札幌は聖地?


 目覚めると7時半近く。外の路面は濡れているけど、街を歩く人は傘を差していない。ひとまず雨の心配はしなくても良さそうだ。
 ホテルの眼下、千歳線が見える。

 731系の普通電車がやって来る。

 721系の快速エアポート

 貨物列車もやって来る。

 DF200-101号機牽引。

 キハ261系スーパーとかちが帯広に向かう。
 今日は夕方の便で帰宅する。それまでは詳細決めていないけど、一度空港に行く事にしている。行って戻ってでは非効率的だけど、一日散歩きっぷを使えば費用的にはたいした事は無い。
 朝食を食べてから空港に行こうかと思ったけど、新札幌の界隈、朝は店が開いておらず結局はひとまず空港に向かってしまう。

 やって来たのは旭川からのスーパーかむい。789系の1000番台だっけ、は乗るの初めてだ。
 空港で夕方乗る便のアップグレードをお願いする。幸い空席があって認められる。出てきた航空券、指定されたのは2A。2Aですか?って聞いたら今度は国際線機材だそうで。

サッポロビールの聖地

 軽く朝食をとると再び快速で札幌市内へ。一旦札幌駅まで。

 上野から一晩掛けてやって来た北斗星が車体を休めている。

 こちらは旭川へ向かうスーパーかむい。
 改めて普通列車で。今度は苗穂で下車。


 ディーゼル機関車に萌えるため、では無く向かった先は

 サッポロビール園なんですが、ジンギスカンを食べるためでは無く、

 サッポロビール博物館。ここに博物館があるのは実は初耳でした。入場無料との事でたいした設備ではなかろうとタカを括っての入場。ちょうど12時の案内が始まった所ですので、、、と案内のお姉さんに付いて廻ることに。
 創業当時の説明に始まる案内。

 大日本麦酒時代の「ヱビス」「サッポロ」「アサヒ」
 と言った会社の歴史から。

 ビールの製造に関して。ケースに入っているのはホップ。


 看板やポスター。過去に販売していた商品も。冬物語が1990年からずらっと並ぶのは壮観。

 試飲は残念有料ですが、でも200円でおつまみ付ならとまずはクラシックとこちら限定の開拓使ビール。泡がきめ細かくて美味しいし甘味すら感じる。

 調子に乗ってエビスブラックも。飲みたいのが半分。オリジナルデザインのコースターを欲しいのが半分。
 ちょうど1時間見学して飲んで、さて札幌駅まで今度はバスで。


 5年前にビール園へ脚を運んだ時はアクセスが良くなかった記憶があるけど、札幌駅直行バスとファクトリーや大通りを循環するバスの2系統があって、結構便利。

 先ほどは食事をしていないので札幌駅で昼食。前回も訪れた回転寿司へ。やっぱり人気が高くて待ち時間は40分ほど。



 美味しいけど前ほどの感動は無いかも。と言うかぐるぐる廻っているネタはイマイチで板前さんに直接頼んだほうが美味。適当にぱくつくともう15時近く。そろそろホテルに戻ってチェックアウトをしなくては。1日散歩きっぷを生かして新札幌まで快速で戻る。

 もう、札幌の街は夕暮れ時。ちょうど1日お世話になった札幌の街ともしばらくお別れ。次は、何時かなぁ。


 最後に千歳線の列車を少しだけ見てからチェックアウト。今日何度目かの快速エアポートで今度こそ空港に向かう。窓の外に流れる白樺がだんだん闇に沈んでゆくと空港到着。

 日曜夕方の新千歳空港はさすがに混んでいる。昨日今日とあまり観光客を見掛けなかったような気もするけど、でもさすがに休日の北海道だ。

 花畑牧場の生キャラメルの行列に呆れ、逆にじゃがポックルがまだ売っている様子に人の移ろいを感じて涙すると制限エリアへ。

 ラウンジでビールを頂きつつ昨日の恥辱をやってしまう。ついでに

サイトアップ

 サイトアップは惜別6749Fに写真を追加
 http://www.geocities.jp/podaka8525/6749/6749.htm
 もやっておいた。今日上げた写真、遠くに小さく写っているのは6721F。ほんの数年前の日常が今はもう見られない。

JL532 JA8177 B747-300 CTSHND

 さて、そろそろ搭乗である。ラウンジから搭乗口が意外と遠く、もたもたしている間に最終案内が始まったりする。

 待っているのはJA8177。行きに振られたクラシックジャンボだ。
 指定された前方窓側、スカイラックスに身を沈める。北海道仕様の格好で飛行機に乗ると少々暑い。汗ばんでくる。定刻の18:05 あと数名のお客様をお待ちしておりますと案内の後、18:09にDoor close。羽田までの飛行時間は1時間20分との事。18:11 Push buck。辺り一面撒き散らしたような誘導灯が眩い。18:15 Taixing。南側へと向かう間に飛行機が一機、また一機。飛びたつ。こちらも滑走路端に。一呼吸置くと、4発のエンジンが唸り出す。少し間を置いてから疾走開始。18:24 Take off RWy01L。
 すっと浮かび上がるとどんどん上昇する。先程のターミナルを見下ろすと右へと旋回し始める。軽く揺れる。地上の天気を思いだし揺れが続くのかなと考えてみる。でも意外と大人しく上がり続けて18:30 ベルト着用サイン消灯。まだどこかの街明かりが見えている。羽田到着は19:45と案内。遅延する事お詫びが入る。

 お月様を目の前に見ながらの夜間飛行が幕を開ける。
 さてお手洗い行くついでに機内少し撮るかなって思ったら前の席の人にフルリクライニングを喰らう。通路側も睡眠中。窓外は暗闇だし、う〜ん、恥辱取り掛かるか。パソコンをカバンから取り出す。今朝の分から手をつける。NHKニュースをヘッドホンで聞きつつ恥辱を綴っていると「お仕事中失礼ですが」とドリンクサービス。

 すみませんねぇ、仕事じゃないんですよ〜。何てことはわざわざ言いませんけどすみません。
 18:44、機長さんから案内が入る。現在ちょうど水平飛行に入ったところで飛行高度は11,600m、対地速度790km/h。少々強い向かい風を受けての飛行だそうだ。あと14分ほどで花巻の上空を通過。羽田到着は19:40〜45ごろを見込んでいるとの事。降下を始めると風向きの変化で揺れるとの事。羽田の天候は雨で気温は16℃との事。結構事細かな案内をメモると恥辱に帰る。飛行機は、多分順調に南下しているのだろう。
 珍しく集中したせいか思った以上に先に進む。写真の編集にも手を付ける。気が付くとキャンディーの配布が巡回していた。時計を見ると19:19。もうそんな時間かと一息つくとあと10分でベルト着用サインが点く事が案内。さぁラストスパート。
 筋子の写真、リサイズに取り掛かろうとした19:27、ベルト着用サインが点灯する。あと15分で着陸との事。電子機器の使用もこれ以降は不可。従って調子よく続けてきた恥辱もここまでだ。パソコンを仕舞い込み初めてまじまじと窓の外を見る。もう関東平野だろう。街明かりが見えている。少し揺れ、もう一度ゆれ。
 気の張っていた分だけ解けた気分で眺める東京湾が美しく感じる。耳をくすぐるエンジン音の変調。19:41、Geardown。塩浜辺りの夜景が目に飛び込んでくるともう着陸だ。19:45、Landing RWy34L。19:49、Spot in SP10。

 札幌へ、沖縄へ。何度か旅のお供をしてくれたJA8177とも恐らくこれが最後。雨に濡れた羽田でお別れを惜しみつつ、到着口へ向かいます。

 帰りは京急で。雨と告げられた東京もこの時間は上がっている。荷物の大きな時にはありがたい事。日ノ出町から歩いて帰宅。

アクセスカウンタ

 アクセスカウンタはチェックせず
 万歩計は13,196