週末の朝。今週は土曜日を休暇にしたので今日の金曜日は3連休の中日という事になる。18きっぷも余っているし、今日は少し頑張って起き出す。うんと遠くに行くわけではないが少々の遠出を志した。
 妻と一緒の時間に出て地下鉄。新横浜まで行く。普段なら新幹線乗り換えだけど、今日は18きっぷだから乗るのは在来線。それならば桜木町でも関内でも乗り換えられたのだけど、何となく面倒で新横にする。改札で日付印を入れてもらう。18きっぷを差し出すと係員、今日の日付を確認してから「明日までですね」と4日目に日付印を入れる。
 横浜線、やってきたのは橋本ゆき。これは空いている。橋本で八王子行きに乗り換え。今度は混んでいる。朝食を考えなくてはならないが、八王子ですぐに列車が来たので乗ってしまい、結局、

 高尾まで。この天狗の像、まじまじと眺めるのは初めてだ。屋根の無い所にあったような気がしていたけど、増設したんですかねぇ。

 乗り換えるのは中央本線普通列車。松本行き。年寄りのグループが多くて意外と混んでいる。18きっぷの使用期限を控えて人の動きも激しくなっているのか。相席になった年寄りグループが酒盛りを始める。自分も飲まない訳でないから、文句を言える立場ではないが、少々閉口。
 列車は松本まで行くが自分は大月で降りる。今日の目的はいわずと知れた富士急行。元京王5000系達を少々撮っていこうと思う。
 奥まで入ると帰るのが大変だから、5月に撮った禾生の駅を考えて列車に乗る。

 ボックスがさらりと埋まる程度の乗車。意外と若い人が多い。田圃を眺め、リニア実験線の高架をくぐり、中央道が寄ってくると禾生の駅。

 列車を見送ると近くの踏み切りに急ぐ。次の列車、特急が追いかけて来ている筈だ。

 5月には青々としていた田圃も実りの秋。頭を垂れる稲穂の向こう、線路際に立つと、こちらは雑草が目立つ。ちょっと撮りにくくなった。良く見ると

 見事なくもの巣まである。
 警報機のない踏切なので、信号の開き具合と予定時刻だけが頼り。まもなく、遠くから汽笛が聞こえるようになり、それが近づいてくる。

 大月の駅で見かけたフジサン特急が行く。広角レンズで撮ったら舌を模した連結器カバーが妙に強調される事になった。

 1208編成が行く。前回は特別塗装車ばかりが来て、標準の塗装車、撮っていなかったような気がする。
 
 中央線高尾へ直通する115系。これは平日ならではの余得。
 色々と撮ったが、暑くて長居が出来ない。12時のフジサン特急を最後に引き上げる事にする。駅に戻ってやって来た上り列車。

 富士登山電車になった1205編成。後ろには1002編成が控える4両で来た。こんなのが来るならもう少し撮っていればよかったと若干、後悔。

 結局、大月の適当な所で、1002編成を見送る事になる。

 大月に残った1205編成は「団体専用」の表示。臨時列車だろうか。富士山駅改称の記念マークを付けているのが前回と違う点。
 ひとまず撮影はここまで。軽く何か食べてから引き返そうかと思う。大月と言えば桂川館の駅弁だろうが、駅近くにある桂川館の建物、改装中らしくで営業している雰囲気ではない。富士急行の駅構内でも立ち売りは見かけなかった。
 何か適当なものが無いと思ったら、「冷やしほうとう」みたいな看板が出ている店を見つけて何となく入る。正式なメニュー名は忘れたけど、、、、、


 冷たいほうとう。つけ麺風にしていただく。つけ汁は勿論かぼちゃベース。写真だと分からないけど中にはきちんと大根やがぼちゃといった普通のほうとうの具が冷たい状態で入っている。麺の上に乗るかぼちゃの天ぷらは月に見立てているらしい。
 頂いてみたが温かいほうとうだと気にならないすっぱさが妙に気になって正直イマイチ。どうせならかぼちゃの冷製ポタージュと麺、なんて洋風ほうとうの方が良かったような気がしないでもない。
 次来る時は暮地あたりで吉田うどんを食べようと心に誓って駅に戻る。

 早いが中央線の上り電車に乗る。午後は京王線に行こうとかと思う。富士急線と京王線。そんなに遠いわけでないから掛け持ちはできるのだけど、実際に掛け持ちしようとすると起きるのが遅かったり、一方で疲れてしまったり、ついつい遅くなったり、で中々掛け持ちになる機会はない。
 今日はまだ13時半。十分に時間があるのだが、中央線で高尾。節電20分毎の高尾線より目の前にいる快特の方が手っ取り早く何となく立川。そして南武線分倍河原京王線に入り込むとそれなりの時間になっている。

 二回戦はつつじヶ丘。先程見てきた先輩5000系の姿を思い起こし、さてこの8000系が地方に転属する事はあるだろうかと考えてみる。4両1編成では地方は持て余しそうだし、先頭車の電動車化改造も、苦しいだろうなぁ。前パン、2両編成の8000系。見てみたいような、見てみたくないような。どこか引き受けてがあるとすればステンレス車で2両編成全5本という手ごろさが売りの7420系ぐらいだろうなぁ。
 先程の炎天下を引きずっているのか2時間は頑張れずに撤退。夕方の早い時間に横浜へ引き上げる。最後は京急線

 7運用1631編成。17時過ぎに帰宅。家で落ち着く頃には

 もう西の空が真っ赤になっている。秋の空だ。