2022-06-16

 目覚ましが鳴る。何時もの時間。起きだして身支度。今日は弁当の準備が無い代わりに普段と違う身支度をする。
 支度の間にプッシュ通知。JR西から遅延の案内。京都以西の信号トラブル、継続中だそうだ。
 思ったよりも少し遅い目のタイミングで家を出る。雨は降っていないが、音羽山には雲が掛かる。姿を見せない。
 膳所の駅まで歩いて上りホーム端。

 2065列車がやって来る。EF210-109号機牽引。

 米原からの始発電車、705Mは221系B14編成。

 69列車はEF210-314号機牽引。
 京都以西はダイヤが乱れているそうだが、京都始発の上り列車は定刻にやって来る。曇り空の下、東に向かい、バスに乗り継ぐ。会社に7時。仕事に取り掛かる。
 先日、夏の賞与の査定をやったばかりだが、今度は冬の賞与に向けた、目標設定なんてものがある。課員と面接やら何やら。午後は半休を貰うつもりだったのだが、会議が一つ入る。幸い午後一番だったので予定を変えずに対応できる。会議が終わると14時半。3時間休暇なるものを貰い、お暇する。
 会社まで来るバスが無い時間なので、バスが来る所まで歩く。基本、やる事は先日、医者に行った時と一緒なのだが、時間が違うので、向かうバス停が変わる。
 バスで普段とは違う最寄駅へ。駅前に着くと1本前の普通列車が出てゆく所だった。1本前に間に合えば、後々余裕なのだが、仕方ない。10分少々で後続の新快速に乗れる。
 その筈が、思った時間の新快速が無い。出発案内には30分後の普通列車が表示されている。ダイヤ乱れの影響かと一瞬思ったが、
ダイヤ改正野洲始発になりました」
 だそうだ。新快速間引きの時間帯にすっぽり、嵌まってしまった。
 すっかり意気消沈する。今日はこの後、家に寄って荷物を取り、伊丹空港に向かう。フライトは19時。今の時刻は15時半だから余裕そうだが、案外と時間が無い。
 タクシー飛ばして野洲始発の新快速に乗ろうかと一瞬思ったが、絶対に無理。どうしたものか。

 貨物列車が通過する。4076列車。EF510-11号機牽引。本来ならこのすぐ前を新快速が走っていた。この列車に乗れれば、16時過ぎには石山だが、そんなことをしたら、ダイヤ乱れで飛行機には間に合わなくなる。
  意気消沈していても仕方ないので、膳所から空港への最終接続を調べておく。そして膳所までの乗り継ぎを調べておく。京阪を使っても10分で駅と家の往復か、と思い、次に石山からタクシー利用を思い立つ。最後に膳所からタクシーで往復すればいいじゃん、と気が付く。タクシーの使いどころを変えて、道が開けた。
 30分近く待って普通列車膳所に向かう。駅前にタクシーがいないと大変だとは思ったが、幸い空車が待っていた。近くの目印を告げて、行って戻る旨を伝える。これで近所で事件があったら、タクシーの運転士から「こんな不審者を乗せましたよ」なんて言われそうな所。
 家に着く。荷物を取って戻る旨を伝え、カバンの代わりに、ここまでの運賃として千円札一枚置いて行く。それならば乗り逃げとも思われまい。
 スーツケースを持ち、カバンにも荷物を入れて、タクシーに戻る。ここまで膳所の駅を降りて10分。あと5分で駅に戻れたら、完全に取り戻せるのだが、まぁ無理だった。タクシーが膳所駅にのロータリーに着くのと同時に下り普通列車がホームに入る。でも、30分遅れを15分遅れまで戻した。敢闘賞。
 次の列車まで15分待ち。先程の30分待ちと言い、急いでいるのに、待ち時間がやたらと多い。

 ようやくやって来た普通列車に乗る。幸い定刻。15分弱で京都まで着くと17:06になっている。本当は17:10に京都駅八条口を出るリムジンバスに乗る予定だったのだが、ちょっと難しい。その後は17:30。19時出発のフライトにはギリギリになって来る。
 一旦改札を出て、再度入場。東海道線で新大阪に向かう。


 この時間、東海道山陽緩行線は高槻以東で運転見合わせ。本来なら運用に就いている筈の321系も暇をもてあそんでいる。
 後から来た新快速に乗車。途中、先程乗った普通列車を追い越し、新大阪まで。今日は

 新大阪からリムジンバスに乗る。バス乗り場に着くとちょうど伊丹空港からのバスが到着したところ。若干道路状況が気になるが、若干の余裕は出来ている。乗ってしまえ。
 道は少々混んでいた、が35分で伊丹空港は北ターミナルまで着いたから及第点。そんな訳で18:20空港到着。会社を出てから4時間弱。遠かった。

 この時間、出発便はわずかになっている。ターミナルも空いていた。スーツケースを預けて、保安検査を受けると出発30分前。ようやくラウンジビールになる。

 ビールは有難いし、空腹だから軽食も嬉しいが、これが夕食になるようだとちょっと悲しい。
 10分程滞在。但馬からのJAC、ATR42-600の到着が見える。18:35着の筈だから、これから乗る19時の便に乗り継げるのか。ふと思う。
 出発20分まえを目安に席を立つ。搭乗口は18番との事。羽田線専用だと思っていたが、そうでもないのか。

 目の前には割と小さな搭乗機。JA346J、B737-800が待っている。

JL2019 JA346J B737-800 ITM→CTS


 そんな訳で今日から北海道に行く。平日夜に出るのでまるで出張だが、今回はプライべート。明日から3日間、休みになるのである。毎年、この時期に3連休があって、コロナ前は割と海外に行っていた所。まだ海外に行くのは憚られ、今回は梅雨のない北海道に行く。
 18:45、搭乗開始との事。事前改札が始まった頃にロビー内に案内放送。「クラスJに1席だけですが、空席があります」どうせ3人掛けの真ん中だろ。今日は普通席だが窓側を抑えている。「クラスJは片道2,000円でございます」「ただいま、窓側の席、、、」ここまで聞いてアップグレードに決める。なぜか、この放送が流れた時、空席待ちカウンタの近くにいた。
 そんな訳で、キャンセル待ちを入れた訳でないのに、棚ぼた式にクラスJを取れた。機内へ。先程貰ったばかりの座席に落ち着く。
 クラスJは残り1席、と言っているぐらいだし、普通席も出発案内では△となっていたぐらいだから混んでいる。3列席のクラスJがしっかり埋まって19:00、Doorclose。新千歳までの飛行時間、1時間20分と告げられる。案外と早く、追い風なのかなと思う。
 19:03、Pushbuck。

トーイングカーが離れてゆき、地上係員も離れて後は動くだけ、という所で少々間がある。管制から指示があったかな、と想像。19:09、Taixing。

 飛行機はRWy32Rへの着陸機をやり過ごしたのち、

 RWy32L手前でも着陸機をやり過ごす。この時間の伊丹は着陸側が圧倒的優勢。合間を縫って滑走路へ。19:23、Takeoff RWy32L。今から飛ぶと1時間20分でもほぼ定刻の着陸だ。

 西空が赤く染まるのを背に東に機首を振る。すると

 霞む大阪が見える。さらに上昇してゆくと雲が支配する世界が広がる。眼下の近畿地方は梅雨の季節。滋賀南部、信楽のあたりを通って東に向かっているようだが、

 雲ばかりが見える中を飛ぶ。関ヶ原を越えた後、19:47、ベルト着用サイン消灯。揺れた訳では無いけど、意外と引っ張った。
 クラスJだが、隣がいる中ではパソコン作業は憚られ、京王線恥辱はやめておく。機内、照明が戻ったので窓外も見づらくなる。飛行機はアルプスを越えて日本海側へと向かいつつある。

 機内サービス。そんな飲んだ訳では無いが、コンソメスープにしておく。揺れている訳ではないが、蓋を付けてくれる。
 19:55、機長さんから飛行状況の案内。現在、飛行高度11,300m上空を対地速度865㎞/hにて飛行中。間もなく佐渡ヶ島上空に差し掛かるとの事。新千歳空港には20:45の着陸を見込んでいるそうだ。新千歳の天候は曇り、気温は15℃との事。降下中、気流の変化により軽い揺れを予想しているそうだ。
 飛行機は日本海岸を北上する。20:19、降下を開始しあと15分でベルト着用サインを点灯する旨の案内がある。飛行機の位置情報によると男鹿半島から八郎潟を渡っているのだが、街明かり一つ見えないまま北に進む。東北も梅雨の季節に入っている。
 20:32、ベルト着用サイン点灯。飛行機は下北半島から太平洋へと進んでいる。現在地を見ると苫小牧より東にだいぶ振れている。どうやら北側からのアプローチらしい。街明かりが時折見えるようになった。由仁の辺りで左に旋回。右手にまとまった街明かりを見つつ、さらに左へ旋回する。新千歳への最終コースだ。右手に千歳の街を見つつ降下。すると、エンジン音が変調する。明らかにゴーアラウンド。時刻は20:46。

 新千歳空港のターミナルが眼下に見えている。何か変?と言う感じの雰囲気に機内が満ちるが騒ぐ人はいない。20:50になって新千歳空港天候不良により着陸をやり直す旨の案内が流れる。
 飛行機は先程廻ったのとまったく同じルートで北に向かう。再び千歳への着陸コース。

 確かに千歳の街、雲の合間にちらほらという感じである。この時間に千歳に着陸できない場合は、何処に向かうだろう。伊丹は閉じる時間だし、羽田かぁ、なんて事を考えると今度は明らかに高度を下げている。20:58、Landing、RWy19L。霧の影響で遅れた旨、お詫びが伝えらえた。21:04、Spot in SP11。

 降機する。11番搭乗口の近くには出発を待つお客さんの姿がちらほらある。どうやらJA346J、この後、羽田行きのJL530に充当される様子。到着機遅延で530便のお客さんはやきもきしているに違いない。
 荷物を受け取り、制限エリアの外へ。

 この時点で21:16。JRの窓口で今日明日使う乗車券の引換をする。今回はダイナミックパーケージで組んでおり、そのオプションで札幌近郊のフリーきっぷを付けている。
 思ったよりも順調に行って、21:20という快速列車にギリギリ間に合う。しかも721系のクロスシートに座れた。
 軽く京王線恥辱をまとめつつ千歳線を札幌まで行くと22時到着。ずいぶんと遅くなった。

 折り返し千歳行き普通列車という電車を降りて、地下鉄に乗り換える。

 だいぶ遅くなったが、抑えたホテルには22時半近い到着。普段ならもう間もなく寝る時間のだが、軽く腹は減っているし、多少は飲みたい。
 ホテルから少々、まだまだ賑やかなすすき野に出て

 ひとまずサッポロクラシック。喉が渇いて一気に飲み干しそうになるが、瓶ビールなのでちびちびと。


 なまこ、ホヤの塩辛を頂く。今年の初ホヤかぁと思いつつ口に運ぶ。これだけでは寂しいのでメニューの中から、一人でないと選ばないようなものを。

 鰊の巻き寿司、だそうだ。良いんだけどちょっと多すぎた。2個ぐらいでちょうど良いんだけどなぁ。
 こういう時の匙加減は難しい。もう少し少なくて良かったと思いつつ部屋に戻る。
 明日は早くは無いけど、遅くもない。荷解きは最小限。軽くシャワーだけ済ませて速めに寝ておく。

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