弁当の後は弁当箱

 長閑とした畑の真ん中、16.7‰で富士へと向かう富士急行の線路の脇に立っている。タイフォンを鳴らして上り電車が下ってくる。
 
 フジサン特急。いきなりの脱力電車で難だが、考えてみると最早貴重な165系である。この電車には乗った事は無いけど、一度ぐらいは試してみるのも良いかも知れない。
 
 トラディッショナルな弁当箱を載せた1200形1202編成が来る。先ほどと違って大人しい塗装が5000系の顔に良く似合う。
 
 富士急行ではこちらが5000形を名乗る。自社発注車だがどことなく国鉄顔。こんな顔をした電車というか列車もいつの間にか数を減らしている。
 
 水戸岡デザインになった5000系、1200形1205編成。こちらは快速電車という扱いで禾生の駅は通過となる。
 ここまで撮って1時間半ほど。もう少し粘ればホリデー快速と言う名前の国鉄特急車がやってくるが、今日はここまでで切り上げる。
 
 駅へ戻るとまもなく先ほど乗った1200形1206編成が戻ってきた。来た道を引き返して大月へと戻る事になる。