JD1005 JA8941 B777-300 HND→SPK

 15分前をメドに搭乗口へ。待っていたのは西遊記塗装になったJA8941。真正面をこちらに向けているので、特別塗装機であることに、レジを見るまで気が付かない。この機材、アテネオリンピック塗装の時にも当たったっけ。機材はJLのものだけど、チケットには「Operetion JAL Dom」の文字。つまり乗務員は旧JASの人という事。
 7:31、Doorclose。今日の離陸はRWy16を使っている。つまり南風。春ももうすぐ、って事かな。離陸まで掛かる時間も短そうだ。でも、何か知らんけど、わざわざ遠いRWy16Lへと向かう。北行きと南行きで使用する滑走路分けてるのかな。7:44、Takeoff、RWy16L。思いっきりカーブして、都心を斜めに眺めながら上昇してゆく。葛西臨海公園が見える。真下はTDRらしい。川が幾つも見える。城東の地理は疎いけど一番立派なのが荒川かな。細く伸びるのは中川かな、でも位置関係どうだったっけ?
 7:52、ベルト着用サインが消灯する。まずは順調なフライト。幾筋も見えた川はもう一筋しかない。向こうには真っ白な那須連山。NHKニュースの放映が始まる。6時のニュースだ。
 10分間の全国ニュースが終わったところで映像が途切れる。一度雲に隠されていた大地も再び顔を出した。真っ白な大地だ。そして大きな湖、猪苗代湖だろう。ナビゲーションマップが映し出される。蔵王の上空まで来ている。左手に見えるのは山形の盆地か。
 山形上空にて 最上川を眺める
写真:山形上空にて 
 蛇行する川は最上川。高度11,900m、対地速度931km/h。再び雲が湧き出てくる。軽く揺れだす。操縦席から飛行状況の案内が入る。軽く揺れる。「只今の様に時折揺れる事もございますので、お着席中は常にシートベルトをお締め下さい。」だって。降下開始が8:30、千歳の天候が曇りで気温が-4℃である旨も、合わせて伝えられる。
 雲が途切れてくる。海岸線が弧を描く。どうやら青森市街が見えているらしい。時刻は8:30、降下開始と予告された時刻だ。手前側には夏泊半島が見え、機体は下北半島へと入ってゆく。大湊の港と恐山。高度は7,300mまで落ちている。対地速度は768km/h。飛行機は太平洋へと進み出る。
 苫小牧が見えてくる。高度3,700m、対地速度600km/h。ここでベルト着用サインが点灯。時刻は8:41。飛行機は右旋回を始めている。北側からの着陸となる様子。千歳も南風が吹いているようだ。真っ白な北海道へ。千歳空港を真横に見て更に北上。石勝線の駅が見える。スノーシェルターが物々しい。
 左に、左に旋回を始める。テレビモニタは機外カメラに切り替わっている。先に見えているのは雲。千歳市街に差し掛かる。もう着陸。8:56、Touchdown、RWy19R。
  JA8941 千歳にて 
 写真:千歳空港に到着したJA8941
 カウンタでその先の手続きを取る。ついでにクラスJの空席待ちも入れてもらう。種別A-11。前に10人もいるのか。ちょっと難しいだろうなぁ。