JL305 JA772J B777-200 HND→FUK


 搭乗口に向かう。待っているのはB777-200。

 既に全てのお客様、の搭乗が始まっている。さっさと中に進んでしまう。今日はクラスJを予約している。予約した時点では指定できる座席がなく、結局、今朝、電車の中で確保てきたのは非常口座席の通路側。あまり意識していなかったがお見合い席であった。とにかく座ってしまう。まもなく担当の乗務員さんがやってきて非常時のお手伝いに関する説明を二言三言。
 7:15、Doorclose。クラスJは混んでいるが、普通席には相当余裕があるようだ。福岡までの飛行時間は1時間半と告げられる。7:18にPushubuck、7:23、Taixing。誘導路を南側へと向かうようだ。
 滞りなく羽田の一番南側、海の上を続く誘導路を進むと滑走路端へ。7:33、Takeoff RWY05。東京湾をぐるりと回った後、地上を映すモニタに多摩川が現れる。飛行機はさらに情操をしつつ7:42、ベルト着用サイン消灯。福岡空港到着9:25と告げられる。間髪入れず「皆様の左手に富士山をご覧いただけます」との案内。
 ひとまずパソコンを取り出して遅れている京王線恥辱に取り組む。3月末の北海道往復さえするっと最後まで持っていきたいと、福岡に向かう飛行機の中での格闘が始まる。

 先頭のファーストクラス、カーテンが閉じられて機内サービスが始まる。こちらもワゴンが廻って来る。

 コーヒーを頂く。パソコンを拡げながらなのでちびちびと。半分も飲み終わらないうちにワゴンが戻ってきて、お代わりを勧められる。寝ている人が多いのか、後方座席が余程空いているのか。
 8:23、機長さんから飛行状況の案内。最初に「早朝より定刻の出発にご協力いただきまして、感謝いたします」とお礼があった後に「おかげさまで福岡空港到着は定刻よりも早い9:05を見込んでおります」とのこと。福岡の天候は晴れで気温は11度だそうだ。10分後に降下を開始するのと事。
 再び飲み物のお代わりを勧められたので今度は頂戴する。耳元はNHKラジオ。大阪の渋滞情報を聞きつつ、飛行機は更に西へ。

 窓側席の人が席を立った時を見計らってちょっと外の景色を見てみる。中国地方のどこかが見えているのだろうか。
 8:35、あと10分でベルト着用サインが点灯する旨の案内が流れる。先程の目の前に座っていた乗務員に「お仕事中恐れ入りますが」と早めにPCを仕舞うよう促される。確かにベルト着用サインが点いてから、ハットラックの中にPCを仕舞って、ってのは少々見苦しい。あと5分程ありそうだけど、早い目に切り上げて鞄の中へと仕舞いこみ、鞄も荷棚に戻す。今度は先程の乗務員にお礼を言われる。
 8:47、ベルト着用サイン点灯。あと15分で着陸とのこと。窓外に海が見えてきて、島が幾つか。もう博多湾の上空のようだ。そして飛行機は福岡市街の上空へと差し掛かる。まもなく空港が現れる。9:02、Landing、RWy16。速度を落として誘導路へ。途中ストップ。目の前にピンクの尾っぽ、ピーチがいる。目の前をふさぐピーチがTaixingしてゆくのを見送った後、9:11、Spot in SP7。
 今日は午後から打合せなので少々時間がある。制限エリア外に出てひとまず展望デッキへ。

 先程の搭乗機、真上から見下ろした後に到着口に戻る。電源の使えるところを見つけて充電しつつ少々時間調整。10時を過ぎて改めて移動開始とする。
 福岡の街は空港と駅が近い。

 地下鉄で二駅で博多の駅まで出ることが出来るのはありがたい。5分で運ばれる。260円は少々高いけど、街の大きさに反比例して地下鉄の運賃が上がるのはありがちではある。
 博多まで運ばれる。今日はこの先、少々移動がある。JR博多駅のホームに上がる。久しぶりにJR九州に乗車。折角なので、

 お昼時には少々早いが、ごぼ天うどんが食べたくてスタンドに寄り道。乗るはずの電車が出発するホームにあったのが、ラーメンのスタンドだったので、わざわざ隣のホームまで遠征した。

 そんな訳でかしわ入りのごぼ天うどんを頂く。必ず入るかしわと柔らかめのうどんが博多らしい。普段はそば派だが、九州だとうどん派に宗主替えとなる。
 本来のホームに戻って上りの快速電車に乗る。列車は少々遅れ気味。九州新幹線が出来て、在来線の特急列車が減った分、ダイヤは乱れにくくなったと思っていたが、数分の遅れを伴う運転は相変わらずだった。

 乗車時間は40分少々。折尾の駅で降りる。「べんとう〜」の声が響く昔ながらの駅。名物のかしわ飯を一つ、ついつい買ってしまう。ここで乗換。

 時代掛かった連絡通路を通って下のホームへ。

 キハ47なんて車両が姿を現す。お弁当にボックスシート気動車なんて出張じゃなくて旅、みたいだが、残念ながら向かうのは反対方向。やって来たロングシートの電車に腰かけ、空いている間に御弁当を済ませる。