極楽♪極楽♪

 久し振りに早々と起き出した。まだ夜明け前。身支度をすると出かける。
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 西の雲が光を浴びて鈍く輝いている。まもなく朝がやって来る。
 夜の続きでにぎにぎしい伊勢佐木を横切って向かうは
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 京急。つまり羽田に出るのだが、幸先悪いメールが既に届いている。

【条件付き運航】12月6日JAL1261便
12月6日(土)5時43分現在、ご搭乗予定便は条件付きでの運航となりました。
<ご予約内容>
12月6日(土) JAL1261便
東京羽田→秋田
定刻 7:45-8:55
出発予定 7:45
搭乗口 21  
【条件付き運航】
秋田空港 雪のため引き返すことがあります。

JL1261 JA8574 A300-600R HND→AXT

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 そんな訳で秋田行きは条件付運航。小松や出雲と言った日本海側は軒並み条件付運航となっている。今年最初の寒気団がちょうど週末に当たってしまった、らしい。ひとまず、
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 ラウンジで飲み物を。今日はビールではないのは、この後のことを考えて。秋田行きは21番スポットから出発。正月に乗った時と一緒だけど、確かえらい遠かった筈だ。少し早い目にラウンジを後にする。羽田空港を歩いて歩いて一番端っこへ。たどり着くと既に搭乗が始まって間があるようで行列がなくなっている。
 クラスJの指定した座席に落ち着いて新聞と毛布を貰う。挨拶頂いた時に機体番号を聞いておく。21番スポットは機体が殆ど見えないのだ。即答でJA8584と返ってきた。定刻の7:45、あと数人の搭乗を待っている旨の案内がある。実際のDoorcloseは7:48。秋田までの飛行時間は45分との事。7:51、Pushbuck。7:55、Taixing。
 一タミに並ぶ飛行機を横目に滑走路端へと向かう。結構派手に揺れたりして急いでいるのかななんて思う。国際線ターミナルの横を通り抜けて向かうはRWy34R端。手前で停止すると離陸待ちとなる。順番は5機目となるそうだ。A320やらMD-81やら小さい飛行機が飛び立っていって順番が廻る。滑走路端にたどり着くと後続の飛行機たちが目に入った。B737だったりやっぱり小さい飛行機たち。8:10、Takeoff RWy34R。
 きれいに晴れ上がった東京の街。遠くに富士山を身ながら揺れ揺れ上昇してゆく。雲に突っ込んで本格的に揺れだす。ほんの数十秒。揺れが収まると散れ散れの千切れ雲を通して関東平野が広がる。8:16、電子機器使用許可が出た。
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 振り返れば富士山が見えている。北上するに従いだんだん小さくなってゆく。8:18、ベルト着用サインが消灯。揺れた割には順調だ。まもなく機長さんから案内が入った。ただいま高度9,000mに向けて順調に上昇中との事。秋田到着は羽田空港混雑の影響で10分遅れて9:05となるそうだ。秋田の天候は西の風、雨で気温は4℃との事。8:43にはベルト着用サインが点灯するそうだ。
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 那須のあたりかな、雲が切れる。この辺りの高山にまだ雪がないのはちょっと意外。
 ドリンクサービスが始まる。
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 秋田へは飛行時間が短いのでクラスJの茶菓子は無し。秋田へのフライトマイル280は実は大阪に行くのと同じ値。

【今日の空弁】セレブなおにぎり ¥500 日本料理 広美

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 朝食がまだなので、羽田空港で買った空弁を機内で頂く。朝食としては十分な感じだし、美味しいけど、名前だけはちょっと?。セレブ言うならお上品に食べられるようにおにぎり小さめな方が良いのかなぁとも思う。

JL1261 JA8574 A300-600R HND→AXT その2

 機内が空いているのか、ワゴンが引き上げてきてドリンクのお代わりを勧められる。折角なのでコーヒーのお代わりを貰う。ふと窓の外を見ると一面の雲海。もう東北のかなり北の方まで飛んできているのだろうか。そろそろベルト着用サインが点灯するはずの時間だなと思う。窓の外を眺めると、
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 雲が間近に迫ってきた。そろそろサイン点灯かなぁと思う。不意にベルト着用サイン点灯。時刻は8:40。まもなく窓外が真っ白になる。雲の中だけど意外と飛行は安定的。8:43、あと10分で着陸と案内。秋田の気温は3℃だそうだ。電子機器使用NGとなる。まだ雲の中、真っ白な中の飛行だ。
 かすかに地上が見えてきた。8:50、Geardown。突然飛行機が大きく揺れだす。奥羽線の線路、ついで高速道が見えて内陸側からのアプローチと知る。どうやら着陸できそうだ、8:55、Landing RWy10 8:58 Spot in SP3。
 窓の外、雨かなと思ったら霰か。Doorが開いた後、アテンダントさんはドア上についた水滴を丁寧に拭ったあとで降機の案内をする。
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 秋田に到着したJA8574。

秋田の体験観光二種

 今日明日と秋田で観光する。プランは多少練っているけど、さてどうなるか。まずはレンタカーを借りてから市内へとクルマを転がす。幸い道は乾いている。雪道の運転を覚悟してきたからまぁ良いほうに転んでくれたようだ。典型的ロードサイド店が並ぶ郊外の新しい道から市の中心部へ入り着いた先は
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 ねぶり流し館。
http://www.city.akita.akita.jp/city/in/cm/kanto/kanto5.htm
www.city.akita.lg.jp
 竿燈の展示施設、ぐらいのつもりで着いたけどさて。入場料は100円。
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 こちらが竿燈です。
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 こちらは左から順に幼若、小若、中若。子供〜高校生ぐらいの竿燈。これを
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 体験出来ます。質量15kgの小若にチャレンジ。
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 展示館の事務長さんによる模範演技。さおを継ぎ足した上で簡単に肩に乗せちゃいました。
 説明を聞いて自分でも竿燈をあげて、展示物を見ると1時間半ほど。100円でこれだけ体験出来るとは立派なもの。想像以上に楽しめる。最後に併設の
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 古い商家を見学する。さすがに凍りつかんばかりに冷え込んでいてこちらは早々にお暇する。
 ねぶり流し館で意外と時間を取ったのでそろそろお昼へ。今度は駅前に近い百貨店の地下に。
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 稲庭うどんの名門が市内に出す直営店。お昼にちょっと早かったけどさすがに混んでいてカウンタ席へ。冷たいのと温かいのと食べ比べて見ました。
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 味くらべ。¥1,100。冷たい方が好みかなぁ。温かい方ももちろん美味しいですけど、稲庭うどんの喉越しを楽しめるのは冷たいおうどん。
 さて、次の観光地へ。クルマで二時間ほどを見越しているけどさて。秋田市内をクルマで走ると吹雪になる。フロントガラスを容赦なく雪が叩いてゆく。視界も良くない。秋田港から男鹿半島へと向かうバイパスに差し掛かると左手には海。白い波が立っている。ここはまだ河口の内側のはずだけど、外海はどれだけ荒れているのだろう。
 雪がやんだので試しにクルマを止めてみる。
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 外海は想像通りの大荒れ。寒くてコート無しだと何時までも居られない。すぐにクルマに戻る。改めて道を走らせてさらに男鹿半島の先へ、山の中へ。着いた所は
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 薄っすら雪化粧したのは、なまはげの本場とも言うべき、真山神社のすぐ真下。
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 男鹿真山伝承館。
www.namahage.co.jp
 ここでナマハゲ習俗学習講座と言うものを受けて行きます。これは12月31日に行われるなまはげの行事を再現したもの。入場料は¥1,000。
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 古民家を再現した会場に観客が10人ちょっと集まった所で民家の主人が現れてスタート。ナマハゲが二人(ん、二人でいいのか?)入ってきて、古式ゆかしい儀礼に則り四股を踏んでから主人と問答。ナマハゲを怖がって隠れてしまった事になっている子供を探し回った後で主人に酒を振舞われる所も、飲んではいないけど忠実に。
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 ナマハゲ、主人と問答中。
 最後にナマハゲ、観客に絡みだす。「朝早起きしているか!」とかかの形相、大声で言われるのは中々の迫力。私に向かっては「酒ばっかり飲むな!」と。うわぁ、このなまはげ、洞察力あるなぁ。
 中々楽しい習俗学習講座を終えると15時過ぎ。16時を過ぎればもう日が暮れるし、あと一箇所かなと向かったのは男鹿半島の突端。入道崎。
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 着いたのはいいんだけど、寒い。半端じゃなく、寒すぎる。風に吹かれてというよりも飛ばされそうになりながらも灯台の袂までゆき、クルマに戻る頃には体の芯から冷え切って、もう宿に入りたい気分。寒々とクルマを転がして向かったのは、今日の宿泊地。男鹿温泉にある宿。
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 男鹿萬盛閣
www.ogabansei.com
 部屋に落ち着く入りたくなるのはお風呂。先ほどの入道崎で本気で体の芯まで冷え切ってしまった。それを暖めるにはやっぱり温泉が一番
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 極楽♪極楽♪
 すっかり上せてしまうまでお湯に浸かった後は部屋でゆっくりした後にお食事。今日は普通のコースを若干アレンジ。
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 普通の食事から鍋を外した分、刺身を少々良くしてもらいました。ちょうどシーズンのハタハタは焼魚、煮魚、唐揚げ、そしてハタハタ寿司の4種。今年は豊漁だそうです。
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 追加できりたんぽ。本当に美味しい、しっかりとしたきりたんぽ。鶏ガラから丹念に取られたであろうスープも絶妙です。
 そしてもう一つ美味しかったのがごはん。自分が普段いかにいい加減なコメを食べているか思い知らされた気分。
 ナマハゲには酒を飲みすぎるなと言われたけど、やっぱり日本酒を少々。でも何か疲れきってしまったようで、割と早い時間に就寝。

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