フォッカーに会いに

途中、どこかの駅で停まっている時に目覚めました。
 
 撮った時はどこ???という感じですが、大阪。時刻は4:30。東京から6時間半って往年の在来線特急「こだま」の所要時間と一緒です。
 その後はかえって寝付けたのか、案内放送で目覚めると岡山到着20分前と。再びうつらうつら。気が付くと列車は走行中。隣を貨物列車が流れていって山陽線である事は分かりましたが、着いた駅は倉敷。高松へ向かう瀬戸を切り離し、既に出雲の単独運転中。何時の間にか両隣とも空いており、どうやら岡山で降りていった様子。
 このまま空いているんだろうなぁと思っていたけど倉敷でお客さんが乗ってきた。寝台ではなく、あくまで座席だから、そういう売り方をするのか。へぇと思ったけど、昼間のお客さんが特急料金払ってこの座席、ちょっと辛いんでないかいとは、やっぱり思う。
 
 列車は伯備線に入っている。狭いながらも存在感がある高梁川が車窓のお供。だんだんと山が迫ってきて、谷沿いの旅となる。自分自身は全線完乗を2度果たした人間だから、伯備線、一度は乗っているのだけど、夜中に通っただけなので、まるで景色に見覚えが無い。そんな訳で結構新鮮な眺めが流れてゆく。
 谷の向こうに大きな街が現れてゆっくりと過ぎていった。備中高梁。通過するが意外だ。時刻表とか全く見てないで乗っているので、この先の乗り継ぎも含めて、全く分からずに乗ってみたりする。ある意味健全で、ある意味地に落ちたなぁ、と、そんな事を思ってみた。