2022-04-09

 早朝、ちょっと早めに起きだす。時刻は5時過ぎ。週末土曜日。2週間前に飛べなかった出雲往復と但馬往復。それを今日に振り替えている。いつにもまして出来の悪い行程で、朝早く、夜遅い割に4回搭乗しかないというもの。溢れチケットを一日に寄せたので、そう言う事になる。まずは6時20分前に家を出る。膳所の駅まで歩く。

 駅に向かう途中の桜。枝垂れ桜が咲いてきたが、ソメイヨシノは散り始め。今週末はギリギリ何とかお花見が出来る感じ。
 膳所に着く。階段を上がると

 鎌倉殿の13人が全面に出ている。昨日の夕方は無かったよなぁ。昨晩一気にやったのかしら。
 大河ドラマは見ていないから分からんけど、膳所駅からは木曽義仲墓所となる義仲寺もほど近い。ゆかりの地、というのも嘘ではない。
 駅構内へ。

 やって来た草津線からの普通列車117系S4編成で京都に出る。京都からは

 リムジンバスに乗車。京王線恥辱の遅れを持ち越したくないので1時間弱、ひたすら取り組む。空港に8時前の到着。

 この時間に出て来たのは但馬行きの午前便に乗るため。何か、但馬だけ満席という不思議な案内が出ている。
 搭乗手続き。搭乗券を出して貰うとラウンジに進む。ひとまず

 朝食代わりにパン、おにぎりとみそ汁と言う組み合わせ。この時間、ビールは控えておく。もう少し京王線恥辱を進めると時刻は8時半が近付いてくる。そろそろ、席を立つ。

JL2321 JA03JC ATR42-600 ITM→TJH

 8:30のJL106が少々早めに出発するのを横目に歩いて搭乗口へ。JL103はまだ姿を見せていない。但馬の出発はお馴染みバス連絡。飛行機は

 遠く見えているATR42-600。レジ番までは遠くで見えない。ひとまず機体に連れて行って貰うべく、階下へ向かう。既に搭乗は始まっている。

 優先搭乗があるみたいだけど、向かうのはバス。2台でるらしいけど、1台目に間に合う。バスで向かった先、待っているのは

 JA03JC。つづら折りのステップを登ると機内へ。満席と案内が出ていたけど、今の所は半分ぐらいの搭乗率。
 バスがもう1台きて少々乗る。まだ空席が半分ぐらいある。8:44、搭乗予定者をお待ちしておりますと案内。3台目のバスが来て数人乗ってきて、まだ窓側に空席多数。8:53、乗り継ぎのお客様をお待ちしておりますと改めて案内がある。
 バスが1台やってきて乗って来たのは17~8人。どうやら羽田からの乗継客らしい。元々接続20分という最小時間だった103便、10分遅れて接続10分。しかもバス連絡。地上は大変だったに違いない。
 9:03 Door close。

 つづら折りステップが離れてゆく。出発遅延のお詫びがある。プロペラが一つ、もう一つ廻りだす。9:07、Taixng。

 遅れて来たJL103を横目に誘導路を南に向かう。9:12、滑走路端に到着。少々待機の後、滑走路へ。一呼吸置き力を入れずにフルスロットル。一気にパワー全開。9:16、Takeoff RWy32L。滑走路半ばで浮かび上がると一気に伊丹カーブ。街が霞んでゆく。左手にターン。更に右手にターン。今度は

 神戸の街を遠く眺めつつ、六甲山を越えてゆく。9:21、ベルト着用サインが消灯する。5分後にはベルト着用サインが点灯するとの事。但馬着陸は9:45になるそうだ。

 六甲山の裏、谷間が見えている。夕方便のよりも少し北側を飛んでいるようで、普段とは違う景色が見えている。
 サービスが始まり、キャンディーが配られる。

 JACのロゴ入り黄金糖を頂く。
 JACのロゴ入り黄金糖を頂く。
 飛行機は緩やかな丘陵地帯を北上してゆく。9:28、ベルト着用サイン点灯。15分で着陸するとの事。但馬の天候は晴れ、気温は14℃との事。山地が見えてきて少し揺れる。

 谷口集落が見えて来る。このまま真っすぐ但馬空港と思ったら、右に旋回。

 但馬空港が遠ざかってゆく。先日の出雲がちらっと頭に浮かぶが今日は快晴の14℃。飛行機はそのまま高度を保ちつつ滑走路を横目にランウェイチェンジ。眼下の山陰線を特急列車が走るのが見える。時間から言って京都を7:32に出て来たきのさき1号。
 飛行機は豊岡市内上空を進む。

 豊岡駅の様子が見える。ふと、だいぶ昔のRM誌でみた連載、青空の下レイルは光るを思い出す。もうちょっと長玉を用意しておけばよかった。
 飛行機は更に旋回。向きが180度変わって丘陵地帯へ、一気に滑走路が近づく。9:40、Landing、RWy19。一気に減速、速度が緩んで滑走路端をUターン。滑走路を戻ると

 スポットへ。9:43、Spot in SP2。
 スロープが近づいてきて降機準備完了。外に出る。

 1月には寄せられた雪が堆く積まれていたが、4月の但馬はさすがに春。暖かな日差しの下、雪寄せ場は何かの植栽がされている。制限エリアの外に出るとまずは展望デッキに出てみる。

 青空の下機体が光る様子を見て1階へと引き返す。折り返しの2322便は定刻10時のところ、10分遅れの10:10出発と案内されている。保安検査に行列が出来ている。その後ろに並ぶ。

JL2322 JA03JC ATR-42-600 TJH→ITM

 保安検査を受けて待合室に10時過ぎ。そろそろ搭乗開始なのだが、機器トラブルとかで始まらない。しばらくお待ちください、の後、10:10近くになって搭乗開始となる。

 その向こう、見送りの横断幕が出ているのが分かる。前回、前々回は暗くなった後だったから気付かなかった。昼だけの対応なのか、この4月から始めたのか。
 10:20、Taixing。空港の係員総出で見送りされて飛行機は滑走路端へ。くるっと一周廻ると、何の気負いもなく一気に加速する。10:22、Take off RWy19。今年、ATR42に何度か乗って、その度にこの力強さには感心する。

 先程、くるっと旋回した空港近くの谷間を眼下に見下ろし飛行機は南東へと上昇してゆく。穏やかに高度を稼ぐと10:28、ベルト着用サイン消灯。5分後には再点灯するとの事。伊丹着陸は10:55を予定している旨、案内がある。定刻より20分遅れとなる。
 行きと同じくキャンディーのサービスがある。JACオリジナルの黄金糖を頂くのだが、

「ご搭乗ありがとうございます」なんて文言が印刷されていたのね。
 飛行機は飛んでしまえば速い。福知山の街を見て飛行機は既に丹波の山の中。10:35、ベルト着用サイン点灯。15分で着陸するとの事。伊丹の天候は晴れ、気温は17℃と告げられる。

 窓外には亀岡らしい盆地が見えている。右手だったら伊丹空港が見えるのかも知れない。着陸準備に15分、と言ったところか。飛行機は淀川を越えて南側へ。生駒山地に沿って南西へと向かう。機首を反転、北西に向くと伊丹への最終コース。

 大阪の中心市街地を見て高度を下げる。淀川を越えて北側へ入ると地上が近づく。10:48、Landing、RWy32L。減速して誘導路へ。10:51、Spot in SP43。
 タラップが付けられ降機準備が整うと順次外へ。

 バス2台に分乗、ターミナルまで連れていかれる。
 少々遅れたがこの後の行程は出来が悪すぎて全く影響がない。先週飛べなかった出雲に行くフライトは約4時間後。10:25だったかに出雲ゆきが出たばかりで次は14:45なのである。今回は但馬と出雲の組み合わせという単純なものだが、その接続がどうしてもうまくゆかず、間延びしている。

 但馬以外はおおむね順調な到着案内を見てから、いったん空港を離れる。時間があり過ぎるが、まずはモノレールの駅へ。電車に揺られる。途中家族連れで電車混雑。万博記念公園で何かやっているようで大挙して降りてゆく。自分も同じ駅だが、家族連れが見向きもしない

 別のモノレールに乗り換える。支線の彩都線。割と大阪モノレールは乗っているけど、支線の方は縁がない。調べてみると15年前に乗りつぶしで乗って以来であった。
https://podaka.hatenablog.com/entry/20070502/p5
 今日は大混雑の本線から乗り換えたばかりなのでがら空きに見える電車に揺られる。古い住宅地とニュータウンフリッカーには変わりないが、終点の彩都西のあたり、確実に開発は進んでいた。大阪空港からでも500円かかるような辺鄙な所だが、都心に通うための住宅地と言うより職住接近を理想とする街なのだろう。
 彩都西で一本落とす。駅前にフレンドマートがある。15年前に見た覚えが無いのだが、

>駅前にはスーパーや銀行もあるけど、まぁ、これからの土地。

 と15年前には書いていたから、あったのだろう。15年前の自分には単なるスーパーだったフレンドマート。もはや生命線の一つだからなぁ。



 頻繁に出入りする電車を多少見る。15年前は昼間20分毎と記載があったが、今のダイヤでは10分毎の時間が無くなり、昼前後の3時間程が20分毎になる。10分間隔から20分間隔への移り変わりダイヤでわざわざ回送電車なんてものが設定されていた。
 来た道を万博記念公園まで戻る。晴れているし途中下車して太陽の塔を間近で見る、なんてことも考えたが、万博記念公園は先程来の大混雑。気が萎えたので空港の方へ進む。

 複雑なモノレールの分岐器が切り替わり

 本線の電車がやって来る。万博記念公園に向かう家族連れを降ろした後の空いた電車に座り空港方面へ。ただ、このまま伊丹に戻っても時間はだいぶ空く。時間調整を兼ね柴原阪大前で下車。歩いて蛍池まで行き

 適当に昼食を済ませてから歩いて空港へ。着いてみると

 13時は過ぎていた。まだ1時間半ほど待ち時間があるが、もう保安検査を受けてしまう。ラウンジに戻って充電をしつつ京王線恥辱を進めておこう。

 朝は手を出さなかったビールも頂く。時間もあるし際限なく飲めば飲めるが、2杯にとどめる。後は大人しくパソコンに向かいあった。

JL2355 JA247J ERJ190 ITM→IZO

 出発30分ぐらい前から準備を始め席を離れる。搭乗口に向かう途中、

 少々遠く日の廻りが悪いがこれからの搭乗機、JA247Jを見て先へ。伊丹空港の先端、改装されていないエリアへ向かう。先発となる鹿児島行きの搭乗案内があり、少ない乗客が機内へ向かう。出雲ゆきの案内はこの後。出発を待つ客は少ない。

 この後、事前改札は14:30からとの事。5分程間がある。もう少し遅く席を立っても良かった。
 鹿児島行きのゲートが閉まった後で出雲ゆきも案内。事前改札の後、優先搭乗で機内に乗り込む。14時の出雲ゆきはいつも乗る出雲ゆきより一回り大きなERJ190が充当されている。クラスJの設定もあるので、今日午前中の手続きでアップグレードしておいた。順光となる機内右手の窓側席を選んだが、機内空いている。クラスJは半分以上空席。全部均して4割行かない程度の搭乗率に見える。

 朝よりも透き通った青空の下、出発準備が進む。14:38、Doorclose。14:40、Push buck。定刻よりも少々早めの動き出しとなる。混雑するころ合いではないので、時間を守れ、と言う感じでもない様子。定刻よりも早い14:44、Taixingまで進む。誘導路を南へ。滑走路端で一時停止、先行する鹿児島行きの離陸を送った後に順番が回って来る。14:49、Take off RWy32L。

 先程までいた伊丹のターミナルを見下ろして左にカーブ。180度廻って南に機首を向ける。上空に来ても午前中より澄んだ空気。

 阪神間の臨海部を右手に見て大阪湾へ。今度は右へ旋回し、神戸へと向かう。

 さすがに少し霞んできたが、それでも午前中よりは視界が効いている。高度は逆に上がっている筈だ。神戸の大外を廻った感じになって

 右手に六甲山が見えて来る。14:57、ベルト着用サイン消灯。10分でサイン点灯との事。
 ERJ190には電源があるので、ありがたく使わせてもらう。パソコンの充電を兼ねて少々記事を進めておく。傍から見ると仕事をしている風にはなる。あくまで「風」

 機内サービスが廻って来る。すっかりお馴染みになったJ-AIRオリジナルのキャンディーを頂く。その後、機内販売も廻る。エコバックなのだが、残念ながら昨年買ったもの再販。気の毒だが買ってあげられない。

 穏やかな筈の中国山地にも所々残雪が見える。そんな様子を時折ちらほら見つつ西に。今度は

 日本海が見えて来る。そろそろ終盤と思い、パソコンはしまい込む。15:13、ベルト着用サイン点灯。10分で着陸するとの事。外は青空。揺れもなく穏やかな降下。引き返しとかゴーアラウンドとか、絶対に無さそうな出雲空港への進入。

 島根半島の漁村も暖かそうな日差しを浴びている。
 15:20、Geardown。飛行機は宍道湖へと差し掛かる。

 日差しの関係か、季節柄なのか、緑色に見える宍道湖。その北岸には一畑電車のか細いレールも見える。高度を落として湖面が近づく様子を見つつ

 宍道湖に立つさざ波まで分かる穏やかな今日のアプローチ。三度目の正直となる出雲空港へ、15:24、Landing、RWy25。速度を落とし、スポットへ。15:26、Spot in SP2。無事到着、早着。

 何か翼の点検が入っている。飛んでいる間は何もトラブルは無かったと思うけど。機内は特に問題なく、降機の準備。

 今度は尾翼の点検に移っているようだ。
 今日は折り返し便ではなく1本落とす事にしている。制限エリアの外に出ると

 5分後に羽田からの到着便があるのね、と気付く。が1本落として戻りは夜便。ちょっと動きたく、そちらを優先する。バスで市内に出る。前にのんびりしていたら、リムジンバスに置いて行かれそうになった事があるのでキリキリ動いて

 松江行きのバスに乗る。羽田行きとまとめて1本、ではなく、大阪便と東京便でそれぞれ別にリムジンバスが設定されているようだ。松江ゆきの乗客は3名。少なくて申し訳ないけど、定刻に出て貰える。
 この先、バスからの接続はギリギリ。何かあって遅れると予定が狂うので多少気を揉む。遅れても自分の責任では無いから、がっかりするだけでそれ以上の事はないのだが、松江市内に入って大勢が分かるまでは気が休まらなかった。

 若干の余裕をもって宍道湖を渡り、これで気が休まる。湖岸から見える宍道湖は濃紺。先程上空から見た水の色とだいぶ様相が違う。

 そんな訳で松江しんじ湖温泉駅に2分早着。3分乗換だった筈が5分になった。おかげさまでだいぶ余裕が出来る。乗ってきたバスの写真を撮り、

 駅に赴き切符を買って、売店をちらと覗いて

 先頭車両に回り込んで写真を撮る余裕まであった。極めて残念な事に目の前にいるのは元京王5000系ではないけど。
 時間に限りがあり、目の前の列車に乗らないと先がつながらない。ひとまず乗っとく。
 2両つないだ電車。座席の半分も埋まらない程度の乗り具合で松江市内を出て宍道湖沿いに西に向かう。少し開いた窓から湖畔を渡る風が入る。心地よい時間が流れる。

 これで電車がお向かいの奴ならもっと良かったのだけどねぇ。片開き二つドア、4個分散クーラ、

 非貫通化された5009-5109編成は元5715F。いつの間にか一般色にされていたのね。

 元5717Fの5010-5110編成は雲州平田に留置中。ここでお客さんが増える。更に西に進むと

 川跡で大社線運用に就く2103-2113編成に出会う。元5121-5766。大社線が正解だったかとは思う。が出雲市にバスで出てもつながりが少々悪かった。タクシーで平田に出ちゃうのか正解だったかとは思う。
 大社線からの乗換客で車内はだいぶ賑やかになる。半分地元の高校生、観光客も少々混ざった感じで出雲市の高架ホームへ。松江から小一時間経っている。
 そろそろ空港に戻る。空港行きのバス、17:35、17:50と2本続く。伊丹ゆきの接続バスは後続の17:50。それまでに土産物としてバラパンを探しておきたい。
https://barapan.co.jp/
 前に空港で買って帰り好評だったので今回も。ただ前回、空港で買った時は12時過ぎだったにも関わらず、だいぶ品ぞろえが悪かった。今日は既に夕方。今からだと空港では売り切れているかも知れない。
 空港のJALUXで売っているぐらいだから、駅の土産物屋でも売っているだろうと探したのだが、無い。じゃぁとおもって駅構内のコンビニで見ても売っていない。店員に訊くと、「スーパーならありますけど、、、、ゆめタウンですとか、イオンですとか、お客さん、クルマですか?」と。うーん、駅構内でお土産探している人がクルマで来ている訳ないでしょ、と内心思う。まぁクルマ社会を垣間見たと言う事。
 バラパンは諦めて空港に向かう。 

 結局17:35のバスで空港に向かう。空港までゆっくり走って30分強。

 だいぶ日の傾いた出雲空港に18時過ぎの到着となる。

 この後、福岡、羽田、伊丹と出発便が3本残る出雲空港。35分のバスは福岡と羽田の接続便だったようだ。ひとまずダメ元で空港のJALUXを覗く。そうすると普通にバラパンが売っている。最初から空港で探すのが正解だったのか。前回買わなかったもの種類をお買い上げ。ついで展望デッキに出ると

 FDAがちょうど滑走路へと向かう所であった。小牧ゆき、JA10FJ。
 折り返し搭乗機となる伊丹からの到着便にはまだだいぶ間があるので、展望デッキからは引っ込んで、合間で出雲蕎麦を食べておく。駅前にもある店らしいけど

 割子蕎麦を。さすがに専門店であり、しっかりした麺だった。蕎麦湯も付いてくる。
 速攻で出て来た蕎麦を速攻で飲み干したので、時間はまだだいぶある。展望デッキに戻ると

 羽田からの到着便が既に来ている。JA611J。最後までスカイラックス仕様で残されていた国際線機材だが、国内線仕様に改装されたんだっけ。
 伊丹からの便はまだだいぶ間があるのでもう保安検査を受けてしまう。さすがに3便の出発を控えて人の途切れない保安検査。制限エリアの中に入ると

 既に伊丹から到着便が姿を現していた。定刻より15分近くも早い。

JL2358 JA222J ERJ170 IZO→ITM


 この時間、出発案内には先発福岡と表示されている。福岡行きを送り出した後、改めて伊丹ゆきの案内、と言う順番。ひとまず大人しく待つ。さすがに3便の出発が重なるので搭乗待合室も賑やか。仕事で出雲に来て、それぞれ別の行先に、なんて集団もいて、なかなか複雑な動きである。
 福岡行きの案内があり、次いで羽田行きの搭乗。待合室が落ち着いてようやく伊丹ゆきの搭乗となる。19:10を過ぎて案内。そろそろ外は暗くなっている。機内へ。気のせいか、どこかで見た事のあるような客室乗務員に迎えられ席に落ち着く。席は4割ぐらい埋まっただろうか。自分の隣は来なかったが、2人並ぶ席もちらほら。19:18、Doorclose。2人掛けが空いているところもあり、2人並んだ通路側の席の人に移動を勧めたりしている。伊丹までの飛行時間、35分と案内。早くからお集まり頂いたにも関わらず、先の出発便があり、機内へのご案内が遅れまして、申し訳ございませんとお詫びされた。
 隣にいる19:20出発の羽田行きが動いて行った後、こちらも動き出す。19:23、Pushbuck。19:28、Taixing。
 既に暗くなった出雲空港。滑走路に入る手前で一旦停止。離陸する羽田行きのJA611Jをやり過ごしてから滑走路を東に。滑走路端まで来ると

 くるっと廻って機首を西に向ける。19:32、Take off RWy25。夜の帳がおりた出雲平野を上昇しつつ廻り込むと改めて機首を東に。更に上昇してゆく。街明かりがちらちら見える。19:38、ベルト着用サイン消灯。20分後には再びサイン点灯するとの事。

 エンジンが照らされ、時々翼のライトが点滅する。闇にぼんやり浮かぶ街を見て飛行機は東に、東に。
 機内サービスが始まる。

 来る時も頂いたオリジナルのキャンディーを二つ受け取る。飛行機は順調に東に向かう。追い風に乗ったのか、丹波までが実に早い。街明かりが前方に見える。そろそろ大阪の平野が近付いている。
 19:58、機長さんから案内。伊丹空港混雑の影響で上空待機を指示されたとの事。15分程待機し、20:15頃に待機解除、伊丹には定刻20:30の到着を見込むそうだ。伊丹の天候は晴れ、気温は17℃との事。操縦席から案内の後、客室乗務員から「定時出発にご協力いただいたにも関わらず申し訳ございません」とお詫び。まぁ20時台の伊丹はこんなものだから、仕方ない。

 もう一回、キャンディーが配られる。
 飛行機は能勢のあたりらしい。街明かりが広がったり無くなったりを繰り返し、ぐるんぐるんと1周、もう1周。20:08、ベルト着用サイン点灯。伊丹へ進入開始となる旨、告げられる。機内減光。

 ようやく淀川を越えて大阪の平野を南に。大阪中心地を右に見て南へと進む。

 旋回して機首を北に向けると伊丹空港へ最終コースに乗る。更に機内を減光いたします、と案内があってほぼ消灯。窓外の夜景がきれいに見える。左手のお客様には大阪城、梅田の夜景が、右手のお客様には赤く目を光らせる太陽の塔がご覧いただけますと。右手の夜景に太陽の塔が出て来るとは思わなかった。絞り出したなぁと感心する。

 遠くに観覧車らしいものが見えて、万博記念公園の位置は知れる。太陽の塔は、分からないか。
 20:23、Landing、RWy32L。減速してゆくと誘導路へ。25番搭乗口に到着するそうだ。聞き覚えがあるが、先週と一緒か。バスで案内だ。

 20:26、Spot in SP25。5分早着との事。上空待機となりましたが皆様に早くお集まりいただき、定時より早く到着する事ができました、とお礼の案内。まぁ追い風の方が貢献したとは思うけど。
 タラップが付いてドアが開き、降機となる。案内はバスで。


 飛行機を降りてバスへ。1台のバスで乗客を運ぶようで、少々間が空く。全てのお客さんが降りて、最後は客室乗務員も1人、見送りで出て来た。と思ったら、もう一人、先任乗務員がタラップを駆け降りてきて、二人でバスに手を振りお見送り。立派だとは思うけど、タラップを駆け降りるなんて足元大丈夫?と心配が勝つ。
 バスが離れても手を振り続ける客室乗務員に手を振り返してターミナルへ。制限エリアの外に出ると

 ぐるんぐるんと上空待機させられた割にはその気配を感じない到着案内が迎えてくれた。
 さて、帰宅は京都までバスを志す。次のバスは20:45。乗り場に並ぶと間もなく

 八条口経由出町柳までのバスが来る。この時間、15分毎になるバスに有難く乗り込む。乗ってしまえばバスは早い。が、流石に疲れを覚える。出雲からすぐ引き返していればもう自宅で酒を飲んでいる頃。どっちが良かっただろうか、と本気で思う。
 道は空いていた。京都駅八条口まで45分程で着く。

 ここが終点、と言う勢いで降りるお客さんと共に下車。駅へと急ぐと38分という普通列車に間に合う。膳所まで戻ると京阪電車の本数が少なくなった時間。歩いて自宅まで。だいぶ疲れを覚える。伊丹最終便での帰宅は少々辛い。

【サイトアップ アクセスカウンタ】

 サイトアップはお休み
 アクセスカウンタは機能せず
 万歩計は15,909