JL94 JA822J B787-8 GMP→HND


 搭乗口に着くと外にはB787の姿が見える。そしてちょうど搭乗が始まる所。さっと一枚だけ写真を撮る(失敗だったけど)と、機内に向かう。待っていた機材はJ822J。
 JALB787、だいぶ数を増やしてきて、ソウル線なんて所にも投入されている。今日は妻と席が別々。自分が3番で妻は8番だったのだが、3番はAコンパート。8番はBコンパートだった。今までのB767の感覚でいたので調子が狂う。

 もはや前世代になってしまったシェルフラットシートだが、2時間ちょっとのフライトなら必要十分だろう。そちらに落ち着く。L2のドアで搭乗をしているのでAコンパートの機内、非常に穏やかな時間が流れている。
 JALB787、C44Y144というビジネスクラスの割合が多い機材。ソウル線でビジネスクラスをどう埋めるのか良く分からないが、今日のビジネスクラスは満席だそうだ。Aコンパートも一通り座席が埋まる。
 19:12、Doorclose。19:15、Pushbuck。安定の定刻出発だ。羽田までの所要時間、1時間35分と案内される。ビジネスクラスで飛ぶには短すぎる時間であり、勿体ないとは思うが、今回はソウル発券の格安ビジネスだから、まぁいいか。
 19:22、Taixing。

 飛行機は誘導路を順調に進んでゆく。今年の一月になかなか飛び立てなかった94便も今日は何事もなく滑走路端へ。そして躊躇う事なく加速してゆく。19:33、Takeoff RWy32R。

 ソウルの街を見下ろして飛行機は順調に高度を上げてゆく。都心から東に向かうにつれて少しずつ街灯りが疎らになって行き、灯りの海が暗闇になる頃、ベルト着用サインが消灯する。時刻は19:44。
 二基のエンジンが上空遥かを目指して雄叫びを上げている筈だが、機内にいる限りは静かに上がって行く。でも、静けさではMD-90の前方席の方が上だったかなぁと思わなくはない。無論、B767に比べれば静かなのは間違いなく、2時間弱で目的地に着くのは非常に惜しい。

 早速おしぼりが供される。合わせて食事に合わせる飲み物のリクエスト。JALの日韓戦はビジネスクラスと言えども酒類に制約がある。ただ、日本酒に関しては他の路線と同じものを積んでいる。食事も和食だったので日本酒を選択する。
 20:10になって食事が出てくる。今回は安定の和食。ソウル積み込みだろうから、あんまり冒険はしないのだろうなぁ。



 よくある和食。安定の和食。ソウル線ビジネスクラスの和食である。日本人にとっては間違いのない食事だが、外国人には和食一択ってどうなんだろうか、と思わなくはない。
 ラウンジでそんなに食べていないからお腹には余裕があり、行きと違って余裕を持って完食。その続きで、

 日本酒をもう一本頂く。金浦を飛び立って1時間程が経過している。20:38にはあと35分で羽田に着陸する旨の案内が入る。15分でベルト着用サインが点灯するとのこと。まだ日本酒の一合瓶、半分残っているが、そろそろ慌てなくてはいけない。
 1合を飲み干して瓶とグラスを下げて貰う。さすがに三杯目は薦められない。20:56、ベルト着用サインが点灯する。あと15分で着陸と案内される。羽田の天候は晴れで気温は12℃とのこと。

 窓の外を眺める。房総半島の灯りが見て取れる。どうやら木更津の上空らしい。工業地帯が過ぎて東京湾へと進む。すぐ眼下にアクアラインの光の列。黒々とした東京湾上空。高度を下げてゆくと船灯りを散らした海を行く。Geardownの感触。そして空港が近付いてくる。
 窓外にD滑走路が流れ、羽田到着を知る。21:12、Landing、RWy32L。飛行機は減速して左の誘導路に逸れてゆく。21:17、Spot in SP112。

 飛行機を降りる。この角度からだと顔つきでB787だね、と思える程度の写真にしかならない。羽田も写真の撮りにくい空港だ。
 入国審査は空いていて、荷物もすぐに出てきた。制限エリアから出ると、

 降機してから15分程。案外早い。
 昨日羽田を飛び立って26時間ほどの弾丸旅行もこれにて終了。後は京急で帰宅するのみである。この時間、エアポート急行がまだ走っていて

 5D運用、1625編成で神奈川新町へ。更に

 37運用、1569編成で南太田。自宅に着くと22:20。明日の支度を少々