タイ国鉄北線。チェンマイからバンコクへと向かう夜行列車。1等個室寝台の旅に朝が忍び寄って来る。目が覚めるとどこかの駅に停まっていた。
 
 カーテンを開けると向かいに無人のホームが見える。時計を見たら5時半。どのあたりだろうか。
 
 よく見るとドンムアンと書いているようだ。スワンナプーミの空港が出来る前の国際線空港。つまりバンコク近郊まで来ている。今のダイヤは良く分からないが、定刻なら6:30にファランポーンなので、そこそこ、それなりに定時に来ているという事になる。まぁまぁ優秀な今日のタイ国鉄北線。
 列車が動き出してまもなく、ドアをノックされる。車掌だ。ベットの解体が行われる。そういえば昨日、5時半ごろにベット解体するから、と言っていたのを思い出した。ファランポーン到着6時台ならベットをそのままにしてほしい所だが、鉄道側には鉄道側の事情があるのだろう。
 素早く片付けられるのを見送ると今度は食堂の人がコーヒーを持ってきた。見事な連係プレーだ。
 
 タイではまず飲むことのない、コーヒーなる飲料を頂く。カフェインが目覚めかけた体を叩き起こしにかかる。
 列車は動き出す。徐々に外が明るくなる。工事現場みたいなところをゆっくりと走って行く。この調子ならそんなに遅れずにファランポーンに着くのだろう。明け行くバンコク郊外を眺めながら、今日は一日、どうしようかという所に思考が飛んでゆく。
 今回は乗りつぶしの旅なので、バンコクに着いた後も乗っていない鉄道路線を乗りに行きたい。ただ、タイの長距離列車は遅延しがちだから6:30にファランポーンに着くとはとても思っておらず、よって、バンコク到着後の行程は決めていなかった。
 案は3つある。

 1.ファランポーンで荷物を預けた後、トンブリーに移動。トンブリー7:45の257列車でナムトクへゆく
 2.ファランポーンで荷物を預けた後、ファランポーン6:55の283列車でバーンプルータールアンへゆく

 1案は一見余裕がありそうに見えるが、タクシーでチャオプラヤー川の対岸へ移動するとなると時間に余裕がないと思われる。なかなか難しいかも知れない。
 2案は乗り継ぎに余裕がないのだが、この調子だと行けるのかな、そんな気がする。

 1案2案不成立の時には

 3.バンコク市内の地下鉄とBTS、未乗区間をやっつける

 という消極案になる。内心3案に落ちるのだろうと思っていた。
 列車はゆっくり走っては停まるを繰り返すようになる。まだバンコク都心にはだいぶ距離があるのだが、どうやら踏切待ちが始まったようだ。踏切待ち、列車が通り過ぎるのをクルマが待つのではなく、クルマが途切れるのを列車が待つのである。
 
 
 だんだんと外が明るくなり、列車はバーンスーに到着する。この時点ですでに6時半になっている。バンコク都心区間はバーンスーから先、と言うべきでまだまだファランポーンまでは時間が掛かる。
 バーンスーで降りてトンブリーまでタクシーに乗れば、ナムトクには行けそうだが、折角、1等寝台車に乗っている。慌ただしく列車を降りるのは避けたい。よってバーンスーから地下鉄に乗り換える案も無し。でも普通の人だったら、バーンスーで降りた方が何かと便利な筈である。現実問題、ファランポーン駅の機能をバーンスーに移転する事がすでに決まっているとか。
 バーンスーで暫く停車。動き出すと今度はゆっくりではあっても着実に先へと進む。15分程で
 
 サムセンの駅。時刻は6:45。荷物をそのまま持って乗れば283列車には間に合うのかも知れないなぁと思いつつも列車に身をゆだねる。
 今度は、動きが悪くなった。最後、ファランポーンはすぐそこと思われるのが、全く動かなくなる。
 
 ファランポーンの手前ははっきり言ってスラム街。その朝の景色を冷房の効いた個室から固定窓を通して眺める事になる。少し動いたかと思うとまた停車。隣の線路に下り列車がやって来た。これが乗りたかった283列車。トンブリーに行くのも無理だよなぁと思う事になる。まぁ仕方がない。
 客車がごろごろしている操車場の脇でも長い事停まり、ようやくファランポーンのドームに入ったのが7:30のこと。ドンムアンから2時間掛かった。タイ国鉄バンコク渋滞、相変わらずひどいものだ。
 
 チェンマイ17時発でバンコク7時半着。所要時間だけ見ると、ダイヤ改定前の所要時間と同じである。最後がグデグデだったにせよ、割と頑張った方ではないかと思う。
 
 
 列車からお客さんが降りると共に勢いよく寝具がホームへと放り出される。側面の行先はバンコクチェンマイへと改められた。今晩、チェンマイへと向かう特別急行13列車になるまで、列車はファランポーンの構内でしばらくお休みとなる。
 
 到着案内には14列車、1時間15分遅れと出ている。その後を追いかけてきた2列車は1時間遅れ。東北線の急行も2時間遅れている。長距離列車はやはり遅れがちだ。
 8月1日以来のバンコク。時刻は7:40になっている。今日はバンコクファランポーン駅前にホテルを予約している。まだ8時にもなっていないからチェックインは出来ないだろうが、荷物はホテルに預けて、バンコク市内の鉄道路線を叩いておこうかと思う。
 
 ホテルは駅前なのだが、その間には強烈な道路が横渡っていて行き手を遮る。なかなか行き来の難しい道だ。何とか何とかホテルにたどり着いて荷物を預ける。
 
 12階にあるホテルのフロントからはファランポーンの駅舎を見下ろすような、そんな景色が広がっている。
 荷物を預けたら。次は、電車の前に食事だ。中華街の方に行けば何とかなるだろう。
 
 ワットトライミットの近く、ちょっとした屋台街になっていたので入ってみる。麺は見当たらず、ぶっかけ飯の朝食となる。片言の英語で注文をする。
 
 こんな感じの合掛けにして貰って朝食とする。
 食事をしている間、8時になった。テレビが国家を流し始める。起立の時間、なのだが、食事をしているタイ人、誰も立たなかったな。公共の場所でなければ別に良いのか、と感心しながら見る。間もなくテレビも通常の番組に戻った。
 ワットトライミットを後にファランポーンの駅へと向かう。日常のバンコクに紛れ込む。
 
 托鉢の光景を横目に駅まで戻ると8:10だった。さて乗りつぶしに出かける。ファランポーンスタートなのでまずは地下鉄。北側の終点、バーンスーまで行く。
 
 朝ラッシュの時間だが、この時間のファランポーン、そんなに混んではいない。余裕で座れて列車が動く。途中、混んでは来るもののBTSのような混雑にはならない。微妙に外れた区間を走っているのと、車両の大きさの差だろうか。
 30分少々でバーンスーまで到着。折角なので地上に出てみる。
 
 早朝、1等寝台車で眺めた駅に2時間ぶりぐらいに戻って来る。午前9時近くになり、太陽も高くなった。暑くなりそうな予感がする今日のバンコクの空。
 しばらく駅構内を眺めていると
 
 特急気動車3両編成がやって来る。時間帯から言ってファランポーン8:30発車、チェンマイに向かう9列車かと思ったら、ファランポーン8:05発車、スラーッターニーに向かう43列車だった。先程の14列車で経験した通り、バンコク都心の踏切渋滞が相も変わらず続いているのだった。
 
 バーンスーには客を乗せていない気動車も停まっている。しばらく行き来する列車を眺めていれば楽しいだろうが、暑いので退散する。一眼レフを持ってきていれば暑さを押して頑張ったかも知れないけど、
 地下鉄の駅に戻る。バーンスーから先、延伸計画があるそうだが、まずはバンコクMRTは全線完乗となった。次はBTSだ。BTSは二路線あるけど、どちらも中途半端な乗り方しかしていない。
 地下鉄で一駅、モーチットに行く。地上に出ると
 
 BTSスクンビット線、北側の始発駅であるモーチット駅がある。先程の地下鉄構内は広くて余裕があったが、BTSの駅は小さ目。そして混んでいる。
 2路線両方に乗るので一日乗車券を買っておく。行列に並んで買い求めた乗車券は140バーツ。朝食三回分だから結構なお値段。まぁBTS自体が高い乗り物だからなぁ。
 
 スクムウィット線の電車に乗る。モーチットからのお客さん、案外と多くて立席多数。座れない。乗っていないのは北側は1駅、隣のサパーンクワーイ駅まで。中途半端な区間を残しているが、それは 駅が来たバスターミナルの最寄りだから。バンコク市内交通は目的があって乗る事しかなくて、今まで乗る事自体が目的の乗り方はしていない。
 1駅だからあっさりと未乗区間は通り過ぎて列車は都心部へと向かう。乗っていない一駅よりも、何時乗っても車窓で目立つ戦勝記念塔のロータリーやサイアム駅の方が印象に残る。
 列車は東側の郊外へと向かう。こちらはウドムスック駅から先が未乗区間である。また中途半端な所を残しているが、こちらは業務出張で泊まったホテルの最寄り駅から先に乗っていないのだった。
 スクンビット線も東側はずいぶんと路線が伸びた。郊外へと入り大混雑の列車もがら空きになり、そして未乗区間へ。わずか二区間だからあっさり、終着のベーリング駅に着く。モーチットから40分。結構乗り出のある路線だが、実際に新しく乗ったのは、二区間、わずか kmである。
 
 まだまだ線路が延びそうな勢いだが、延びるのを待っていても仕方ない。次にシーロム線の未乗区間に乗るべく一度サイアムに戻る。
 バンコク市内交通最後の一線はシーロム線、ウォンウィアン・ヤイ駅から先、終着のバーンワー駅まで未乗で残っている。先程眺めた景色を巻き戻すとシーロム線に乗り換え。サパンタクシーンまでの区間はなじみのあるエリアで各駅乗り降りしたことがある。その、サパーンタクシーン駅を出るとチャオプラヤー川に渡る。対岸のトンブリー地区はすっかり郊外の様相で列車はがら空きになる。未乗区間も正直、変わり映えしなかった。
 
 サイアムから20分少々で終着のバーンワー駅に着く。あっけないがバンコク市内の軌道系交通はこれで完乗だ。
 時刻はまだ11時である。ホテルには入れない。そしてBTSの路線図、BTS二路線にMTR。そしてもう一本、線が書かれている。軌道では無くてバスなのだが、専用レーンを走る事で地図では特別扱いをされている。そのBRTには乗るつもりが無かったのだが、時間はあるし、路線図に出てくるのが気持ち悪いので乗っておくことにした。
 二駅戻ってタラートプルー駅。ここがBRTとの乗換点。ここからバンコクの南側を廻ってBTSチョンノンシー駅の近くに設けられたサトーン駅までをバスが走っている。乗場の案内がなくて迷ったが、ちょっと離れた所にそれらしい乗場を見つける。
 
 ホーム付の仰々しい乗場。
 
 
 券売機で乗車券を買い求め、ホームに入るという仰々しさで、バスと言いつつ特別扱いなのが分かる。
 
 乗車券は使い古しのICカードが出てきた。運賃5バーツ。本来は対距離で決まるらしいが、お試し期間は一律運賃なのだとか。
 冷房の効いたホームでバスを待つ事5分程。お客さんが増えてバスが入って来る。
 
 タイでバスに乗る機会は殆どないのだけど、バンコク市内で見かけるバスは明らかに別の立派な車両である。座席に多少空きがある状態で出発する。
 バスは道路の一番真ん中、専用レーンを高速で走る。一般のバスが一番左よりのレーンをちんたら走るのを追い抜く。
 
 チャオプラヤー川を渡るとさらに走る。ようやく駅に現れて停車する。
 
 駅と書いてしまったが、バス停というよには立派な設備。歩道橋からエスカレータで行き来できて、冷房付の待合室がって、係員までいる。5バーツで採算がとれるのか心配になる。お客さんは順調について来ているみたいで、駅に停まる度に乗り降りを繰り返し、そして着実のお客さんが増えてゆく。

 途中、交差点を左折する所があって、そこだけは専用信号になっていたようだけど、走りが鈍る。それ以外は快調で、距離感を忘れてしまった。見た資料によると16?程を30分で結ぶそうだから、結構な距離である。
 
 終着、サトーン駅に到着。バンコクの市街地寄りであり、BTSのチョンノンシー駅まで歩けるという所。
 これで乗るべきものは全部乗った。時刻は12時近く。食事にしようかと思う。何となくビールが飲みたい。外国人向けでいいからビールを出す店を探そうかと思う。
 チョンノンシーまで歩く。その先、タニヤが近い事を思い出す。タニヤに行けばレートの良い両替屋があったと更に歩く。夜の繁華街、タニヤやらパッポンやら、昼間は寝ているような街だが、両替屋は営業している。正確に言うとタニヤスピリットという酒屋さんが両替もしてくれるのだ。1万円で2,820バーツ。スワンナプーミの両替商よりも良いレートだ。
 さて食事、だが、店が決められない。お昼時だし混んでいるも理由だろうが、疲れて決断力が落ちているのかも知れない。更に疲れて決断力が無くなりそうだが、しばらく街を歩く。
 
 
 旅行会社の入り口に航空会社のロゴがべたべた。ロゴの変わった会社、会社自体無くなった所、いろいろある。JAPAN RAIL PASSの文字も見える。
 
 一番古いロゴが一番いい所に貼ってある。
 なおも街歩き。決断力を自ら削ぐような行為だが、最後、ここにしようという店が見つかる。
 
 ビールはなさそうだったけど路地のカオマンガイ屋さん。お昼時だからかも知れないけど、いかにも地元の人たちで賑わっていたので入ってみる。
 
 
 案外と小ぶりだけど、他にいろいろ食べるかも知れないからまぁいいや。テーブル備え付けのたれが結構好みの味。スープは少々薄味だった。まずは美味しく頂く。
 さて腹も満ちた。そろそろ13時になるところ。ホテルのあるファランポーン界隈に戻ろう。地下鉄で二駅。涼しい電車に乗るのは5分程。すぐに着いてしまってホテルに入れる時間にはなっていない。ファランポーンの駅に立ち寄ってみる。
 
 
 少ないとはいえ、多少は列車の発着があり、列車がいればそれだけで楽しめるから、時間つぶしにはちょうどいいポイントだ。
 駅構内を暫くウロウロ。日本人の団体がいて、ホームでしゃがみこみ、客車の台車を指さしつつ熱心に見ている。日本の夏休み期間だし、日本から遠征の鉄道ファンもちらほらいる事はいるのだろう。
 一方自分が注目したのはこれ。
 
 鉄輪子。ブレーキの交換部品ですな。ファランポーン出発前に点検して、擦り減っていれば交換するんでしょうか。これほど交換が頻繁に行われている、って事か。
 駅でしばらく待っていると14:45にはマレーシアのバタワースへ向かう35列車が発車するとか、いろいろとイベントは続くのだけど、付き合っているとキリがないのでやめにする。しかしホテルに向かうには時間が中途半端。結局、駅のそばにあったカフェに入る。昼飯で見つからなかった外国人向けのカフェ。店主らしい青年はどうみてもおかまちゃんで、注文するとにっこり笑い、なよっとした声で「ありがとう」と言ってくる。外国人馴れしれいるんだろうなぁ。
 
 まずはビール。昨晩、列車の中で飲んでないので久しぶり感に満ちている。でもよく考えると昨日の昼食時、チェンマイでビールを飲んでいた。24時間ぶりの酒なら、断酒でも何でもない。
 
 そして合わせたのはソムタム。いかにも外国人向けの店で、価格も少々高め。確か200バーツぐらいしたような。まぁ時間をつぶすには良く、Wifiも入ったのも良く、その辺も含めてやっぱり外国人向け。
 14時を過ぎたのでホテルに入る。
 
 ファランポーンの駅から道を渡る。行き交うクルマを縫いつつ、というのがぴったりの光景。朝と違ってキャリーバックがないから楽だが、その代りにビールが体内に入っている。気を付けて対岸へ。
 ホテルにチェックイン。部屋はファランポーン駅側であり、駅を見下ろす絶好の景色。荷物を置いて落ち着く。暑い盛りの14時。ここをどうやり過ごすかが体力温存のポイントで日が暮れるまでは部屋に引きこもる事にする。ネットはしっかりつながる。久しぶりに日本のニュースなんかを見る。
 17時過ぎ、一度買い物で外に出る。外と言ってもホテルの建物、地下一階にあるスーパー。マックスバリューがあるそうで、行ってみた。妻に頼まれていたココナッツミルクのパックと会社のお土産を少々。名前の通り、日系の某大手スーパーの出店で、プライベートブランドの商品も同じように売っている。日本向けそのままっぽい商品が中心だが、中にはタイ向けと思しきオリジナル商品もあったのが物珍しい。
 部屋に戻って荷物を作ると、夕方のお出掛け。
 
 暮れなずむバンコクの街。夕方のラッシュが始まっているが、何時もクルマで混んでいるファランポーン駅前は昼間と変わらない交通量。その道路を縫って夕方の駅へ。
 
 ドーム下の大きな待合室にはタイ人と外国人が半々ずつ。それぞれ各地へと散る列車の出発を待っている。
 ホームにも行ってみよう。
 
 13列車のチェンマイ行きが出発を待っている。今朝乗って来た14列車の折り返しであり、右に見えているステンレスの車両は最後尾の一等寝台車だ。
 
 ドームの下には二等寝台車。日本からのブルートレインが佇んでいる。何時まで続くか分からないけど、いつまでも続いてほしい光景である。
 
 行き先は見逃したが、快速列車が出発の時間を迎えていた。直角座席の三等座席車、飴色のライトが美しい二等座席車。そして窓を開け放った二等ファン寝台車。こちらも一度は経験してみたい列車ではある。
 
 ヘッドライトが光って列車はごとりと動き出す。そのままテールランプが滲んで消えた、なら美しい光景だが、途中で停まってしまった。バンコクだから仕方ないか。
 
 ライトアップされたファランポーンの駅舎を背にして繁華街に出てみる。地下鉄で二駅、更にBTSBTSなら一日乗車券を持っているのでいくら乗っても財布は痛まない。地下鉄も一日乗車券を買えばよかったのかも知れない。
 夕ラッシュの混雑したBTSに揺られて着いたのはサイアム。何となくガイドブックに出ていたイサーン料理の店に入ってみる。東急の中であり、サイアムから歩いたけど、国立競技場から歩いたほうが圧倒的に近かった。
 
 
 ビールと一緒に頼んだのはまたもソムタム。二食続けては少々やりすぎかもしれないが美味しく頂ける。そして麺料理も一緒に頼んだのだが、二つは少々多かった。そしてさすがイサーン料理。本気で辛くて最後は水を追加発注する事になる。
食事を終わらせるとまたBTSと地下鉄を乗り継いでファランポーンに戻る。少々疲れを感じたので、国鉄の駅には立ち寄らず、ホテルに戻る。明日に備えて荷造り少々。
 
 窓外にライトアップされたファランポーンの駅舎。首都の中心駅は夜も眠らないが、自分はそろそろ寝ようかと思う。