【今日の駅弁】秋のお好み稲荷 ¥650 合資会社壺屋弁当部

 季節で内容が変わるという壺屋の不思議な稲荷寿司は秋バージョン。


 うなぎかと思ったらアナゴ。さすがに昨今の状況ではうなぎは無理か。きのこは松茸に似せた何かかと思ったらこれは松茸だそうだ。
 稲荷を邪魔しないようにはなっていたのでそれなりに美味しくいただける。

 さほど列車は混まないまま、発車する。浜松へ向かう人が多少乗ってくるが、列車自体が長いから余裕を持った感じがする。
 先週は北側から眺めた浜名湖。今日は一瞬南側からご挨拶。浜松に着くと9時半過ぎ。静岡へは3分乗り継ぎとなる。

 今度は3両に化ける。ロングシートの車両は一通り埋まる。浜松を出ると多少降りてゆく人も居るけどそれ以上に乗ってくる人が目立つ。そして浜松からのお客さんもあまり降りない。
 掛川に9:56。こちらの電車が到着するのと入れ替わりに天竜浜名湖鉄道気動車が出てゆくのが見える。旗と思い出した。先週、9月20日と同じ時間だ、と。
 立客の出たまま菊川から金谷へ進む。島田からは一駅ごとに乗ってくるお客さんで3両の短い電車は満席になる。静岡到着10:42。
 ここからは特急券を用意している。けど特急の発車は11:40、1時間近くある。清水まで静岡鉄道で先行する、なんて手もありそうだけど、駅のベンチで恥辱を進めることに時間を費やす。ペナン・バンコク編にはケリをつけたけど
 頃合を見計らってホームに戻る。今度乗るのは特急のふじかわ5号。静岡11:40→13:58甲府という列車。時間帯から言って駅弁を買って乗り込む事も考えたけど、途中、富士で探してみようかと思う。
 発車15分前、大阪側から特急が入ってくる。

 373系、3両編成というふじかわ。横浜と三河を行き来するようになってから何かとお世話になっている車両だが、本来の用途である特急として乗るのは、この3年で初めてかもしれない。特急東海があった頃には何度か乗りましたけどねぇ。
 進行方向に背を向けたシートにお客さんちらほら。空いているなぁと思っていたけど、新幹線が到着したのか、お客さんがわらわら乗ってきて半分ぐらいの席が埋まる。これで列車としての体裁。整ったと言うところだろうか。
 11:40出発。進行方向に背を向けて車窓が流れる。いつもの景色ではあるが少々新鮮な感覚がある。

 清水で少々お客さんを乗せ、由比の海岸を眺めつつ東へ向かう。普通列車で40分掛かる静岡から富士までが25分で到着。いつもより速いのと、富士駅手前で身延線のホームへ入るべく減速するのがまた新鮮である。
 富士でもお客さんが少々乗ってくる。3分停車。その間にホームに出てみる。身延線ホームには駅そばのスタンドがあって富士駅構内営業、富陽軒が店を構えている。弁当の文字も見えたのだが店にあるのはいなりずしだけだと仰る。またいなりかぁと思ったけど、富陽軒の駅弁なんて早々食べる機会もないし、買っておく。