JL707 JA828J B787-8 NRT→BKK


 今日の目的地はバンコク。夕方成田発、お寿司付きフライトで飛び立つ。出発は18:20。その20分前に搭乗口、成田でも一番端の98番が今日の出発点。

 20分前なのだが、まだ行列が何もない。まもなく優先搭乗の案内があって、行列が出来る。

 出来たのだが、そこから少々時間が掛かる。機内の整備に時間を要しているそうだ。しばらく立たされたまま、待たされる。
 18:15になって優先搭乗開始。飛行機を撮りにくい98番スポットで待っているのは、

 JA828J。L2のドアを使って搭乗しているので、こんな写真になる。
 インボラアップグレードだが、当たり前のようにAコンパートの宛がわれた座席に座る。荷物を仕舞いこんで座席に落ち着く。

預けるコートがないからか、早々におしぼりを渡された。

 ついでアメニティ。
 搭乗するみなさんはL2から後ろにゆくので、Aコンパートは極めて落ち着いた空気が漂っている。
 搭乗開始が遅れた分、Doorcloseが18:28にずれ込む。電気系統のトラブルで搭乗開始が遅れましたが、整備士が問題ない事を確認しております、と。問題ないとのことだけど、飛行機はなかなか動かない。18:43、機長さんから遅れのお詫び。すべて正常になっていますが、成田空港出発機混雑の影響で管制の指示により出発が遅れております、とのこと。
 18:50まで待機、だそうでしばらく動かない。その間に日が暮れてゆく。18:49、Pushbuck。ずっと押され続けてストップ。18:57、Taixing。飛行機はA滑走路へと延々Taixing。

 すっかり窓外は暗くなっている。成田渋滞はある程度解消したようで、誘導路を順調に進んでゆく。19:11、Take off RWy16L。
 飛行機は房総半島を抜けて太平洋上へ。少し揺れが続き、なかなかベルト着用サインが消灯しない。揺れが収まりベルト着用サインが消灯したのは19:30。飛行機は太平洋上、三宅島の近くまで来ている。
 早々にメニューを手渡される。

 ウェルカムドリンクは飛ばして飲み物と、食事の注文を尋ねられる。インボラの身で人気メニューを頼むのは忍び難く、「おすすめは?」と聞いてみる。出したい物を薦めて来るだろうから、自分で考えるよりもお勧めに乗っかる方が良い。
 で言われたお勧め。「個人的にはお肉が好きなので、洋食のお肉ですねぇ。和食だとメインがお肉とお魚になるので、そちらもお勧めです」
 個人的には、かぁ。営業政策に従うお勧め、じゃなくて本当にお勧めだなぁ。お勧めに従い妻は洋食のお肉、自分は和食にする。飲み物はシャンパンを勧められたので、そちらに乗っかる。

 ウェルカムドリンクはすっ飛ばして、シャンパンを頂く。呑みつつPCを取り出し、恥辱を進める。

 国際線でWifiを使えるクーポンがあるので、試しにつないでみる。タダならまぁと言う事で、初めて機内から京王線恥辱をアップしてみた。
 20時になって食事が運ばれてくる。PCは仕舞いこんで、ゆっくり食事にする。

 和食は、こんな箱がトレーに載せられてくる。

 箸置きが鶴。この鶴、ロンドン線、当時のJL401で見た時以来だ。JALが復活して、こんな遊び心も帰って来た。
 箱の中身はどんな感じ?と開けてみると

 お酒のおつまみ、という感じで詰まっている。これは日本酒に行かねばならない。

 飲み物をチェンジする。勝山という仙台の蔵の酒を頂く。
 20:20を過ぎて、今度はメインがやって来る。

 ご飯と味噌汁。メインとお漬物。肉魚定食だ。

 メインはこんな感じ。お肉も魚も柔らかく仕上がっている。

 最後はデザート、葛餅。
 ちなみにお勧めの洋食は

 こちらが前菜。そして

 メインがステーキ。

 デザートも和食と異なっていた。
 全部頂くと21時。すっかり満腹になる。15時から6時間、ずっと食べる物が途切れなかった。さすがに酒も止めにして、デザートと一緒にお茶を頂き、一応はフィニッシュ。

 PCに戻るべきだろうが、すっかりやる気が無くなっている。何故かプログラムに入っていたM-1グランプリを見つつ、南へ向かうフライト。

 21時半を過ぎて機内が暗くなる。バンコク到着まで3時間半。少し寝ておけ、と言う事か。ライフラットなので脚は伸ばせるが若干斜め。シートが温まるとちょっと不快感を覚えるのだが、一応は横になり、過ごす。

 ずっと見ていた番組が終わると22時。ちょうど高雄の近くを飛んでいた。到着まであと3時間。まだまだ長いような気がする。

 まだまだ先が長いので、飲み物を頂く。自分のペースで呑みたいのでジントニックにしてみた。開いた小瓶とトニックウォーターも貰えるので、ちびちびと進める。
 呑み終わるとどうもしばらくウトウトしていたらしい。朝早々に目が覚めたので仕方ない所。気が付くと、軽食の時間になっている。食べると寝るの繰り返しだ。

 時刻は23時半過ぎ。おにぎりorアイスクリームの選択肢でおにぎりを選ぶ。さらにそばですかいを付けてみた。
 シートを戻して軽食を頂く。そのころ、入国の書類が配られる。それと一緒に

 プレミアムレーンの利用券も。スワンナプーミの入国。混む時は本当に混むけど、空いているとあっという間。この券が役に立つか立たないかは、運次第。
 0:10、飛行状況の案内。今の所、スワンナプーミの到着、定刻の23時を予定しているとのこと。あと20分でベルト着用サインが点灯するそうだ。そろそろ時計を2時間遅らせる方が良いのかなと思う。
 改めて現在地を確認。

 飛行機はインドシナ半島を横断し、既にタイ領空に差し掛かっている。0:47、ベルト着用サイン点灯。外を見ると、

 バンコク近郊の街灯りが広がっている。少しずつ高度を落とし、針路を変える。まもなく見覚えのある高速道路。スワンナプーミだ。0:58、Landing、RWy19R。現地時間23:00と告げられ、気温が31℃と添えられる。この時間で31℃。灼熱の世界だ。
 23:07、Spot in SP E7。ドアが開いて降機する。むわっとした熱気に体を包まれたのち、強い冷房に襲われる。大きな空港を入国審査へ。
 プレミアムレーンを使って速攻入国。荷物が出るまで少々時間があるぐらい。荷物を受け取ると入国。まだ23:40。エアポートエクスプレスがまだ走っている時間帯。

 SIMの入手もスムーズに行ったので、まだ日付が変わっていない。電車もあるけど、今日はタクシーにする。異国のタクシーは色々と不安だが、メーターを使って走り出したのでまずは安心する。高速を飛ばしに飛ばして30分程。0:30過ぎに今回のホテルに到着、チェックイン。

 夫婦でバンコクに来た際には必ず泊まる体裁になっているサパーンタクシーンのサービスアパートメントに投宿。荷物を解くと1時前だった。この時間、外の空気はまだ暑く重たい。寝る前に一度買い出し。24時を過ぎているからアルコールは販売停止になっている。水とコーラだけ買い求めて自室に戻ると1時。日本時間なら3時だ。汗だけ流してさっさと就寝。