2022-05-20

 金曜日の朝、目覚ましの音は普段よりも1時間遅れ。寝坊ではなく意図的。今日は休暇を取っている。
 身支度をして朝食を済ませると7時前。この後、ちょっと出掛けるけど、理由はおいおい。まずは家の片付けを進める。その間に7時が過ぎる。少々押して7時20分過ぎに一人出掛ける。
 旧東海道を西に歩く。普段より2時間遅い分、人の姿が目立つ。膳所界隈から大津中心部に入ると登校する子供の姿が目立つ。マンションが多い分だけ、街が全体に若い。
 浜大津まで35分で歩き切った。思ったよりも早く、8時前に着く。今日は写真を撮りに来た、のではなくレンタカーのピックアップ。ちょっと大きめのクルマを借りるのだが、思ったよりもごついクルマが来る。これで狭い膳所の街を走るのかと若干思いやられる。
 車を拾ってひとまず自宅に戻る。今度は妻を乗せて最初の目的地へ。ナビにある程度従い、目的地に向かう。大津ICから名神高速を西に。豊中阪神高速を北に。左手に管制塔が見えるようになる。思ったよりも手前の出口で一般道に出よ、とナビに言われたのだが逆らったら最後渋滞にはまった。ナビが手前で降りろ、といった理由が逆らってみて初めて分かる。老いてはナビに従え、か。
 とはいえ予定していた程度の時間に第一の目的地到着。

 そんな訳で伊丹空港の駐車場にクルマを止める。確かに3列シート車を希望しましたけど、オフロードでも走るようなクルマは望んでませんよ。。。

 10時過ぎ、伊丹空港。但し到着ロビー。間もなく合流したのは妻のご両親と妹さん。伊丹に来たのは妻の御実家一行を拾うため。金曜日からの週末。こちらに遊びに来て貰ったのである。膳所に引っ越した後の2019年10月、一度お招きしたのだけど、
podaka.hatenablog.com
 予定していた日は関西地方に台風が接近して中止になってしまった。
 その後、季節が良くなったら仕切り直しと思っていたら、コロナ禍でご足労頂くなんてとてもとても、と言う状況になってしまった。それが多少落ち着き、動くのもありかと思ったのがこの時期。この後だと暑くなるし。
 2019年秋から状況が変わっているのは義理の父がだいぶ弱っている事。足を悪くし、妻によると痴呆も進んでいるのだそうだ。足の悪さを考慮して、地元から羽田までは直行のバス。空港では係のサポートを受けて、伊丹までクルマで迎えに行けば、と言うのは子供たちの作戦である。
 ひとまずクルマを駐車場から送迎エリアに廻す。伊丹空港の駐車場何て使う事が無かったから気にしたことが無かったけど、5分停車無料の降車エリア、15分まで無料の送迎エリア、立体駐車場は30分まで無料と、きめ細かく設定されていた。送迎エリアなら階段無しで移動できる。そちらで待ってもらってクルマを回すと、今回は駐車料金無料となる。
 3列シート車の本領発揮。5人乗っても思ったよりは走る。さすがに元から重たいクルマだ。来た道を戻る。阪神高速の都心行きは空いていて名神高速共々、順調に走る。義父は転勤族で関西勤務もあったそうだ。流れる地名は馴染みのあるもの。一家で自分の知らない話に花が咲く。
 来た道、大津ICまで戻るとお昼前。昼食は大津駅のOKAKIに行くことにした。この時間の大津駅前、案外と混んでいる。県庁がやっていると大津にも人が集まるのか。休日昼間の閑散とした大津駅界隈しか知らないので刮目する。
 大津駅前で降りて貰って適当な駐車場を探し、なかなか見つからずに結局県庁の近くに停める。駅前に戻ってから改めて合流。奥の4人席2つを宛がってくれて、間にはビニールの仕切りがある。つまり普段食事をしている者同士で分かれる事になる。これが新しい会食かぁと感心する。ランチタイムの混雑帯に配慮して貰って申し訳ない。
 2018年11月以来の岡喜。


 ランチメニューから近江牛焼肉丼を頂く。さすがに肉は旨い。ご飯がちょっとイマイチ。次来た時はパンとの組み合わせにしようと内心思う。
 クルマを取りに戻って駅前に戻り、御実家一行を乗せて、いったんホテルに向かう。今回は琵琶湖ホテルに泊まって貰う。自宅との行き来を考えるとびわ湖プリンスの方が都合がいいのだけど、プリンスの方は一杯だったらしい。ならばと協議して琵琶湖ホテルを推薦した次第。ひとまず荷物だけ預かってもらう。再びクルマ。午後は自宅に来てもらう。そのためにここ暫く、意識して片付け、掃除をしてきた。年末の大掃除より大がかりとなり、ゴミもだいぶ捨てた。引越し以来開けていなかった段ボールもいくつか片した。
 湖岸の見える道を走ると義父が感極まる。この方、親御さんの親御さんだから、自分から見ると義理の祖父になるのか、が仕事で赴任していた滋賀県で産まれている。5歳まで滋賀にいたそうで、その時の話は以前も聞いていた。それが故にちょっと無理しても来て貰った。
 感極まった後で真顔でこんなことを言い出す。「対岸には行けますか」「橋を渡ればすぐですよ、寄り道しますか」「ちょっと、塩津まで行ってもらう事はできますか」
 塩津はその赴任先である。明日は塩津を予定しているが、きょとんとしてしまった。
「お父さん、塩津は明日行きますからね」「ここから塩津は遠いのよ」と4人がかりで説得。妻が気にしている痴呆とはこのことか、とは思う。
 何とか体裁を整えた自宅に来て貰って休憩。落ち着いた後、歴史好きの義父に膳所城址を見て貰う事にした。足が悪く、杖を二本ついているのだが、今日のために歩く練習をしてきたそうだ。城址公園までクルマを出す事も考えたのだが、歩きで良いそうで、お供。遠目に城跡が見えると足取りが明らかに変わる。 
 城跡、言っても何がある訳じゃないのだが、興味深そうに案内を見たり、

 琵琶湖の見える所まで行ったり。帰りは膳所神社にある元膳所城の城門を見て貰う。小一時間の散歩道。自宅に戻ると15時過ぎ。
 夕食まで自宅で食べて貰う予定。その前に予約したケーキを取りに行く。借りた車はあるけど少し歩くことにした。そのついでに


 京阪電車を2本見てから、

 4071列車も見る。EF510-12号機牽引。さらに

 もう1本京阪電車。寄り道が過ぎてしまった。
 膳所駅と言いつつ、駅から先の洋菓子店で受け取るのはバースデーケーキ。今日は義父の誕生日なのである。
 ケーキの包みを持って帰ると16時半過ぎ。女性陣が台所に立ち料理を始めている。何か妻の実家を訪れた時のようになっていた。
 少々早い夕食と共に、ケーキを出す。蝋燭に火をつける所までやったから、ちゃんとした誕生日パーティーのようになる。二人ぐらいだと互いの誕生日にケーキを買ったとしてもホールケーキを買おうとまではならない。こんな誕生日パーティーもたまには良いものだと思う。自分たちの誕生日で同じことは無理だししないけど。
 暗くなる頃、パーティーはお開き。クルマを出して琵琶湖ホテルに御実家一行を送り届ける。明日は9時に迎えに行く約束。改めて自宅に戻ると20時過ぎ。
 明日の運転もあるから深酒は出来ないが、残った夕食で軽く飲み。酒は早めに切り上げて明日に備える。

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