喉が渇いて目が覚め、もう一度寝て起きる。カーテンを開けると外は明るくなっている。東に来た分、少し明るくなるのは早い。
窓外に見える秋葉原の電気街。もはや電気街ではなくてアニメ街なんだろうけど。まだ夜の続きみたいな朝。西の空に月が出ている。
街は寝ていても駅は起きだしている。ホテルの真下を電車は行き交う。
京浜東北線のE233系が北上してゆく。車内は、がら空きだ。さすがに大晦日の早朝。
7時近くになって日が出てくる。部屋は西向きなので太陽が見えるわけが無いのだが、
向かいのビルに反射して太陽が姿を現していた。太陽と月が同時に見えている。
7時を廻って身支度の後、朝食を食べに行く。ホテルは6階にフロントがあってその上が客室なのだが、食事は6階でエレベータを乗り換えて2階だそうだ。何のことはない飲食店街の1レストランが朝の間は朝食会場になるのだった。
レストランは空いていた。まぁホテルも客が姿が見えないぐらいなので。
本来はバイキング形式らいしのだけどこの時節なので和食or洋食のプレート形式。
¥1,400の食事、と思うとちょっと高いなぁ。日本国内の旅行で困るのは街中に朝食を頂こうとする時。海外と違って朝食を食べるための店が少ないので、ホテルに頼らないと、コンビニかファストフードになるので。あとは喫茶店か。
部屋に戻る前にエレベーターホールから見える東北本線、東京方面の線路を見てみる。ビルの影になって見栄えしないのだけど、見える線路は立派だ。トレインビューのホテルと名乗らないのは、そういう都合なんだろうけど、勿体ない。
京浜東北線と東北本線の電車が並走して北上する。
東北新幹線の列車もやってくる。E6系+E5系。
東北新幹線、今度はE5系単独で。
さて、少し歩く。何となく皇居まで行ってみようと9時にホテルを出る。正月太りは仕方ないが、少し動いて抑制したい。
大晦日の東京都内。道には車が見えず、街には人がいない。唯一行列ができていたのが蕎麦屋さん。年越し蕎麦が頭に浮かぶ。2年前はかんだやぶそばに2時間以上並んだけど、今年は同じことはしたくない。並ばない蕎麦屋なら良いかも知れないが、それはそれでどうかと思う。
日が差し込まない街を南に下ると大手町のエリアになる。
将門塚に着く。工事中で囲われた所に仮設の社になっている。仮設の社でもしっかり手を合わせる人がちらほら。慕われているのか恐れられているのか分からないが、仮設なのにオフィス街で存在感を放っている。
皇居の真ん前、内堀通りに出る。皇居ランナーが数多く走っている。やっぱり東京、人がいるところには結構な数がいる。まぁ日当たりのいい所の方が良いよね、確かに。
10時前にホテルに戻ると妻に約束しているので、そろそろ引き返す。走る人の多い内堀通りは敬遠して日陰の外堀通りを歩き、靖国通りへ。神田須田町までくると
交通博物館の跡地。ここに博物館があったのはもう15年も前の事か。
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逆に言うと鉄道博物館が出来てから14年になるのだけど、まだ行った事が無い。混んでいるという印象が強くて落ち着いたらと思っていたら、干支は一回りするわ、自分は関東圏から離れてしまうわ、縁遠くなってしまった。
ホテルへと戻る途中、万世橋の上に行列が出来ている。何かと思ったらパチンコ屋の開店待ちだった。まぁパチンコ屋起因のクラスターは起きていないから良いのかもしれないけど。
部屋に戻り、少し写真を撮る。
上越新幹線だろうか、E2系がやってくる。
所用で妻が出かけるので一緒に出る。昼食だけ一緒に食べて、その後は別々に行動する予定。出掛けるのは山手線の西側。その前に秋葉原のヨドバシに寄り道。Kマウント用のリアキャップと先日どこかで無くしてしまった49mm径のレンズキャップ。予備も含めて買っとく。こういう小物、ネットで買うには少額過ぎるし、大津界隈では売っていないという困ったもの。そういうものがぱっと買える東京って良いよなぁと思う。
ヨドバシを後に西へ。ひとまず歩く。
御茶ノ水に出てさらに外堀通りを西に向かう。飯田橋から先は妻が良く知っているエリアで色々と教わりながら歩いて行く。
目的地を踏まえて大江戸線、牛込神楽坂から電車に乗る。
乗務員区でクラスターが発生したとかで年末年始、1月11日まで減便ダイヤだそうだ。
response.jp
10分毎の運転は確保されているから休日に乗る分には良いけど、平日の1月4日以降はどうなるのだろうとは思う。
電車は空いていた。山手線縦断の半分相当を電車で行き、東新宿で下車すると12時近く。お昼ご飯の時間だが、案外と空腹である。2度歩いたおかげだ。
妻のリクエストでチキン屋へ。場所柄、韓国風となる。今年の正月1日。夕方便で羽田から金浦に飛んだけど、それが最後の海外旅行だった。二度と行けなくなるとは思っていないが、いつ行けるようにのるのか、さっぱり訳が分からないまま年末を迎えている。
女子供しかいないような店で郷に入らばを地で行って焼酎を貰う。出て来たのはグラスじゃなくてショットグラス。これをストレートでかっと煽る。1杯1杯もう1杯なんてペースでは無理だけど。
現地に倣ってかおかずが出てくる。食べきったら追加が出てくる無限おかずになるかと思ったらそうではなかった。ここは日本だ。
キムパプとチキン、ハーフ&ハーフで頂く。
所用のある妻とは夕方、ホテルで待ち合わせる事にしてそれまで半日フリー。大久保から新宿まで歩いて、
京王線のホームに立つ。東京もご無沙汰だったので京王線もご無沙汰。
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1月25日、春節の日。父の見舞いに訪れた時以来であった。あの時とは世界が違ってしまって、何とも隔世の感がある。
準特急に乗る。この季節、陽があたる場所は限られる。八幡山かなぁ、いつも通りだけど、と思って行ったら、明大前の南側が更地になっている。高架化工事、進捗しているのだなぁと1年の時間を想う。
反射的に明大前で降りる。ちょっと撮影。
都営10-580F。区急の種別、色合いが変わった?と思う。
7704Fの特急が新宿へと向かう。種別幕、だいぶ汚れてきたなぁ。
都営10-570F。12月の下り列車に明大前で日が当たる。これは奇跡か革命か。まぁ高架に上がれば当たり放題か。
7726F。準特急の橙もだいぶ汚れてきている。
9737F、準特急橋本 の組み合わせはジョークか何かと思っていたが現実だった。
都営10-460F。おでこの二つ目玉は何時まで経っても5000系が来た、と思ってしまう。当然、旧5000系というべき車両の方ですが。
7704Fが戻ってくる。赤幕の特急、京王八王子。正調京王特急だ。
8733F。明大前の地上ホームも何れ過去の物になるのかなぁと思う。このペースでしか京王を見れないとなると、数回後には過去の物になっていたりして。
都営10-540F。青地の快速は安定感がある。
7703F。こちらの準特急も橙色が汚れがち。
7726Fが戻ってくる。これで準特急橋本3本だから40分か。そろそろ切り上げ。
先程だいぶ食べたけど、年越しそばも食べたい。まぁ駅そばですけどね。久しぶり過ぎる高幡そば。
かき揚げそば、440円。並ばなくて済む蕎麦はこのご時世でもどうかと思うけど、駅そばなら、まぁ、許せる。お腹が満ちていてもおいしく頂く。
戻りは渋谷に出る。
昨日と同じ1727Fが来た。今年の京王納めは1727Fかなぁと思っていたら、
1730Fが〆になる。
ホテルに戻るのに、半蔵門線のホームに飛び込む。乗った電車が
東急車、8500系8628F。ステンレス車の大先輩。チョッパサウンドを楽しみ神保町まで。ホームドアが無く、すっきりした写真が撮れたのは幸い。
向かいに来た東武車もつい撮っちゃう。
神保町で書泉に寄る。鉄道書コーナーで
railnews.tw
の最新245号。それにタイトルだけ見て
https://www.tabitetsu.jp/2020/10/4098/
旅と鉄道の増刊号。
www.haisenryakuzu.net
そして本当にぱっと目についた同人誌を一冊。
本はネットでも買えるのだけど、売り場をさっと見てこれっと思って買うのはリアルの書店の醍醐味。東京っていいなと思う。一年近く離れたからか、強く感じる。
ホテルに戻る。まだ外は明るいので少し写真を撮ってみる。
上から見るとE7系なのか、W7系なのか、見分けがつかない。
こちらもE5系なのかH5系なのか、と書くべきか。
だんだん暗くなってきて写真が難しくなる。
おや、185系が来た。
またE5系、もしくはH5系。
またE7系、もしくはW7系。
常磐線直通のE657系が行く。
いい加減、日が沈んで写真は難しくなる。
2020年の最後の日が沈んでゆく。もう今年も6時間少々。妻も戻ってきて一息ついた後、夕食を食べに行く。食事の場面は気になるので個室という店を選んで行ってみた。個室の食べ放題寿司というのだけど、どうだろうか。
今年最後のビールはサッポロラガービール、赤星になる。
まぁまぁの寿司が出てくるのだけど、
キュウリがフリーズドライになっている。やっぱり寿司は北海道の方が良いかもねぇ。
2時間食べ放題といいつつ、2時間は無理。1時間もしないうちに切り上げる。いくら個室でも長居は避けた方がいいだろうし。
部屋に戻って年末の特番を見つつ軽く飲む。
外の街はまだまだ明るい。賑やかそうだが、急速に眠くなる。まだ日付が変わるまでだいぶあるが、寝落ちた。
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