2017-10-28

 10月最後の週末も追い込みで飛ぶ。朝4時過ぎに目覚ましで起き出した。昨日の就寝から4時間しか経っていない。遊びでやっている事だから誰にも文句は言えないが、辛い。
 妻共々身支度。今日は5時半の電車に乗る。雨という予報だったが、この時間は降っていない。

 南太田に出て13運用1307編成。始発は混んでいるのだが、朝から3本目の電車は割と空いていて、座れる。そんなものか。新町まで行くと、

 新町始発のエア急、23D運用1707編成に乗る。羽田には6:10過ぎの到着。今日は国際線ターミナルへ。先日、台風の中、何とか那覇から羽田まで持ってきた国際線航空券の最後、羽田-金浦を片付ける。

 今日の91便は定刻で飛ぶ様子。搭乗手続きをする。事前には2人並んで指定できる座席が無かったのだが、今日手続きをしてみると非常口座席を窓通路で宛がって貰える。手続きが終わると早々に出国。ラウンジへ。

 ラウンジで軽く朝食を頂く。先週羽田の国際線ラウンジを使ったばかりなので、ガレットを食べたい欲とかそういうものが皆無。簡単に食事を済ませた後、

 居を動かしてしばらくのんびり。
 そうそう、サッポロビールの人が見ていたらお願いです。羽田国際線ラウンジのヱビスのサーバ、先々週から調子が悪いままで泡が多めに出ます。調整してください。改めてお願いします。
 出発まではあと1時間程。目の前を動く国際線機材を見つつ過ごす。シャンパン飲みながら写真撮影。何というかバカの極みだ。

 中国国際航空が牽引車に引かれてゆくのだが、アライアンス違いのJALが引いていた。航空連合が確立する前からの関係ですかねぇ。こういう捻じれは無くなってゆくのかと思いきや、そうでもないようで。

 JALの機材、入換中。朝ついた機材をどこかに運んでゆき、代わりに羽田駐泊の機材をスポットに運んでくるの繰り返し。もう少しスポットに余裕があればこんなことにはならないのだろうけど、羽田国際線の運用って手間がかかるのね、とは思う。
 7:30になってハミングバードデパーチャーが始まり、3機で終わる。そして8時前に移動開始。宛がわれたスポットは146番。今日は遠い目。気持ち早めに席を立つ。

JL91 JA822J B787-8 HNDGMP

 8時前の羽田空港は人が明らかに増えて結構な混雑であった。連休でも何でもないが、出掛ける人は多いようだ。そんな中をてくてく歩いて搭乗口まで。

 今日の91便。2週前と違って定刻の出発。20分前でちょうど行列が出来始めた所。まもなく搭乗が始まったので乗ってしまう。

 待っていたのはJA822J。2番目に受領した機材だ。ボストンへ飛んだ最初の機材だが、ここの所は東南アジア方面が多いみたい。

 エコノミークラス、2-4-2列は決して狭い訳ではないけど、新間隔でない機材で太平洋を越えるのはちょっとねぇ。
 席に落ち着く。外は雨がパラパラと。

 重たい空の下にエバーエアのキティジェットが駐機している。
 ほぼ満席になって8:23、Doorclose。8:27、Pushbuck。金浦までの飛行時間、1時間50分とのこと。上昇中、下降中、揺れが予想されるそうだ。8:32、Taixing。A滑走路を渡り、C滑走路へ向かって延々進む。8:46、Take off RWy34R。

 羽田空港を見下ろし、大井や湾岸の景色が広がりだす。と思ったらすぐに雲だ。

 雲の切れ間から東京湾岸がちら、また、ちら。そして飛行機は雲の中へ。しばらく強めに揺れる。8:54、背もたれ、テーブルの使用が許可されるが、まだ揺れる。

 雲を抜けて日が射してきても、更に雲。それでも揺れは次第に落ち着いて来て、9:06、ベルト着用サインが消灯する。
 先週の分のフライトがまだ書き切れていないので、狭い機内ではあるが、ちょっと進める。幸い、電源があるので、バッテリーの心配はない。
 9:30を過ぎて機内食の時間となる。91便は2週前に乗ったときと同じく朝食メニュー。同じ月の同じ便でビジネスとエコノミーの機内食を比べる、という経験はなかなかない。




 メインはロールサンド。メニューに出ていないけどオムレツもある。それにポテトサラダとババロア。先日のビジネスだと

 こんな感じなので、確かに差はある様子。でも値段程の差はないかもなぁ。

 朝食だが、ワインと一緒に頂く。

 〆はコーヒー、なんだけど

 後になって紅茶も頂いてしまった。
 羽田を飛び立ち1時間少々経っている。金浦までの道のり、半分以上は来ている。

 相変わらず、雲海の上を飛んでいる。一度仕舞ったPCを再び出して京王線恥辱の続き。
 10:12、降下を開始した旨の案内がある。10分後にベルト着用サインが点灯するとのこと。もうそんな時間かと思って外を眺める。

 先程までの雲海ではなく、切れ切れの雲。そしてその合間に大地が見えている。もう朝鮮半島か、と言う認識は間違っているに違いない。降下開始って言っているぐらいのタイミングなんだから。
 荷物を仕舞って着陸前の片付け。10:23、ベルト着用サイン点灯。

 雲がすっかり切れて秋の大地が広がっている。雨ばかりのフライトが続いていたから、こんな景色が少々嬉しい。
 飛行機はソウル郊外、団地の並ぶエリアへと進んでゆく。少しずつ高度を落としてゆくと10:39、Landing、RWy32R。速度が緩んで誘導路へ。ソウルの気温、15℃と告げられる。次いで明日29日というか今夜就航というか、ロンドン増便、41便の案内。
 10:45、Spot in SP39。降機となる。

 今日は定刻、入国審査も税関も空いている。これが普段通りか。入国して制限エリアの外に出ると11時。

 今日も94便で引き返すので持ち時間は最大8時間。美味しいものを食べて多少買い物するだけなら、滞在8時間で十分。行先は妻に任せているが、今日は新村に行くそうだ。
 先週と同じく空港鉄道。前の電車が出たばっかりで少々待ち時間。やっていた電車は立席多数。数年前なら余裕で座れたよなぁと思いつつ乗り込む。弘大一区で2号線に乗り換えて一駅。空港からは30分程。まだ12時前である。

 地上に出ると青空が広がっている。ずっと雨続きの横浜から来ると羨ましいような天気。気温も暑くなく寒くなくちょうどよい。
 新村で食べたい物が二つあるというのだが、決断を先に伸ばすために少々歩く。妻の買い物も兼ねている。しばらく、ぶらぶら。

 誰かが丸ごと与えたらしいパンに鳩が群れて奪い合っている。

 奪い合うばかりで一向に食べられているように見えない。色々と酷い。


 ダイソーの向かいに偽物のメイソウ。韓国にはだいぶ前からダイソーがあったと思うが、メイソウはどういう扱いを受けているのだろう。
 もう少し歩くとKoRail京義線新村駅がある。

 現役駅舎の前に古い駅舎が保存されている。登録文化財に指定されているそうだ。1920年代、つまり日帝時代の建物を残しているのはこの国では珍しい。

 駅舎は観光案内所として活用されていて、中には1970年代の新村を捉えた写真が展示されていた。この駅舎が現役だった頃の時刻表も残されていたりする。
 ただ背景に存在する現新村駅。立派なのだが、エスカレータが停められていたりして活気に乏しい。京義線は電鉄化されたが、新村駅を含む区間はメインルートから外されている。利用者が殆どいないようだった。
 もう少し歩く。


 新村の路地にサッポロビールの看板を出す店を見かける。韓国で輸入ビール人気が高まるのに合わせて攻勢を強めているのか。
 さて、新村に着いて小一時間。そろそろ昼食。結局鍋の店に入る事にする。地下鉄の通る大通りに出て駅へと向かう途中に目的の店はある。

 お昼のピークは外したつもりだったが、店は満席。それでも10分待たない間に席に座れる。

 名物は一番上にある鍋→カルグクス→チャーハンのコースだそうだ。そちらを2人前お願いする。そして

 瓶ビールを1本。街の店の大半、扱っているのは国産瓶ビール。輸入ビールが人気と言ってもシェアの大半は国産の様子。

 まずは鍋が運ばれてくる。前もって準備が出来ているみたいで、非常に手際が良い。芹と茸が具材なので、どことなくみんな大好ききりたんぽ鍋を思い起こす所だが、スープはだいぶ違う。

 次いでやって来たのはお肉。これを鍋に投入すると

 きりたんぽ鍋ではなく、韓国風の鍋になる。目茶苦茶辛い訳ではなく、どちらかと言うと食欲が進む系の辛さ。山のようにあると思われた芹も煮込んでしまうと案外と少なくなり、あっという間にお腹に仕舞われる。平たく言うと物足りないのだが、

 ついで麺が投入される。韓国でいううどんのカルグクス。一煮立ちするのを待って頂く。更に

 空いた鍋にご飯が投入されて、シェイク、シェイク。最後は炒飯になる。これで1人前11,000KRW。
 全部頂くまでおおよそ40分。お昼時は外れたが、まだ新しいお客さんが入って来る。結構な人気店でテレビの取材らしいポスターも出ている。でも案外とまだ余裕がある。これなら迷っていたもう片方のチキンも行ける、そんな気になる。
 ならば、もう一軒。目指す所は先程のKoRail新村駅の近く。新村市街の二周目になる。到着。
 今度は店は空いている。もう14時近く。食事には少々遅い時間だ。
 フライドチキンを1セット。それにドラフトビアがあったので頼む。酒を飲めない妻はコーラ。

 間もなくジョッキの生ビールがやって来る。韓国には2006年以来何度も来ているが、何気にドラフトビアを飲むのは初めて、だと思う。毎回毎回、瓶ビールばかりで。同じようなチキンの店に一度入った時も、ドラフトビアは断られたような。
 チキンが揚がるまでジョッキをちびりちびり。最初の一店、最初の一杯だったら間違いなく飲みほしていたが、散々食べてきた後なので、何とかなる。20分程で揚げたてチキンがやって来る。

 結構な量。食べ出すもさすがに苦しい。半分で良かったと思うけど、そんな頼み方、出来たのだろうか。
 食べ終わると15時。持ち時間は半分以上使ってしまった。新村の街に戻る。地下鉄の駅へと戻る途中、大通りが封鎖されていて、何やらイベント開催中。

 揃いのシャツの人が踊っている。イベントの趣旨は、良く分からない。反対側では誰か知らない有名らしい人のサイン会をやっていた。
 買い物少々、地下鉄の駅に戻る。ちょっと早いが空港へ。2号線から空港鉄道への乗り継ぎ、

 漢江の南へ。有事があるならミサイル攻撃だろうから、漢江の北も南も無いだろうけど、心持ち安心する。半日街を歩いていても有事の影も何も感じないのが実際だが。
 空港に16時過ぎ。まだJL94には早いが今日は搭乗手続きの前に少々スーパーで買い物をする予定。ただ、自分が妙に疲れ切ってしまった。申し訳ないけど、妻に一人でロッテマートへ行って貰い、自分は空港の到着ロビーでしばらく休憩を取る。
 17時に待ち合わせ、搭乗手続きへと向かう。帰りのフライト、インボラアップグレードを貰う。行きがインボラなら帰りはそのまま。行きがそのままなら帰りがインボラ。ソウル線のインボラ確率、50%というのが経験値だが、経験値通りの結果になる。
 出発まで残り2時間。まるっと2時間ではないが、お馴染みの大韓航空ラウンジで過ごす。


 昼間飲んだし、インボラを貰ったから酒は見合わせ。菓子も取って来たけど、結局手を出さず。軽く京王線恥辱を進めて過ごす。18時半を目安にラウンジを出る。出発まであと50分だが、金浦空港、出国審査の前にラウンジがあるので、早めの行動は仕方ない。
 10月二度目の出国審査は特に何もなく完了。

 出発まであと30分というタイミング。先々週は免税店に興味を示した妻も、今回は特に興味がないとのことでそのまま向かう。この時間、空港内は落ち着いた雰囲気。1年前なら虹橋ゆきに登場する大陸の人たちが免税品を受け取ったり、箱を捨てたり、引きずっていったり、わさわさしていたものだが、中韓の冷え込みで韓国もだいぶ雰囲気が落ち着いた。こちらとしてはこのぐらいが丁度良い。

JL94 JA822J B787-8 GMPHND

 搭乗口に到着。

 朝も乗ったJA822Jが迎えに来ている。出発を30分後に控えて、事前搭乗が始まっている所。まもなく優先搭乗の案内もあって、行列に並ぶ。機内へ。今日はBコンパートの座席、窓通路と並びで宛がわれている。
 荷物を仕舞いこむ。座席のポケットにハンガーが刺さっているから預ければ預かって貰えるのだろうが、取りに来る気配はなく、面倒なのでジャケットも荷物と一緒に仕舞う。ハンガーも邪魔だから上へ。 
 Bコンなので、エコノミーのお客さんが通りにけるので若干バタバタ。Aコンの方が圧倒的に落ち着くのだが、インボラだしそこは仕方ない。Bコンパートのビジネスクラスもほぼ席が埋まったようだ。19:13、Doorclose。19:15、Pushbuck。出発の案内がある。降下時、揺れが予想されるとのこと。19:25、Taixing。それと同時に減光する。

 飛行機は誘導路を進んでゆく。着陸機とすれ違い滑走路端へ。19:36、Take off RWy32R。静かに上がって行くとソウルの夜景が広がるようになる。 

 19:39、リクライニングとテーブルの使用が許可されたのち、19:45、ベルト着用サインが消灯する。機内灯りが戻って外の様子は撮れなくなった。

 早々におしぼりが出てくる。一緒に飲み物を聞かれるので日本酒をお願いする。特に銘柄は聞かれない。今日の搭載は一種類だったのか、良く分からないが大丈夫?とは思う。
 手を拭いてPCを取り出し、しばらく京王線恥辱の続き。電源があるのがありがたく、バッテリーを気にせず進められる。
 食事が出てきたので一休みだが、既に20:10になっている。Bコンパートだから多少遅いのだろうが、全体的に所要時間の短いソウル線。しかも追い風を受ける東行きのフライト。大丈夫?という気がしてくる。

 今回は和食になる。

 前菜。鶏やら鱈子やら田楽やら。

 金柑豆腐だそうだ。日常でまず見かけない物を機内食で頂く。

 メインは鰤の照り焼きとご飯。

 そしてデザート。
 食事を頂いていると20:17、機長さんから飛行状況の案内が入る。羽田までの飛行時間は1時間45分との事で、21:25の着陸を見込んでいるそうだ。降下中は揺れが予想されているそうだ。30分程で降下を開始し、サイン点灯させるとのこと。
 食事が終わって、デザートだけを残しちょっと待つ。トレーを下げて貰うとの同時にコーヒーを貰う。 

 時刻は20:35になっている。あと50分で羽田だから慌ただしい。次は妻のトレーを下げて貰う番なのだが、下げるために向かってきた乗務員に他の客が声を掛けて、その対応で戻った後、誰も来なくなる。
 20:36、45分で着陸となり、あと10分でベルト着用サインが点灯する旨、案内。しかし待てど暮らせど乗務員は来ず。時間はジリジリ過ぎてゆく。呼び出しボタンを押したけど、それでも来ない。ようやく来た人にトレーを下げて貰い、コーヒーを貰ったのだが、余程慌てていたのか、砂糖とミルクは聞かれず付いてこず、スプーンも無いし、コーヒーが少し零れている。
 コーヒーを飲んでいると上着を返される。預けていないのに返される訳がなく、これは別席の人の物。その旨指摘。何か今日のフライト、色々と変だ。全体的に余裕がないというか。20:48、ベルト着用サインが点灯する。テーブルを戻し居住まいを正す。機内減光。
 21:03、最終の着陸態勢に入った旨の案内がある。

 窓外に街灯りが見えてきた。飛行機は日本海側から北側を廻りこんで羽田に向かっている。21:13、まもなく着陸と宣言。

 先程の灯りはどうやら千葉の郊外だったらしい。機体を傾け、向きを変えるとどうやら羽田への最終コース。

 D滑走路の灯りが見えると21:21、Landing、RWy34L。窓を雨粒が叩く。減速して左に逸れると国際線ターミナルへ。

 外が全く見えなくなる。結構な雨で風も強いようだ。21:27、Spot in SP114。
 降機して入国審査へ。顔認証の自動審査機が稼働していて、係員が呼び込みをしている。けど、自動化ゲートも空いていたのでそちらで審査。預けた荷物はないので速攻制限エリア外に出る。

 この時点で21:39。早い早い。残念ながら京急の横浜方面は丁度出るところ。10分待ちだがそれでも早い。


 7D運用1573編成と41運用823編成を乗り継ぐと南太田に22時半。幸い雨は止んでいて傘を差さずに何とか帰れる。
 すっかり疲れたが明日も早い。今日は早々に寝ておく。

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