2022-02-23

 目覚ましの音で起きだした。普段よりも1時間以上遅い目、だけど今日は祝日。
 今日は少々出掛ける。本来なら7時の伊丹始発便目掛けて始発で出掛ける筈だったのだが、昨今の欠航便発生で予定が変わっている。そんな訳で少々ゆっくり、朝食を頂いてから遠回りして伊丹に向かう。
 まずは京阪電車

 浜大津まで出て、さらに

 京津線に乗り換える。おおよそ伊丹まで行くとは思えないルートだが、逢坂と東山を越えて京阪三条まで。また乗換。伊丹空港に行くなら阪急電車だろうが、向かったのは

 京阪電車三条駅へ。もちろん、待避線にいる準急なんて電車に乗ってしまっては何時伊丹に着くか分からないので、

 乗るのは特急。そして今回は

 プレミアムカーにしてみた。途中、枚方市までだけど。
 三条で乗り込むのは数人、がら空きと思いつつ指定した一人がけ席に座る。電源を生かして京王線恥辱を進める。この辺は新快速のAシートと同じ。
 がら空きのままかと思ったが、途中駅で数人ずつ、コンスタントに乗って来るから、そこそこの乗車率になる。なかなか増えないAシートと違って、沿線に着実に根付いている事が垣間見えた30分。
 このまま淀屋橋まで行きたいが、今日は枚方市で乗り換え。

 普通列車に乗り換えると電車は新しくても世界が違う。400円で行き来できる階級社会を垣間見たような気分になる。
 今日は門真市で乗り換え。大阪モノレールへ。ここから伊丹までは直行だが、40分掛かる。

 待っていたのは新鋭車両だった。今までと違って丸っこい車両に揺られて伊丹を目指す。途中、

 沿線の中国自動車道は工事の真っ最中であった。
 伊丹空港に10時前到着。膳所から直行すれば1時間は早く着いただろうが、まだ余裕がある。

 今日はこれから出雲にだけ飛ぶ。

JL2347 JA216J ERJ170 ITM→IZO

 保安検査を受けて、ラウンジに進む。本来は7時のJL2341に乗る予定だったのだけど、朝の1往復は欠航が決まって、昼の便に振り替えられた次第。その後の接続も崩れたので、出雲往復の後の搭乗便は振り替えて貰っている。既に19日に行ってきた宮崎経由福岡往復の4レグ分。

 16番搭乗口に既に搭乗機が姿を見せている。JA216J。ERJ170である。出発までは少々間がある。朝食は食べてきたが、意外と時間が経って小腹が減っている感じ。

 軽くお腹に入れて京王線恥辱を進めつつ過ごす。出発20分前を目掛けて席を立つ。
 改装されて小ぎれいになったエリアから昭和エリアの16番へ。

 パタパタが現役で生きている。表示は搭乗便。ここからパタパタ動き出すのを見ようとすると搭乗便に乗り遅れる事になる。搭乗開始となったのでパタパタの動作は見ずに機内へ。今日は最後尾の席に座る。窓側の席がほぼ埋まり、2人並びになる席もちらほら。7割ぐらいの席が埋まる。朝一番の便が運休になっている訳で、このぐらい乗らないといよいよJALが可哀想である。
 10:44、Doorclose。出雲までの飛行時間、40分と告げられる。 

 長い搭乗橋が離れてゆく。ターミナルの先端、16番からはこのまま直進で出発できる。少々間があって10:51、Taixing。誘導路を進んで南へ。滑走路端で間を置かず、10:57、Take off RWy32R。

 滑走路の中程で浮かび上がると一気に上昇。さっと翼を左に傾けて伊丹カーブへ突っ込んでゆく。山陽新幹線の高架を見下ろし、今度は右に翼を傾ける。

 左手の機窓に大阪湾。逆光の中で光るのを見てカーブしてゆくと今度は神戸の上空へと差し掛かってゆく。

 神戸空港が見えてその左はポートアイランド。神戸の中心市街地は雲に隠れている。11:02、ベルト着用サイン消灯。10分程で再点灯する見込みとの事。

 キャンディーのサービスが廻る。J-AIRオリジナルの飴を二つ頂く、その間に客室乗務員、
「お帰りもご一緒ですね」
 と軽くジャブ。今日は単純往復なので搭乗券は出していないが、乗り継ぎ情報は知られているらしい。

 窓外には播磨のエリアが広がっている。前回、右手の機窓を見て、雪があるないの境目で厳しい天候を意識させられた。左手の機窓は穏やかそのもの。2月も下旬になって光だけみていると早春といいたくなる雰囲気である。
 キャンディーの配布が終わると機内販売が始まる。J-AIRオリジナルの箸という不思議なアイテムと、昨年も売っていたエコバック。飛行時間は短いが今日の乗務員は色々とご熱心。その後にはフライトマップの配布も始まる。
 飛行機は西に向かいつつ少しずつ北へとずれてゆく。

 機窓の地上が雲に隠されて11:18、ベルト着用サイン点灯。20分で着陸する旨の案内がある。少々早着だろうか。
 スマホで現在地を確認する。普段と違って宍道湖の南側を飛んでいる事が分かる。どうやら西側からアプローチするようだ。

 雲の中をずっと飛んでいて、窓外は見えないまま。揺れる。雪雲の影響で揺れている旨の案内がある。
 そろそろ着陸と思ったのだが、位置を確認するといつの間にか東側に来ている。

 ちらっと宍道湖の湖面が見える。今度は西側に進んでいる。ランウェイチェンジしたのかなと思いつつ。再び宍道湖が消える。窓の外、殴り雪が叩きつける中を良く分からないまま降下だけはしているようだ。11:38、Geardown。薄っすら宍道湖が見えて来たような気がして

 滑走路が現れる。11:41、Landing、とメモを取るつもりがエンジンの勢いが変わった。上昇、Go aroundだ。
 11:42、客室乗務員から案内。最終の着陸態勢に入っておりましたが、現在再び上昇し、着陸をやり直す見込みでございます。今しばらくお待ち下さい、と。次いで機長さんから状況の説明がある。天候が急変したため、着陸を取りやめました。天候回復を確認した後、着陸できるか検討いたします、と。
 飛行機は出雲空港周辺をぐるぐる何度も廻っている。

 薄っすら宍道湖畔が見えている。この調子だと伊丹戻りもあるかもなぁと思いながら、状況を見守るしかない。機内も静かなものである。
 11:53、着陸を開始する宣言。8分後に着陸する見込みである旨が伝えられる。飛行機は東に向かう。

 松江市内が薄っすら見える。先程よりは街がしっかり見えていて天候が回復しているようには見える。飛行機は何度目からの宍道湖へ。

 今度は視界もしっかりしている。確実に高度を下げると11:59、Gear down。客室乗務員から車輪を降ろして最終の着陸態勢に入りました、と伝えられる。

 滑走路が見える。12:02、Landing、RWy25。静かに減速してゆくと窓外は吹雪。スポットへと進む。

 12:05、Spot in SP02。到着遅延のお詫びがあって二段階降機。最後の席なので乗り継ぎが気になるが、いざとなったら係員にお願いして出発エリアに直接通して貰う、か。
 また後程お願いいたします、と客室乗務員に送られる。降りたところで「伊丹に乗り継ぎのお客様」と地上係員。こちらから申し出るまでもなく、捕まった。

JL2348 JA216J ERJ170 IZO→ITM

 そんな訳で出雲では制限エリア内に留まったまま折り返しの客となる。

 折り返し便。20分遅延となっている。あと20分で出発だが、だいぶ余裕が出来た。ひとまず今日はお土産替わりに

 バラパンを買う。出雲の後にバラパンをあちこち持ち歩くのはどうかと思って今まで見合わせていたが、今日は単純往復。伊丹から自宅に戻るだけなので、いくつか買ってみる。ついで

 出雲そばも。空港売店の適当蕎麦なので大したことは無いが、ひとまず出雲に来た感じにはなる。
 待合室、そこそこ混んでいる。50人ぐらいはいるだろうか。手元の控えを見るとチェックイン順を示す番号は055であった。自分あほぼ最後のチェックインだっただろうから、今日の乗客、55名と言う事になる。
 12:30近くになって事前改札が始まる。今日は子連れが数組いて、そちらが先に機内へ。次いで優先搭乗となる。

 雪がまた強くなる中、機内へ戻る。同じ客室乗務員に迎えられて機内へ。手元の控えを見ると来る時と同じ席を指定していた。客室乗務員にお帰りなさいませと弄られる状況だが、多数のお子様を迎え、そちらに掛かり切り。大きなお子様を相手する余裕は無さそう。

 窓の外に湿った雪がまとわりついている。除氷をして出発だろうか。
 結構混雑してきたが隣席は埋まらないまま12:35、Doorclose。雪の影響で到着便遅れがあり遅れているお詫びがある。伊丹到着時刻は上空で案内するとの事。伊丹までの飛行時間は35分と告げられる。

 この時間、雪は弱まっている。とは言え先程も天候は急変したらしいから、出雲を離れるまでは油断ならない。
 12:42、Pushbcuk。12:46、Taixing。窓に雪をつけたまま滑走路をターンパッドへと向かう。

 12:50、滑走路端に到着したところで案内。翼上を点検するとの事。翼の上、かな。翼の状態で翼状かな。改めて機長さんから状況の案内。強い雪の中での離陸に際して除氷液を散布したが、その有効性を確認した後、離陸するとの事。また離陸後5分は若干強い揺れを予想しているそうだ。遅延に関してお詫びがあって案内は終了。その間に

 前方、カーテンが閉じられる。操縦席のドアを開ける所を乗客の眼から隠すらしい。少々間があって副操縦士が客席に入って来る。

 右と左、両方の翼を目視で確認した後、再びカーテンの向こうへ。
 12:55、まもなく離陸する旨、案内がある。エンジン音が高まって、でも動かない。ブレーキを踏んでいるようだ。しっかりエンジンを吹かした後、ブレーキを離す。一気に加速。12:56、Takeoff RWy25。

 雪にまみれた1時間半。何とか何とか折り返しが成立して再び雪の吹き付ける空へと飛び立つ。右に旋回して東に機首を向けると揺れつつ上昇。

 雲の上に出る。更に雲が上空に見えているけど揺れは落ち着いた。13:02、ベルト着用サインが消灯する。15分でベルト着用サインが再び点灯するとの事。
 機内サービスが始まる。

 キャンディーが配られ、行きと同様機内販売も。途中、13:11、伊丹着陸は13:30頃を予定している旨の案内がある。もう20分か。飛んでしまえば飛行機は速い。

 雲が切れる。地上には雪が無く、太平洋側に戻って来た事を知る。13:14、ベルト着用サイン点灯。少し揺れつつ大阪と京都の府境を進んでゆくと淀川を越える。大阪の平野なのだが

 案外と天気が良くない。視界が冴えないまま高度を下げて右へ旋回。どうやら伊丹空港への最終コースに乗っかった。

 大阪の中心市街地を見て降下。13:25、間もなく着陸する旨の案内があった後、Geardown。淀川を渡ると13:29、Lading、RWy32R。
 重ね重ねお詫び申し上げますと伝えられたのち、伊丹の天候、曇りで気温は5℃と告げられる。

 13:32、Spot in SP20。隠岐へ乗り継ぎのお客様は係員まで、という案内がある。出雲→伊丹→隠岐とはずいぶん遠回りだが、直行便は午前中に1本あるだけだから、実需があるのかも知れない。
 定刻12:55のところ37分遅れ。今日はここまでなので特に問題はない。早々に制限エリアの外に出る。 

 新千歳を中心に遅れているフライトがちらほら。
 今日はこのまま帰宅なんだけど時間が中途半端過ぎる。帰りも少々遠回りしようと思い、選んだのは

 伊丹市営バス伊丹駅行き。伊丹空港と言いつつ、伊丹市とはあんまり縁のない使い方をしているけど、たまには本家の伊丹にゆくのも悪くない。
 バスで滑走路の下を潜り抜けて、兵庫県側。本来の伊丹市内へ。今日は阪急伊丹まで。駅構内に入るとすぐに電車が出るところ。

 偉いタイミングよいが、ここで初めて神戸線人身事故で運転見合わせと知る。14:30頃運転再開見込みとの事で、どうだろうと思いつつ、結局乗り込む。
 電車は塚口に向かうその途中、神戸線の運転再開、報が流れる。塚口には間もなく出発、という普通列車が在線。写真を撮る間もなく出発となるので乗ってしまう。運転再開1本目という電車に乗れたのでロスタイムゼロで十三まで。

 とは言え、宝塚線を直行してくれば十三は14時頃だった、だろうか。
 少々空腹を感じる。出雲で蕎麦を食べたのだが、

 今度は十三で元阪急そば、の若菜そば。十三といえばポテトそばの本家だけど、生憎メニューに無かったので、適当なそばを食べる。麺は更に適当になるので、2時間少々前に食べた適当出雲蕎麦が実に上品なものに思えて来る。
 蕎麦を食べるとホームを移動。今度は

 京都線に乗り換え。高槻あたりで乗り換えるのが順当だろうけど、何となくだらんだらんと乗り続け、烏丸まで。歩いて京都まで行くと16時過ぎになっている。単純出雲往復なんだけど、もう夕方になりつつある。膳所まで戻ると夕方と言うべき時間。

 京阪電車を見つつ自宅に戻る。ちょっと無駄が多くて、充実しない一日だった。が、2月という目線で見ると何とか予定通りこなした事にはなる。

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