JL919 JA8945 B777-300 HND→OKA

 出発20分前を目安に搭乗口へ向かう。先程振り替えて貰った時には普通席○クラスJ○と空席多数のような案内だったが、搭乗口の周辺、人込みで溢れている。
 修学旅行か何かの学生の集団がいて、優先搭乗の後は機内後方の修学旅行生が搭乗、その後の案内になる旨、放送が流れている。


 先程来準備が進んでいたJA8945が出発に向けて最終の準備中。まもなく優先搭乗が開始となる。

 列がどうなっているのか分からない状態だが、前に動き出した人に着いて行くと搭乗口まで吸い込まれる。宛がわれた席に座る。毛布を貰うついでにシールを頼む。

 山梨のシールを頂く。他の乗務員にも声を掛けてお渡しするように伝えますね、との事。時間の長い沖縄線ならではの対応。
 高校生の集団が、ついで普通のお客さんが乗ってきてクラスJも一通り席が埋まる。15:02、Doorclose、15:05、Pushbuck。沖縄天候不良により着陸できない場合は羽田に引き返す条件付き運航である旨、伝えられる。

 15:10、Taixing。飛行機は南へと機首を向けて誘導路を進む。

 今回は3レグ目にして初めての窓側。ついつい写真を多く撮ってしまう。着陸機を眺めて誘導路を進むと、海の中、D滑走路へと歩んでゆく。

 滑走路端で小休止、先行機を送ったのちに自機も滑走路へ。15:24、Take off RWY05。

 飛び立つとすぐに海なのか空なのか訳が分からない灰色の景色となり、少々強めの揺れが来る。揺れていたらしいのだが、気が付いたら寝ていた。目覚めると外は真っ白。まだ揺れているが、離陸から15分程経っている。
 15:43、ベルト着用サイン消灯。

 青空の馴れの果てみたいな空が広がっている。
 15:47、機長さんから飛行状況の案内。沖縄までの飛行時間、2時間15分を予定している旨の説明があったのち、台風の影響で風が強くなる場合は羽田空港へ引き返す可能性がある説明がなされる。
 ひとまず飲み物のサービスが始まる。本日三度目は変化球を所望。

 ファンタにトマトジュースを2人で。並べてみると見分けが付かない。勿論、口に運ぶと違いは歴然。
 今度は少し恥辱を進めようとパソコンを取り出して頑張る。購入して数年、少し電池の持ちが悪くなってきている。以前なら2時間のフライト、十分に電池が持ったけど、今日は途中でバッテリー切れに近くなり、作業中断。

 先程、シールをくれた乗務員がこのお客さんがシールを集めてらっしゃるので、と奈良の乗務員、大阪の乗務員を捕まえてくれる。今日は関西の人が多いんです、チーフは兵庫ですよと、とか、奈良のシール、可愛くないですか、と小盛り上がり。話のきっかけ、という趣旨にぴったりの会話になった。
 17:01、降下を開始し35分で沖縄に着陸する旨の案内が流れる。15分後にベルト着用サインが消灯するそうだ。

 窓外、階調のある雲の景色に変わる。今日のフライトで初めてフォトジェニックな景色になったかも知れない。初めて写欲が高まり、少々写真を撮る。17:16、ベルト着用サイン点灯。窓外を熱心に眺めていると

 久しぶりに地上が見えてくる。海岸線、波が高いのだろう。白波が見て取れる。
 揺れたり揺れたりを繰り返しながら最終の着陸態勢。高度を下げると本当に揺さぶられるかのような揺れになる、

 最終の着陸コースに入っているのは分かる。着陸の意志が固いのか、揺らいでいるのかは分からないまま高度だけは下がって行く。17:37、Landingするまで気が抜けなかった。RWy36。

 固く閉じた格納庫。普段なら居並ぶ航空機の姿が消えた那覇空港を進む。本日は483名のお客様と16名の可愛い赤ちゃんにご搭乗頂きました、なんて案内を聞きながら17:39、Spot in SP23。

 停止した飛行機がまだ揺れている。台風の風で揺さぶられているのだ。こんな経験は初めてでよく降りたなと感心する。ひとまず今回は制限エリアの外へ。この後は今日の最終便で羽田に戻る予定だったが、1便繰り上げて貰う。19:50出発になった。

 今の所、欠航が決まっているのは久米島行きのみ。敬遠した最終便の羽田行き含め、飛ぶことにはなっている。ひとまず手続きとクラスJのキャンセル待ちを入れて、出発までと2時間弱、飛ぶことを心の隅で祈りながら待つ。
 夕食の時間であるのでみんな大好き空港食堂へ赴く。先週よりは空いている。台風が迫る時期に、そりゃ、お客さんは少ないわな。

 ソーキそばを頂いた後に妻の買いものに軽く付き合い、ラウンジへ。時刻は19時近くなる。一応、当初の予約便、921便も無事には那覇に降りたようだ。羽田に戻れる可能性がぐっと高まる。

 9時間ぶり、二杯目のオリオンビールで喉を潤すと、キャンセル待ちの発表時間を待つ。