JL130 JA622J B767-300ER ITM→HND

 既にキャンセル待ちの発表時刻。順番に呼び出しが始まっている。呼出し番号、何番だっけ?と初めてキャンセル待ちの整理券をまじまじと見る。あと数人、先に待っている人がいる様子。
 順番が回って来る。普通席、窓側通路側を選べる。その程度の空があったのか。窓側を選ぶと搭乗券を渡される。既に18:20過ぎ。搭乗口に行列は無い。早々に機内に吸い込まれる。


 待っているのはJA622J。来る時に乗った機材である。自分が客先に行って打ち合わせをしている間に、飛行機は羽田を一往復して伊丹に戻って来た様子。さすがにネームプレートにある乗務員の名前は違っている。
 見た目満席の機内。翼の上の窓側席に落ち着く。

 窓には幾つもの雨粒。まもなくDoorclose、18:27。直前までキャンセル待ちの扱いでゴタゴタしていたように見えたが、案外手早いものだと感心する。羽田までの飛行時間、55分と案内。低気圧の影響で離陸後10分程は揺れが予想されるそうだ
 雨の降る中、18:32、Pushbuck。18:37、Taixing。先程、タクシーで走った道を戻るかのように進んでゆく。外はまだ明るい。18時を大きく過ぎているけど、横浜より多少西に来ているからかも知れない。滑走路へと歩み出ると18:42、Takeoff RWy32L。

 灯りが灯り始めた伊丹の街を見下ろして飛行機は上昇する。先程1時間近く掛けて空港へとたどり着いた道を一瞬で飛び越えて飛行機は左へと旋回する。雲に突っ込んで少々揺れる。視界が無くなる。

 揺れはしたものの18:48、ベルト着用サイン消灯。羽田着陸は19:35頃の見込みと告げられる。窓外は急速に暗くなってゆく。ひとまずPCを出して少々恥辱を進めておく。
 18:54。機長さんから飛行状況の案内が入る。今日も定時出発にご協力頂きましてありがとうございます、という言葉に始まる。羽田着陸は19:35、スポットへの到着は19:40を見込んでいるとのこと。今日は低気圧の影響で揺れが予想されるそうだ。19:10にはベルト着用サインを点灯する見込みとのことで、サービスが行き届かない場合もあるかと存じますが、どうぞご容赦頂きますよう、ご理解お願い申し上げます、とのこと。
 その飲み物のサービスが始まる。19時前には順番が回って来る。

 飲んだ訳でないけど、習い性でスープを頂く。揺れがあるせいか、カップに蓋をして渡して貰える。飲み干すと引き続き先程のの続きに手を掛ける。
 19:06、あと5分でベルト着用サインが点灯する旨、案内がある。「機内販売をご希望のお客様、簡単なラッピングもいたします。どうぞ、ご用命ください」なんて言葉が添えられる。行きの飛行機に引き続き、機内販売のラッピングなんて言葉が出てきた。
 19:12、ベルト着用サインが点灯する。これよりは先は揺れが予想されるとの事。飛行機は高度を落とし、少々揺れる。窓外は真っ暗、雲の上だろうか。窓灯りも船灯りも何も見えないまま飛行機は高度を落としてゆく。19:18、機内減光との事でダウンモードへと遷移してゆく。

 機内が暗くなると外の様子が何となく見えてくるようになる。高度を落とすに従い、どうやら灯りが見えてきた、房総半島の上空らしい。眼下に少々。そして東京湾を挟んでの灯りが見て取れる。次第に手前の明かりも目立つようになる。
 19:18、最終の着陸態勢に入る旨、操縦席からの放送で指示があったのち、客室乗務員から案内。15分で着陸とのこと。羽田の天候は曇り、気温は19℃と告げられる。少々の揺れ。

 窓外に木更津か富津か、大きな工場の灯りが見えると東京湾へ。羽田空港への最終コース。前の方に見えていた川崎の工場地帯が大きくなってくるともうまもなく羽田。19:29、Landing、RWy34L。19:34、Spot in SP10。

 一日羽田-伊丹を往復し続けると思われるJA622J。今日この後さらに一往復、なんて事は無く、今日はこれでお仕事終了の様子。
 先程の営業から連絡したい旨のメールが来ていたので電話を掛ける。別件で色々と受け答えしたのち、今どこ?と聞いたら名古屋を出た所、だそうだ。新大阪で少々間があったとのこと。東阪間の移動では新幹線と飛行機と、時間だけなら拮抗するけど、今日だけは飛行機、旨い事ハマった感じがする。
 制限エリアの外に出て京急の駅に向かう。この時間、横浜方面のエアポート急行まで少々間がある。仕方ないので、蒲田乗り換えにしてみる。

 1H運用1033編成で蒲田まで。ここで少々間がある。生麦まで先に行くという普通車をやり過ごしたのち、やって来るのは

 19A運用1145編成と後ろ4両、何か。品川始発の快特は座れるわけは無いが、割と余裕があって、荷物持ち込んでも迷惑にはならないと思われる程度。
 最後は横浜から

 13運用1337編成に乗る。この3分後にも普通車があって、これはどうやら先程蒲田で見かけた普通車のようだ。普通車で乗り通した方が座れて楽だったかも知れない。
 18時半の飛行機に繰り上げたおかげで時間が早い目。折角のなので、少し寄り道する。黄金町で降りて、ちょっと歩き、伊勢佐木モールの果てにある角打ちへ。

 ラウンジで飲む機会は一生ないであろうサッポロラガー、赤星を頂く。何時もの中瓶は420円。コハダと合わせて580円。一杯を軽く頂いて、店を後にする。帰宅すると21時。