JL2716 JA8555 MD-81 MMB→CTS 

 JA8555がやって来たのはちょっとだけ嬉しい。
 この機材。飛行機に足繁く乗り始めた最初の年、秋田からの帰りに1度乗り、そのほんの数週間後、今度は福岡から鹿児島行きで乗り、同じ日の福岡発小牧行きでも当たって、何か妙な縁を感じる機材。JAS塗装を最後まで守った事もあり、JEX塗装にされた今でも見かけると「おっ」と思ってしまう。そんな機材が迎えに来てくれたかと思うとやっぱり縁を感じてしまう。
 搭乗待合室、先ほどの喧騒は消えうせている。17:50の出発を待つ人は一旦外へと出た様子。中に居るのはANA関空ゆきを待つ人とJALの千歳行きを待つ人が中心。
 15:30過ぎ、優先搭乗が始まる。折角なので先に入れさせてもらう。指定された席に着くや否や「○○さまでございますか。本日は大変御迷惑をお掛けいたしまして申し訳ございません」とその後も新聞はいかがですか、毛布はと何か構ってもらえる。新聞は中日新聞女満別に来る時読んだ道新と打って変わって残念モード。
 先ほど、発券窓口に並んでいた時には「100席ほど空席が」小耳に挟んでいたこの便、Doorcloseとなる15:42にはおおよそ6割程度は埋まる。恐らく振替客だろう。後ろの座っているお年寄り3人組はあのツアー客の一部らしいし。15:44、Pushbuck。隣にJA8573を置いてきぼりにして、女満別を去る。
 千歳までの所要時間、45分と案内される。15:47、今度は間違いなくTaixing。夕方の影が忍び寄る大地を横目に滑走路端へ。15:50、Takeoff、RWy36。夕空を切り裂きながら上昇してゆく。美幌の街だろうか、右手に眺めながら左へ旋回してゆく。
 上空へ行くに連れて地上が少し霞みだす。次第に地上が見えなくなってくる。下に居るときは一面の秋空と思っていただけにちょっと意外。15:57、ベルト着用サインが消灯する。千歳空港到着は16:35との事。20分ほどでベルト着用サインが点灯する見込みだそうな。キャンディーのサービスが始まった。

 写真:夕方色に染まり出す空に翼が突き刺さる

 写真:一通り座席の埋まった機内
 地上が見えてくる。十勝平野らしい。来た道を戻っているようだ。16:12、ベルト着用サイン点灯。15分ほどで着陸するとの事。千歳の天候は曇りで気温は13℃との事。
 気が付くと川が二本、大地を流れている様子が見える。恐らく沙流川鵡川。地上に幾つも楕円が見えて、一瞬何か分からなかったけど競走馬の牧場が見えているのだった。日高地方の上空なのである。
 飛行機は一旦太平洋上へと進んだ後、右へ右へと旋回。高度を落としてゆく。16:22、苫小牧の工業地帯が見えたところでGeardown。そのまま着陸態勢のようだ。16:26、Landing、RWy01R。16:26、Spot in SP16。

 千歳に到着したJA8555。