海峡遊戯

 5時過ぎ、モーニングコールで起き出した。今日は8:00の飛行機に乗る。6時にチェックアウト。クルマで空港まで送って貰える。乗客は自分一人。送迎予定がぽんとフロントに置いてあるけど10:40に一組、予約があるだけの一際空いた状態らしい。
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 小雨が降る中、10分弱で仁川の空港。今日は福岡に飛ぶ。コードシェア便だから手続きは大韓航空のカウンタ。日本人には日本語で対応してくれる。出国は6:30から。ちょっと間がある。
 出発まで間があるからラウンジに寄る。今日はKALラウンジの利用だ。出国開始間もないのに意外と人がいる。眠りこけている人もいるから朝着いた便からの乗り継ぎ客だろう。
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 ネットを繋いで昨日の恥辱を上げる。地獄も更新してしまう。
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 一緒に朝食を。粥があるのは嬉しい。熱々ならもっと嬉しいけど。
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 1時間弱滞在して搭乗口へ。もう搭乗は始まっている。

KE787/JL5220 HL7586 A330-300 ICN→FUK

 土曜日の朝。福岡ゆき。ちょっと日本に遊びに行く雰囲気の韓国人やどこかからの乗り継ぎらしい外国人で混んでいる。宛がわれた前寄り通路側の座席にも先客がいた。白人さん。
 入国の書類が配られる。自分の所では「日本の方ですか?」と確認があって税関の申告書と検疫の調査票のみ。朝の福岡ゆき、何てまず日本人が乗る事、無いんだろうなぁ。
 空席もいつの間にか埋まって7:55、まもなく出発の案内が流れる。今日は韓国語→日本語→英語の順番だ。福岡までの飛行時間は55分だそうで。本当にあっという間だろう。7:59、Pushbuck。8:05、Taixing。地上の作業員がこちらに手を振っている。この光景、日本だけのものかと思っていたけど、最近はどこでもやるのかな。
 小雨降る中、飛行機は淡々と滑走路に向かう。一番ではないかも知れないけど早い方なので離陸の順番待ちは無く滑走路までたどり着く。そのままエンジンを吹かして疾走、8:15、Takeoff RWy15R。すぐに外は乳白色に包まれる。薄暗い中を上昇してゆく。上昇するに従い少し明るくなる。
 ベルト着用サインは点灯したままだけど機内、乗務員は動き出す。まずビジネスクラスとの間、カーテンが閉じられる。まだ離陸後数分だけど福岡までは1時間を切っている。
 ついウトウトしてしまった。目覚めるともう機内食の配布が始まっている。8:30。ベルト着用サインは点灯したまま。食事を受け取り、飲み物を聞かれる。ビールを何種類か積んでいるのは見えるけどやめにして大人しくコーヒー。
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 機内食が配られるぐらいならばと写真を撮る。一応、雲の上とは思われるけど青空は覗かない。まだまだ上空に雲があるのだろう。
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 パンとサラダ、パイナップルという簡単な機内食を速攻で頂く。この調子だとゆっくりしていてはすぐに着陸だ。
機長さんから飛行状況の案内。韓国語、英語語だから中身は殆んど分からないが後で客室乗務員からフォロ。高度8,800mを対地速度780km/hで飛行中との事。福岡の天候は曇りで気温は20℃だそうだ。
 ラウンジで食べて無ければ物足りなく感じるであろう朝食を済ませると、窓外にはどこまでも続く雲。フライトマップによると釜山の近くまで来ているようだ。ベルトサインは点灯したまま。このまま福岡まで消えないのだろう。機内食のトレーが回収されて行く。ちょっと揺れ。降下を開始しているらしい。
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 8:50、機長さんから客室乗務員に業務放送。着陸体制に入ったと言う注意だろうか。その直後に今度は客室乗務員から放送。あと20分で福岡空港に着陸致します、の後で
「ただいまから免税品の販売を致します」
 さすがに口があんぐり。前に乗った時も思ったけど、無理しすぎじゃ無いかと思う。揺れの続く中、お買い求めのお客様はいらっしゃるようでカード処理機を持って機内を行き交う客室乗務員がいたりする。8:58、間もなく着陸の案内と共に電子機器使用不可の案内があった後、免税品の販売終了が告げられた時には、まだ売っていたとはとさすがに思う。
 雲の向こうにうっすら海が見えてくる。次第に自己主張する海に島が浮かぶと博多の街もすぐそば。9:09 Gear down。海の中道を越えて博多の街が間近に広がる。9:13 Landing RWy16。きつめに減速、右へとそれて行く。
 誘導路に入り向きが変わる頃には、次の離陸機。さらに遠くに着陸機の灯り。混雑した空港だ。9:19 Spot in SP52。
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 降りて見るとそこは外。歩いてターミナルへ向かう事になる。長々歩いて入国。まずは検疫。ちょっとした問診があり行列になる。入国審査は全く行列が無い。外国人の方は行列だけど、日本人の方はがら空きだった。そして税関が一番煩い。成田出国福岡入国、怪しく映るらしい。

海峡に遊ぶ

 何をするにもまず移動。国内線ターミナルへと動き、今日の夜乗る羽田行きの搭乗手続き。合わせてクラスJへのアップグレードを依頼する。手続き完了。出発時刻までは10時間弱。無論最初からそのつもりで予約している。
 まずは空港の展望デッキへ。軽く写真を撮ってみた。YS-11が現役の頃には足しげく通った福岡も最近はご無沙汰だ。
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 航空自衛隊の飛行機が来た。
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 先の短いクラシックジャンボ、JA8177が離陸してゆく。
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 先ほど乗ってきたHL7586が仁川へと戻ってゆく。
 そのほか、色々と離着陸機を撮る。
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 10時過ぎは国際線の出発ラッシュでバラエティ豊かな離着陸機の姿は見ていて楽しい。ただ残念なのはこの時間帯、ついにJACの姿を見掛けなかった事。11時をちょっと過ぎてから退散。
 地下鉄で博多駅九州新幹線開業を控えて工事の真っ盛り。地下の飲食店が消えてたり激しく変化している。まずはこの先の回数券、バラ売りを金券屋で確保。そしてラーメン。
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 開店直後なのに混んでて美味しいのかと思ったけど飛び抜けてでは無い。他に店が無いのだろう。
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 JRの駅、ホームに上がる。ちょうど大分に向かうソニックが出発を待っている。885系、いわゆる白いソニック。子供連れや外国人が記念写真に興じる。登場からだいぶ経つけど、今でも十分に斬新だ。予定より早い列車だけどこれに乗る。1人で2席使える程度の混雑。博多を出るとかっ飛ばし始める。カーブが意外な程多くて右に左に良く振られる。
 大分まで行く列車だけど乗るのは小倉まで。向かいに停まっていた門司港行きの普通列車に乗り換える。先ほど乗ってきた特急よりも早く発車。貨物のごろごろするうらびれた雰囲気の街をゆき、冴えない門司の駅で下関へ向かう線路と別れ、関門海峡を望みつつ門司港の駅へと入ってゆく。
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 時の流れが止まったような門司港の駅に着いたのは13時ごろ。 
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 時代が戻りすぎてかえって脚光を浴びている門司港のエリアが今日の目的地。人力車の客引きがしつこかったり、やたらと幟が目立つ、ある意味軽薄化したような門司港のエリアだけど、今日の目的はこれ。
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 門司港レトロ観光列車
www.retro-line.net
 
d.hatena.ne.jp
 で門司港を訪れた際に一瞥した貨物線にまさか旅客列車が走る事になるとは思ってもいなかった。当然乗りつぶしの対象。ソウルからの帰りを福岡経由にしたのは、ここに寄る為、と言っても過言ではない。
 公式サイトを見ると結構好調なようで、きてふらっと乗れる状況ではないらしい。という事で指定券を用意している。ここの指定券、
http://www.retro-line.net/reservation/personal
 ローソンのロッピーで予約出来たりする訳でネットで予約して近所のローソンで発券して今日に臨んだ。便利な時代である。
 指定の列車は13:45。30分ほどある。すぐ傍に九州鉄道記念館
www.k-rhm.jp
 があって一度は見学しているけどもう一度とも思ってみる。ただ、再入場は出来ないと言われたのでとりあえず見合わせ。ならば門司港駅周辺の建物を見学するか。
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 旧大阪商船
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 旧門司税関
 と並ぶ中で忘れられたように放置されているのが
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 旧日本国有鉄道九州総局。たとえて言うなら丸ノ内界隈の東京中央郵便局、といった所ですか。これはこれで残すべき建物と個人的には思います。
 時間が近付いたので駅へ。自由席の行列は長いが指定席はそれほどでも無い。
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 待っていると先程のトロッコが戻って来る。
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 指定席 半分ぐらい乗った所で出発時刻。ごとりと動く。金属バネのゴツゴツした感触が直接伝わる。車窓には先程の門司港レトロ。そして海峡がゆっくり流れて行く。
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 確かに廃線のままでは勿体無い景色。関門橋が美しい。
 線路は海から離れてトンネルに。ここでもう一つ見せ場が。
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 天井に浮かび上がる魚達。
 海峡で釣れた魚の魚拓だそうで。最後まで飽きさせない演出が心憎い。
 列車は2キロを10分掛けて終点の関門海峡めかり。関門人道トンネルの入口も近いから対岸に渡るのも楽しいだろうが折り返しのトロッコ、指定席を用意している。
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 大急ぎで哀れな状態のEF30を撮ると折り返しのトロッコに乗り込んだ。同じ道を10分掛けて戻る。
 今日はまだまだ時間があるからもう少し動く。まずは先程入口で引き返した九州鉄道記念館。再訪する程内容が変わっている訳で無いけど入口まで来たから一通り見学。どうせ入場料 300円だし。
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 記念館、意外と盛況だった。門司港自体の観光客が増えているのかも知れない。
 まだ時間がある。どうしようかとちらっと考え対岸の下関を船で往復してみる事にした。関門海峡を船で渡った事はまだ無い。
 門司港の駅から少々歩いた所に下関への渡船乗り場はある。下関への運賃は¥380。ちょっと高いなと思いつつ往復購入。船は20分毎。15分程待つことになる。
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 対岸から小さな船が揺れながら近づいて来る。あれが渡船らしい。
 防波堤の内側でようやく落ち着く。いつの間にか団体らしい行列が出来ていてその後ろに並ぶ事になる。
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 女性職員に切符を回収されて上下に揺れる船の中へ。並んでいたけど、全員座れる程度の乗船。
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 先程切符の回収をしていた女性職員が乗り込んで、操舵室に。
 出港の案内があって船は揺れながら反転。駆け出した。この船、乗組員2名が両方女性。ちょっと驚く。
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 大きな船が行き交う関門海峡を小さな船が大きく揺れながら横切る。対岸の下関、唐戸桟橋までは僅か5分。そして5分で門司港へ戻る。船にとっても動かす人にとってもハードな運用だ。
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 5分で戻るのは気がひけるから戻るのは次の船にして出港を見送る。小さな船が大揺れしながら引き返してゆく様子を船が小さくなるまで見送った。
 1便落としたけど、出来る事はそんなに無い。
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 こちらにもある古い建物を眺め、
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 下関らしいベタな置物を撮る。
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 一際大きなコンテナ船に視界を塞がれた。
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 何ですか、これ。
 ベタだなあと思いつつもお買い上げ。¥350。食べる時間が無いから包んで貰う。
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 先程の船が戻ってきた。もう20分の持ち時間、使いきってしまった。
 再び関門汽船。波しぶきで曇るガラスの向こうに霞む関門橋を揺れに耐えながら帰る5分。このまま揺れ続けたら気持ち悪くなってたかも知れない。小一時間の海峡遊戯、これにて終了。博多へ戻るべく門司港の駅に急ぐ。
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 待っているのは門司港のホームには似合わない415系
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 ただセミクロスシートのクルマだった。これ幸いと先程買ったふぐバーガーを頂く。
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 白身魚のフライ。キャベツ。タルタルソース。う〜ん、フィレオフイッシュですねぇ。¥350。
 考えてたより少々早く小倉の駅に着く。ちょうど博多ゆきのソニックが入る所。混んでいたら次の始発とも考えてたけど、まあまあ空いていて座れる。九州の特急は何時も混んでいる印象が強いけど、今日は土曜日。高速道路一律千円の影響かも知れない。
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 先程と違い883系。登場時は派手派手だった内装が地味に落ち着いたものに改められてる。個性は無くなった感じだが悪く無い。座り心地は昼に乗った885系より好ましい。
 暮れてゆく鹿児島線を西へ西へ。頭の上を飛行機が横切るともう博多駅
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 もう少し乗っていたかったような列車とお別れ。空港に戻る。

JL338 JA8183 B747-300 FUK→HND

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 福岡は19:20出発。だいぶ余裕を持って空港に着いたけど、セキュリティチェックを受けてからラウンジに入ると持ち時間は1時間ちょっとでしか無い。
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 ひとまずのビール。そして恥辱を少し進める。
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 ラウンジに黒糖焼酎発見。5月9・10日は黒糖焼酎の日、とかで1週間程黒糖焼酎を置いてたそうだけど、多少余ったのかと考えてみる。各1杯ずつかなり濃い目で頂いたから酔いも廻る。
 ラウンジ、いつの間にか賑やかになりそして人が消えてゆく。搭乗開始だ。パソコンを片付け搭乗口に。
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 今日はクラシックジャンボのクラスJを用意してきた。つまりスカイラックスにありつける。待っているのは機内にリゾッチャのプレートを付けたJA8183。一通り埋まったクラスJの今日は一際大きなシートに沈む。新聞は九州版。
 機内誌は国際線用だったから短期的な国内線への応援、何て所か。19:17 Door close。羽田までの飛行時間は1時間15分と案内。国際線機材のためクラスJでは個人用モニタが使える旨の案内が珍しい。ただ映画は飛行時間の関係で途中までしか見られないとも。当たり前か。19:20 Push buck。
 19:25 Taixing。機内減光。読書灯が照らす手元だけが明るい。飛行機は空港の北側へと向かう。朝、眺めた通りのRWy16だ。19:32、Take off。4発のエンジンの重たい響きが小さく伝わる。順調に空へ、空へ。19:40、ベルト着用サイン消灯。
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 まだ空にはほのかに残光。
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 お手洗いに立つついでに機内を少々。これだけみればホノルル行きのビジネスクラス。もちろん羽田行きの国内線ですけど。

【今日の空弁】清広のさば寿司 ¥950 有限会社清広食品

 搭乗口前のANAフェスタで適当に買ったのだけど、これ前にも買っているな。確かソウルから福岡経由で帰った時。って今回と一緒か。
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 味は可も無く不可も無く。不味くは無い。これのために福岡まで来るとは思えないけど。でも、スカイラックスの大振りな座席で飲み食いした、気分の良さでお腹一杯になる。
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 ドリンクサービスが来たからテーブル上はさらに賑々しく。茶菓子はそのまお持ち帰り。飲み物はちょっと塩分が欲しくて久しぶりにスープ。

JL338 JA8183 B747-300 FUK→HND その2

 窓側に座っているのだけど椅子が窓から離れているからかひとまず目の前の押し寿司と格闘しているからか不思議と窓外が気にならない。食べ終わってからは恥辱を進めるべくPCと格闘を始めたから、やっぱり真っ暗な窓外はおざなり。
 時間はだけは順調に過ぎてゆく。20:24、あと10分でベルト着用サイン点灯と案内されてふと現在地を見る。もう大島の上空まで来ている。そして房総沖。今日は羽田に降りる事が出来る。高度2,800m、対地速度570km/h。黒々とした房総半島が広がり、まもなく光の海へと化けてゆく。
 20:31、ベルト着用サイン点灯。あと10分で着陸。羽田の天候は曇り、気温は18℃だとか。機内が消灯する。地上の光が眩く輝く。千葉の工場群。そして幕張の副都心。薄雲の漆黒を撒き散らしたが故に地上の輝きはさらに華やぐ。浦安、つまり東京ディズニーリゾートがゆっくりと流れる。対岸の観覧車、さらにお台場、どこまでも続く都心。
 派手派手な東京湾岸を舐めるかの如くファイナルは大井の埠頭で千秋楽を迎える。20:46、Landing、RWy22。重々しい逆噴射が世界を支配し、すっと消えてゆく。安堵の雰囲気。継ぎ目を拾う軽い衝撃。20:52、Spot in SP17。
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 羽田に到着したJA8183を最後、しっかり眺めてから家路に着く。
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 朝に預けた荷物を羽田でしっかり回収。久しぶりの羽田からの帰り道は京急経由。雨になるようなら横浜からバス、とも思わないくは無いけど
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 普通に日ノ出町まで電車となった。

サイトアップ アクセスカウンタ

 サイトアップは、忘れた。
 アクセスカウンタは、見なかった。
 万歩計は、メモしてねぇや。あはは。