【今日の駅弁】旅の幕の内 ¥850  株式会社淡路屋

 京都には荻野家という駅弁業者があったはずだが、何故か何故だが駅から追い出されたようで東海のエリアには強欲パッセンジャーズが構え、西のエリアにもよその駅弁がどっと押し寄せている。
 そのよその駅弁、神戸の淡路屋さんの幕の内をお買い上げ。


 おかず多めの手の込んだ幕の内弁当。様々なおかずを並べる大変さはよく理解しているのでありがたく頂く。
 お弁当を食べている間に列車は嵐山の脇を抜けて保津峡をトンネルで超える。あっさりと丹波と呼ばれるエリアに入ったが、以前ならちょっとした旅だったはず。でも亀岡から先。目立って速度が落ちる。新幹線から乗り換えた直後だけにずいぶんと落差を感じる。秋田に居た頃は当たり前と受け取っていた事なのだが、首都圏に住む期間が長くなると若干の苦痛を伴って感じられるようになる。
 目的地までは一時間強。ここで会社の人たちと待ち合わせて客先に向かう。午後一時入り。色々と調べる事があって夕方それなりの時間になる。
 駅まで戻る。京都までは特急が1時間に1本。普通列車もあるけど、1時間に一本だし京都まで2時間以上かかるから、必然的に特急に乗る事になる。

 やって来たのはこんな列車。豊岡から天橋立経由やってきた2両に、東舞鶴から来た2両が連結する。自由席1両、指定席1両の組み合わせはそれなりに座っている。買ってきたビールを運転室後ろに設けられたフリースペースで飲んでみる。なかなか豊かな時間だ。
 途中、どこかで鹿と列車が衝突したとかで抑止を喰らった。5分10分、見る見る間に遅れてゆき、結局京都に20分遅れての到着。予約していた新幹線には間に合わない。

 余裕を持って424Aにした。やって来たのはX__編成。割と空いている。窓側の席に座る。