通りの伊丹合流。この時間、青森からの便は1時間以上遅れており、東北北部はどこも悪天候に苦しんでいる様子。
 帰宅するべく空港からバスに乗る。

 到着便が少ない時間だからか、バスは半分ぐらいの埋まり具合。高速道路も流れていて順調に京都市内へと進む。むしろ京都南ICから市内への下道が混んでいて、少々迂回運行。京都駅八条口に着いてみると50分少々が経っている。まぁ定刻と言うのか。
 13時過ぎの京都駅。こちらは混んでいる。新幹線改札近くの551には大行列。改札口周辺も大混雑。みどりの窓口には東海道新幹線の上りは最終まで普通車、グリーン車とも満席という表示が出ている。
 在来線の改札も混んでいたが、構内へ進むとまぁまぁ、いつも通り、新快速に乗って15分。石山まで進んでから

 京阪電車。帰宅すると14時前になる。5日間空けた家は冷え切っているが、幸いまだ14時。夜遅く帰った時の冷え込みぶりに比べればまだマシだった。
 朝から移動で14時になっている。座っていただけだが、案外と空腹になった。そして自宅の冷蔵庫、長期間の不在に備えて食材はほぼ使い切っている。それならばと外で食べる事にする。ついでに買い物もしたい。
 近所のラーメンチェーンを覗いてみたが、行列が出来ている状態。並んでまで食べたいとは思わないので、もうちょっと先に。結局、膳所駅近くまで行って、


 ハンバーグなんぞを頂く。お節料理に飽きた人みたいだ。今年は元旦に妻の実家で少々頂いただけだけど。
 帰宅して荷解きやら何やら。明日の支度も忘れずに。そして夕食には今朝、秋田駅で買い求めたあれを頂く。

【今日の駅弁】鶏めし ¥920 株式会社花善



 20時間しか滞在してない秋田だけど、その延長戦を膳所の自宅で妻と共に。

【サイトアップ アクセスカウンタ】

 サイトアップはお休み
 アクセスカウンタは機能せず
 万歩計は11,971