【今日の駅弁】後楽園のお弁当 ¥1,000 (株)三好野本店

新見までは車内販売が乗っている。車販、と言っても個室だらけの列車ではワゴンを持って回る訳にも行かず、ミニロビーで待ち構える形式。折角なので買いにゆく。
 
 良く出来た幕の内。立派ですが、朝から食べるには、重いわ。
 
 いよいよ谷間をゆく隘路となって伯備線を列車は淡々と登ってゆく。山が開けた新見で初めてドアを開け、さらに山奥へと踏み込んでゆく。
 
 備中神代芸備線が分かれてゆく。列車は県境へ向かう。
 列車は概ね寝静まっている。結局横になっているのが一番楽だからかもしれない。自分も少し眠気を感じて横になる。窓の外には曇り空が広がる。そのうち、zzzzz。
 気が付くともうどこか広い平野の中を走っている。まもなく米子の案内。時計は9時を廻った所だ。米子の観光案内と境港、そして境線の案内が入る。
 線路が一つ一つ分かれて広がってゆくと、米子の駅。デッキに立つと車掌さんに声を掛けられた。「これからどちらへ」「境港行きます」「案内やってよかったわ(笑)」「(笑)」
 まぁ、良い夜汽車の旅だったようだ。
 
 名残惜しいけどサンライズ出雲とはここでお別れ。列車はこの先、出雲市まで。出発を見送る。