マレー半島を、南へ

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 相変わらず遅い朝がやって来る。重たい空の下、森の街が目覚めようとしている。もう少し滞在したいようなクアラルンプールの街も残念ながら今日まで。これから帰国の途につく。
 航空券は成田-シンガポールの往復で買っていて行きのシンガポール-クアラルンプールは別途購入した片道切符。クアラルンプールからシンガポールに向かうのは列車にした。真ん前のKLセントラル駅から出る、大げさに言えば国際列車になる。
 切符は日本で購入しておいた。インターネット予約と言う奴。予約記録を印刷して持ってくればそのまま乗車出来ると言うから立派なものである。JRなんかよりよほど進んでいる。
 A4の切符には発車30分前には来てねと書かれていたからホテルを糞真面目に40分前にチェックアウトする。どうせ出発は遅れるだろうが置いてゆかれるよりはよほど良い。
 昨日何度か利用したKLセントラルの駅だが、KTMインターシティ。切符売り場の案内は見掛けたが改札口は判らなかった。とりあえず切符売り場にゆけば何か判るだろうと考える。
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 切符売り場には何組かの旅行者。窓口のお姉さんはみんなスカーフを被ったモスリムだったりする。近くには改札口らしい施設は見当たらない。
 暫くしてから聞いてみる。改札どこ?と。プラットフォーム2だと仰る。KTMコミューターの?と聞き返すと、このフロアの左だと。言われた通りに歩いて行くと「プラットフォーム2」という日本語の案内があって人だかりが出来ている。階段の手前にロープが張っているからここが改札口と知れる。まだ改札は始まっていない。
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 待合室の隣には両替商がいるし、売店ダンキンドーナツがあって小さいながらも整ったターミナル。
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 売店には日経新聞まで売っている。もちろん衛星版。昨日のものだ。
 ただし改札が始まる様子は無い。係員が一人いて時々お客さんに捕まっている。何時になったら乗れるんだと聞かれているに違いない。
 タイで始発から40分遅れた経験があるから定時には発車しないだろうと勝手に考えているけど、さて、8:25に改札が開いた。切符のチェックは無く下のホームへとそのまま降りる事になる。「8:35出発」と案内が入る。結構慌ただしい。
 1面2線のホームには片方に寝台車がいてもう片方がこれから乗る列車。
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 指定された車両はJ1とあるけど目の前の車両はK2とある。係員を捕まえて聞くと後ろだと。歩いてゆくと2等車の後に食堂車、そしてJ2とある一等車が現れた。荷物を収めるともう定刻を過ぎている。まだ動かないだろうが、全体を見る事は出来るか。一番後ろの電源車を眺め前へ向かう途中にベルが鳴る。もう発車だ。諦めて席に戻る。とても滑らかに列車は動き始める。定刻に遅れる事、5分少々。立派だ。
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 KLIAエクスプレスの高架を隣に眺めつつ少しずつ列車は速度を上げてゆく。時々高層マンションが流れてゆく。KTMコミューターの電車が退避するのを追い抜いてゆく。マレー半島を南へと気持ち良く向かう長旅が始まる。
 車内を見渡す。今日乗ったのは1等車。2-1の3列に大振りな椅子が並び全部で39席だろうか。36席かもしれない。韓国の在来線特急、セマウルに近い雰囲気の椅子だと思ったけど、後で見つけた製造銘板には1992年現代製とあった。ちなみに前側の二等車は2-2の4列となり椅子が真ん中を境に逆を向いていたりする背反式。椅子の向きを代えられないのだろう。半分の人たちは進行方向に対して後ろ向きに座っている。
 7割ほど埋った車内。マレー系らしい人が中心だが外国人観光客もそこそこ見える。水色の小綺麗な制服を着た車掌さんが来て検札をして行く。A4の紙を渡すと律儀に鋏を入れてくれた。
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 ついで黄色い服を着た二人組の男が水のペットボトルを配って歩く。一応ウェルカムドリンクと言った所か。後でビンクの制服を着た掃除のおばちゃんが乗っている事にも気付いたし、何両繋いでいるのか分からないけど、かなりたくさんの乗務員がこの列車に乗っている事が判る。
 窓の外。右側をしばらく併走していたKLIAエクスプレスの線路が離れた辺りから人家が少なくなる。バナナの木が見える。それよりも圧倒的にたくさん見える木。最初は椰子かと思ったけど、違う、ゴムの木だ。ゴムのプランテーションって高校の地理で習ったかな。歴史を紐解くとマレー半島の鉄道はゴムの輸送を目的に敷設されたそうだ。だからこの先、どこまで行ってもゴムの木がつきまとう事になる。
 30分少々走って駅に着く。カジャンとある。KLセントラルの遅れをそのまま引きずっている。逆に言うと走っている間には遅れなかったと言う事だ。
 ホームには列車待ちの人がたくさん。この辺りはまだKTMコミューターの区間だった。結構奥深い所まで来ているんだと感心する。沿線の様子からすっかりクアラルンプール近郊を抜けたものだと思っていた。
 カジャンで乗って来た人もいて一等車はほぼ満席になった。
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 列車はゴムのプランテーションの中を走る。クアラルンプールを出た時よりも速度が緩んだ感じはある。
 再び黄色い二人組が現れる。
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 今度はマフィンを配って廻る。
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 車掌はビデオの上映を。ハリウッド映画のようだ。音量が大きいのは困りものだけど、無いよりは、、、まぁなくても構わないサービスか。
 定時より5分少々遅れてスレンバンに到着。多少降りる人がいる。
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 試しにホームに降りてみて気が付いた。ドアが手動だと言う事に。そこでこんな事を。走行中にドアを開け
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 世界の車窓から
 これで初めて列車の全容を知る事が出来る。機関車一両の後に二等車が5両。食堂車を挟んで一等車が2両。最後に電源車。意外な程長くてそこそこ絵になる。タンピンに着く。相変わらず5分少々の遅れ。マラッカへの入口にあたる駅だそうだが実にささやかな駅。ほんのひと握りのお客さんが降りてゆく。
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 貨物列車とすれ違う。コンテナ満載の立派な貨物列車だ。
 間もなく列車は動き始める。意外と長く停まる機会が無い。動き出すと中々止まらないし。車窓には相変わらず、ゴムの木が続く。空は暑苦しい程に明るく高い。線路沿いに工事現場が続き赤土が見えているのは鉄道の改良工事でもしているのかも知れない。
 列車が変調したのは11時半過ぎのグマス。広い構内に現役か廃車か分からぬ車両がたむろする。信号が赤のままである事を見てから先頭の方に向かう。
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 保存機、かな?
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 こちらは今乗っている列車。
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 不思議なものがホームの片隅に。列車砲、な訳無いよなあ。
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 シンガポール発、とおぼしき列車が到着。結構混んでいるようだ。
 さてそろそろお昼。ちょっと気になる食堂車へ行ってみる。2両隣りの食堂車。入るとむっとする。エアコン無しの車両だろうか。ただ単にエアコンの効きが悪いのか。側面のドアが開いていて先ほどウェルカムドリンクを配布した黄色い制服の係員が涼んでいる様子。
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 カウンタには出来合いのお弁当やらカップラーメンやら。スナック菓子もある。食堂車というよりはカフェテリアカーという感じ。ショーケースの中にはチャーハンやらカレーやら。カレーを貰う。7.5リンギとのこと。日本円なら200円ちょっとだけど市内で食べるならもっと安いだろうな。
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 カレーに食べられない程不味いものはなかなか無いわな。うちの会社の社食ぐらいだ。今日の食堂車のはまぁまぁ食べられる。さて、席に戻ろう。
 クアラルンプールを発って4時間近く。シンガポールの手前、ジョホールバルまであと2時間少々。どこまでも続くゴムのプランテーションという単調な景色に少々飽きが出てくる頃。映画も二本目。またハリウッド映画だ。タイでバスに乗ったときはタイのドラマか何かをやっていて言葉が分からないなりに楽しめたのだけど、アメリカの映画をここで見てもねぇ、と漠然と考える。
 それでも列車は確実に南に向かう。単調だった景色にも
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 少し変化が現れる。ゴムのプランテーション地帯を抜け出たのかな。時計を見ると13時近く。ジョホールバルまでは1時間半ほど。ガイドブックの地図で見るとかなり南にやって来た事がまぁ分かる。
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 クルアンの駅。やはり5分少々遅れて13:12の到着。小さな街の小さな駅に何人かお客さんが降りてゆく。クアラルンプールを出て以来、大きな都市というものを見ていない。みんなこんな感じの駅だ。まもなく列車は動き出す。空に少し雲が目立つようになった気がする。
 二本目の映画も終わり、さすがに単調な景色にも飽き、今晩泊まるシンガポールのガイドブックを眺めたりしながらの道中。反対側の窓に見える景色、ちょっと建物が目立つようになる。道路と併走しているらしい。店や街は道路沿いなのかもしれない。一方、線路沿いには
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 こんな感じ。まぁ日本でも線路から見える街は裏側ではありますが。
 クアラルンプールを発って6時間近く。ようやく大きな街が現れる。一駅、ガイドブックには無い小さな駅に停まったあと、ゆっくり動き出して再度アナウンス。ジョホールバルだ。
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 ジョホールバル。マレーシアとシンガポールの国境にあたる所だ。日本人には98年ワールドカップアジア最終予選、対イラン戦でのいわゆるジョホールバルの歓喜でお馴染みだけど、ジョホールバルの場所がシンガポールのすぐ隣だとは不勉強な事に知らなかった。
 クアラルンプールをKLと表記するようにジョホールバルはJBというそうで、都市名の二文字表記はマレーシアでは大都市の証、なのかも知れない。
 大きな建物が一つ、また一つ過ぎてゆくと工事現場のようなところへと入ってゆき、いかにも仮ですと言いたげなホームが現れて列車は停まる。5分少々遅れてジョホールバル着。お客さん、半分ぐらいは降りてゆく。代わりに乗ってきたのは
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 イミグレーションの係員。ここを最後にマレーシアを出国することになる。列車に乗ったまま出国手続きが出来るのは非常にありがたく、席に座ったままパスポートと出国カードを提示すると、パスポートの頁、入国スタンプのよこにちょこちょことペンで書き込まれて返却となった。
 2人の係員で8両分の出国を面倒見るのか、出発には時間を要する。しばらく停まっていた後、15時を過ぎてようやく列車は動き出す。まもなく国境、ジョホール水道に差し掛かる。
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 列車の隣には水道管。反対側には道路があって頻繁に車が行きかう。ゆっくりと列車はシンガポールへ。対岸へと渡り切る。線路際に張られた鉄条網が物々しい。マレーシア側では無かった緊張感が漂っている。
 列車はガイドブックの時刻表には無い駅に着く。ウッズランド。ここはシンガポール側のイミグレーション。先ほどは席に座ったまま出国手続きが出来たけど今度は荷物を持って一旦下車。検査を受けなくてはならない。ホームに降りると代わりに税関の係員が麻薬犬を連れて乗り込んでくる。
 まずは入国審査。一人一人に結構時間を掛けている。自分の時は名前の呼び方だけ確認された。さほど時間が掛からずにパス。そして荷物のX線検査を受けることになる。一応パス。これで列車に戻るわけだけど全員の検査が終わらないとホームへのドアは開かない。従って暫くの間、薄暗いコンコースで待つ事になる。椅子一つないので立ったまま。何か冷たいねぇと愚痴の一つも言いたくなる。雲が出始めていた空。いつの間にか重くなっていて雨が降ってくる。雷も鳴り出した。夕方のスコールだろうが、ますます気分が重くなる。
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 列車に戻れたのは40分近く経った15:50ごろ。一番後ろの一等車まで重い荷物を引いて戻る。列車に戻ると乗客がまた減っている。実はここ、ウッズランドでも列車を降りる事が出来るそうで、さっさと入国を済ませた人は、ここから自分で移動したほうが圧倒的に早いだろうなと想像が出来る。
 列車は15:55ごろ、再び動き出す。やはり鉄条網の物々しいその向こうにはシンガポールの街が広がっている。時刻表どおりならあと10分でシンガポールの駅だけど、この先どのくらいの距離が残っているのか、良くは知らない。
 列車は鉄条網に囲まれて静々と走ってゆく。この辺り、シンガポール領には入っているのだけど線路の施設だけはKTM、マレーシア国鉄の管理。元々はシンガポールも英領マラヤの一部でその自体に鉄道が引かれた訳だが、紆余曲折を経て、マレー連邦からシンガポールが喧嘩別れするような形で独立して以来、鉄道の敷地はいわばマレーシアの飛び地のような状態になっている。この辺り、正確な理解かどうかは分からないけど、ギクシャクした感じなのは間違いない。そのギクシャク感がジョホールバルについてからシンガポールの到着まで1時間半も掛かるような今の状態に繋がっているのだろう。利用者としてはもう少し早くなって欲しいけど、鉄道をやめたいらしいシンガポールと意地でも続けたいマレーシア。このすれ違いが解消しないと無理なんだろうなぁ。
 ゆっくりと走る列車。既に定刻の16:05は過ぎている。案外と緑の多いシンガポールの街中を走ってゆくと次第に線路が広がりだした。
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 終着駅という言葉が相応しい、ターミナルが現れる。16:30すぎ、シンガポール到着。
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 改札は前の方。一番後ろの一等車からは延々歩く事になる。重い荷物を持って歩くと
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 レールの果てが現れた。タイのチェンマイから3カ国をまたいで繋がる鉄路の南の果てである。時間が掛かっただけに到達感がある。
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 8時間頑張ってきた機関車が列車から離れてゆく。しばらくゆっくり眺めていたいが、別の問題の方で頭が一杯で、
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 風情のある駅舎もちらっと眺めるだけで、タクシーの行列に並ぶ。荷物をいっぱい持ったお客さんを乗せた国際列車が到着したのに待っているタクシーはほんの数台。空車がくるのを待つ人があふれている。最寄の地下鉄駅までは歩いて15分掛かるのに、肝心なタクシーが全く居ないというこれまた冷たい仕打ち。シンガポールという国の印象が悪くなるけど、それほどまでにマレーシアとの仲は悪いのか、と身をもって思い知らされる事になる。
 時々、大きな荷物を持ったこれから列車に乗る人たちがタクシーでシンガポール駅へとやってくるおかげで、20分ほど待ってタクシーに乗れる。まずはホテルに荷物を収めてしまう。
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 乗ってしまえば小さなシンガポールの街だけにホテルまでは早い。タクシーの運賃も10ドルほど。まぁまぁ安い。小奇麗な、やはりアジア離れした感のする街を走りホテルには17時半ごろの到着。今朝クアラルンプールのホテルを出たのは8時前だから、ほぼ一日。
 シンガポールの滞在は明日朝までなのでそれほどあちこち見れる訳で無い。ひとまず、シンガポールと言ったら、ということでベタだけどマーライオンを見に行く事にする。移動はMRTと言う名前の地下鉄で。ホテルから5分ぐらいの所に駅があるから便利だ。地下鉄の切符を買う。切符自体はICカードなのだが、切符を買うときに運賃1ドルの他、ICカードデポジットとして1ドル取られる。切符を使った後はICカードを券売機で返却すると1ドル帰ってくるのだが、こんな面倒なシステムの地下鉄は初めてだ。ICのトークンを使っている大田辺りの方がよっぽどスマートである。
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 地下鉄のホーム、ホームドアが付くとどこの地下鉄だか良く分からなくなる。香港と言っても通用しそうだし、実は東京、と言ってもばれないかもしれない。たまたま浴衣の人がいたし。
 地下鉄で二駅、ラッフルズホールで降りて地上に出るともう夕暮れの時間帯だった。地図に従い歩くことしばし、シンガポール川の河口に目指すものはある。シンガポール名物

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 マーライオン。はっきり言って小さい。これがマーライオンなら確かに世界三大がっかりの名に相応しいけど、こちらは初代マーライオン。人の背丈より二廻りぐらい大きいかな程度。二代目、というべきマーライオン
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 こちら。海に向かって立ち向かうように水を吐き続けている。これならまぁ、ひとまず見る価値はあるのかなと。先日は落雷で耳か何かが壊れた、みたいな事をニュースで見たけど今日は午後に降っていた雨も上がり
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 虹が掛かっている。観光客がマーライオンに背を向けてシャッターを切り続ける。
 時刻は19時近く。夕暮れの遅いシンガポールもそろそろ日が沈む。夕食を志すけどあちこち動き回る元気は無いのでこの辺りで何か。幸いシンガポール川の川岸には小奇麗な飲食店が立ち並んでいる。そのうちの一軒、半分勧誘に負けた形で入ってみた。
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 対岸の夜景を眺めていると、
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 運ばれてきたタイガーbeerの1パイント。9.5シンガポールドルのところ、20時まではハッピーアワーとかで7.5シンガポールドル。500円ぐらいか。日本に比べれば安いけど、クアラルンプールの物価に慣れるとちょっと高く感じる。
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 チリカンコンにタイ風チャーハン。こちらは前座。そして
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 シンガポール名物というチリクラブ。蟹のチリソース掛けとでも言うのでしょうか。日本であまり食べたことの無い大振りでぷりぷりの蟹が非常に美味しくてチリソースともよく合う。
 蟹と格闘しているとすぐに時間が経つ。普通に二時間は経ってしまう。いい加減お開きにしてホテルに戻る。またデポジット込みのICカードを手に二駅。ホテルまで歩く間に見かけたコンビニにはたくさんの種類のビールが売っている。ジョホール水道一つ隔てただけで、文化もこれだけ変わるのかとある意味驚く。
 明日は昨日よりもっと早い。それに備えて先ほど買ったビールを飲み、軽くシャワーを浴びるともう寝てしまう事にする。短いシンガポールの時間は瞬く間に過ぎていった。 

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