2021-09-04

 心がけて早く起きようとしたら4時前には目が覚めてしまった。中途半端過ぎて今からは眠れない。結局、起きだす。
 手元の18きっぷがまだまだ余っていて、今日は出掛ける。身支度をすると始発に乗るべく5時前には家を出る。外はまだ真っ暗。だいぶ夜明けが遅くなった。あと2週間ちょっとで秋分か。
 始発電車で小一時間。新大阪で降りる。18きっぷの旅なのだが、少々遠くに行くべく、飛び道具を行使する。
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 リムジンバスで新大阪から伊丹空港へ。25分程で早朝の伊丹空港に到着となる。
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 各地が緊急事態となっているが昨年に比べると欠航便は少ない。乗客は、まだまだ戻っていないかなという感じ。
 今日は預ける荷物もなく、保安検査を受けると早々にラウンジに。 
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 時間も無くなって来たが軽く朝食だけ頂くとまもなく出発の時刻となる。席を立つ。

JL2341 JA214J ERJ170 ITM→IZO

 今日は出雲に飛ぶ。あくまで18きっぷで帰って来れる所、なのであまり遠くには行かない。
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 搭乗口は23番。バス連絡だった。歩いて行くと既に搭乗開始の後。
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 2台目のバスに乗車となる。この後3人来て出発。スポットへと連れてゆかれる。向かった先は43番スポットらしい。そして待っていたのは
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 JA214J。
 機内、半分も席が埋まっていない程度の乗り具合。6:58にはDoorcloseとなる。雨雲の影響で所々揺れるそうだ。出発機で混雑する時間なので離陸まで時間を要する場合もございますとのこと。出雲までの所要時間、40分と告げられる。
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 7:07、Taixing。誘導路を南に向かうとA滑走路側からの離陸となる。7:12、Takeoff RWy32R。
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 JA010Dの姿を見下ろし飛行機は伊丹の北側あら左へ旋回。雲が現れ景色が消える。
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すぐに青空。青い空の上にも雲があって、日本列島を覆う雲はなかなか重たげ。
 飛行機は左から右へと旋回して神戸港上空から内陸へと入り込んでゆく。テーブルやリクライニングの使用が許可された後、7:23、ベルト着用サイン消灯。5分後には再点灯するそうだ。
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 時折雲の合間に地上が見えるような気がするが、雲の上を飛行機は飛んで行く。
 7:28、ベルト着用サイン点灯。飛行機は智頭のあたりを飛んでいる。これから揺れる事が予想されますとの事。
 雲に覆われたままだが現在地を確認すると日本海側に出て高度を落としてゆくところ。7:35、10分後に着陸する旨の案内がある。
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 島根半島の山が見えてきて、いよいよ高度を落として進む。宍道湖が見える。操縦室からは滑走路が見える頃だろうか。
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 そのまま湖面が近づいてくると7:46、Landing、RWy25。7:48、Spot in SP1。
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 少々早着となった。ちょっと期待膨らむ早着。
 出雲空港からは松江駅に向かう。前に後方席から降りてバスの乗車券を買って、なんてやっていたらリムジンバスに置いて行かれそうになった事がある。さっさと出てしまう印象のある一畑のバス。飛行機の時間に合わせて早発したら1本前の電車に乗れるかも知れない。
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 期待に反して今日のバスはゆっくりしている。定刻通りの時間まで待ち、バスから降りて乗客がいない事を確認してから出発となった。基本に忠実であり褒められるんだろうけど。
 ダイヤ通りなら8:40に松江駅。少し早まり8:37には駅に着いたけど、もう少し早く着いてほしかった。山陰線の上り普通列車8:35にでたばかりである。平日だと8:45があるのだが、土日運休。その後は9:28と1時間待ちになる。
 いささか便法が過ぎるなぁと思ったが、特急に乗ってしまう。18きっぷの意味が無いけど、まぁいいや。
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 特急やくもがやって来る。コロナ禍の旅客数減により減便中。前の列車から2時間開いての列車だが4両編成。さすがに自由席で済ませるけど、空いていた。楽に座れる。
 乗ってしまえば特急は早い。20数分で安来着。ここでも乗り降り。そして米子。惰弱をこくのはここまでとする。安来から乗って来た人が一人降りて行って驚いた。やっぱり1時間毎の運転は本数が少ないのだろうが、特急券、持っていたのだろうか。
 さすがに米子からは普通列車に戻る。今日は境線に寄り道する。次の列車は9:35。特急やくもでワープしたおかげで1時間早い列車に乗れる。

 目の前の0番線から出発する境線。


 派手なキハ40が2両、仲良くつながっている。これが今度の境港ゆき。

 境港が水木しげる先生の出身地、という事でずいぶん前から妖怪列車になっている境線の列車。だんだんとディスプレーが派手になってきて、

 昔からこんなだったけ?という勢い。

 車内も派手だ。

派手な所ばかりに目が行くが、車載のICカード読み取り機なんて日本ではあまり見ないものも載せている。
 列車は案外と観光客が多かった。写真を撮る人も目立つ。この列車、東京を前夜に出て来た寝台特急サンライズ出雲の接続を受けるのだった。
 列車は米子駅を出発すると市内に細かく設けられた駅に停まってお客さんを乗り降りさせる。郊外に出ると日本海に突き出た砂州の上、気のせいか砂っぽい景色を進んでゆく。

 途中、空港駅なんてものがある。駅のすぐそばに空港ターミナルが見えているから空港駅には違いない。 
 小一時間で終着の境港に到着する。

 境港は米子の駅の比でない程に鬼太郎一色だった。サンライズ出雲から流れて来たらしい観光客が嬉々としているのに混じって少々。


 乗って来た列車を改めて撮影する。
 さすがに乗って来た列車で引き返す観光客はいないが、自分は戻る。今度は猫娘のほうにしてみた。

 相変わらず派手な車内。土曜日午前中の境港発米子ゆきには地元の人ばかり。派手な車内を気にする人は特にいなかった。
 先程の巻き戻しで米子まで。米子空港を通った時に誘導路を進む着陸機の姿が見える。接続はやっぱり全く考慮されていない様子。
 11時過ぎに米子駅に戻る。この先は東へ。一旦改札を出て、昼食用に駅弁とビールを買った後、構内に戻る。

 今度は山陰線の普通列車。倉吉ゆきに乗る。待っているのはキハ121の単行列車。11:28の出発となる。

 車内は空いている。こんな感じなら駅弁とビールも大丈夫だろう。

 岡山へ向かう特急やくもを見送るとこちらも出発時刻が近づく。席に戻り、さて昼食。

【今日の駅弁】吾左衛門鮓 5切れセット ¥1,200 株式会社 米吾



 さば・ますの背・腹・かに・あじというセットを買い求めて、

 ビールも2本。ビールを開けてさて、という所で列車は一つ目の駅、東山公園に着く。高校生多数乗車。自分のボックスにも座って来たので、駅弁は一度取りやめ。ビールは、開けちゃったけどなぁ、1本。やっぱり取りやめ。
 幸いと言うのが正しいか分からないけど、伯耆大山で下車があり、席が空く。改めてお弁当、今回は王道の方を美味しく頂く。ビールも沁みる。
 列車は山陰線の線路を飛ばしつつ東に。雨が降ったりやんだりのはっきりしない空の下を行く。海岸線には時折、風力発電機が現れる。この10年で日本海側はどこに行っても風力発電ばかりになった。
 大山口の駅で下り列車待ち合わせ。5分停まるというのでホームに出る。

 下り列車は快速列車だった。想像の倍ぐらいの速度でかっ飛ばすので驚く。山陰線も
https://www.pref.tottori.lg.jp/87075.htm
 高速化が行われていて鳥取-益田の間は区間によっては120km/hまで出るようになっている。その最高速度をもって通過したようだ。
 車内に戻って東行きを再開。米子じゃなくて東山公園で乗って来た高校生も徐々に減り、車内は空いてくる。

 米子から50分程経って40㎞程進んだ辺り。
 浦安でまた待避。今度は

 特急待避。スーパーまつかぜ。こちらも想像以上の速度であった。
 列車は倉吉が終点。12:34到着。

 米子に折り返す列車に高校生が乗りこんでゆく。この先へは

 隣に普通列車。12:36に出発。何で直通じゃなくて別列車何だろうと思っていたけど、一種の列車交換なのかも知れない。
 2両になった普通列車だが、

 車内は空いている。そしてキハ40系列の脚の鈍さ。先程と同じ種別と思えないほどの鈍足で加速してゆく。
 車窓は相変わらずの曇り空。ゆっくりと過ごしていると10分停車と案内。

 青谷駅。列車は駅の隅っこ、3番線に停まる。信号は1番線の京都側が進行となっていて、上り列車の通過と知る。特急がガンガン走る単線幹線、なんて早々縁がないから、こういう時間も久しぶりだ。


 そんな訳で後から来た特急に思いっきり抜かれる。姿形は軽薄短小だが、飛ばしっぷりは特別急行に相応しい景色となる。
 ゆっくり席に戻って列車は出発。

 外は曇り空だが雨は降らなくなった。全国的には悪天っぽく、山陰で雨に巻き込まれて帰れなくなるのは自業自得かも知れないけど、避けたい事態。今のところは大丈夫かなぁと思いながら空を眺める。
 鳥取が近づくにつれて車内は混んでくる。相席になる訳では無いが、列車の体裁が整って鳥取到着。

 この先の山陰線。同じ山陰線でも急に鄙びて、つまり不便になって、先に進むのが大変な区間になる。今日、夕食の時間には自宅に戻りたいから、この先はショートカットを考える。つまり因美線から智頭急行で上郡に出るパターン。そちらは比較的良くつながる。
 2番線に智頭急行の車両が見えて、そちらが接続列車かなと思いつつ、いったん改札の外に出る。折角なので鳥取でも駅弁とビールを買い求める。改めて改札。智頭ゆきの普通列車、1番線からの出発だそうだ。

 1,2番線に上がると2番線の列車が入れ替わっていた。どちらもキハ47の2連、と思ったら

 2番線の列車、京都側にいるのは魔改造のキハ41であった。そして1番線には

 先発、岡山行きの特急が間もなく出発するところ。
 時刻は14:00。次の普通列車智頭ゆきは14:10。田舎列車だからずいぶん前から入線していて、徐々にお客さんが集まる様子を想像していたが、結構タイトな運用だ。間もなく幡生側から列車が到着する。

 キハ47の2両という先程と変わらない列車がやって来る。出発まではすぐ。席に落ち着くとドアが閉まる。ゆっくりと列車が加速し始める。
 列車は空いている。早速、先程買い求めた駅弁に手を付ける。

【今日の駅弁】元祖かに寿し ¥1,280 株式会社アベ鳥取



 そんな訳でアベ鳥取堂でも「じゃないほう」じゃなくて王道の駅弁を選ぶ。過去の記事を見ていても毎回じゃないほうばかりの気がしたもので。

 ビールは王道じゃなくてじゃないほうだけど。意図したわけじゃないけど、どちらもセゾンスタイル。ベルギーの農家が夏の農作業中に飲むそうで、夏の旅には相応しいのかも知れない。
 列車は郡家に到着する。若桜鉄道の列車が隣に停まっている。乗り換える人が目立った。こちらの列車はがら空きになる。

 二つの線路が分かれると列車は千代川に沿って登ってゆく。窓外の景色、少し雲が厚くなる。雨にならなければいいけど。徐々に谷間が狭くなる。12月に乗った時の雪景色とまただいぶ趣の違う景色が続く。


 谷間の街、智頭がこの列車の終点。因美線をそのまま進むと急に細道となって、何時まで経っても膳所には帰れないから、智頭急行で上郡へショートカットする。
 上郡ゆきの列車。 

 普通列車が出発を待っているけど、先に京都まで行く特急はくとが出発する。上郡までなら自由席特急料金は430円なので、そちらに乗ってしまう。
 切符を買い求め、一緒に鉄印を頂く。列車の出発までまだ間があるので、駅近くのスーパーを覗いてみる。この長雨で高騰している葱が案外安くてついつい買ってしまった。
 駅に戻る。特急はJR構内からの出発。智頭急行の改札から入ってJRの構内へ。間もなく

 倉吉を14:24に出発した特急スーパーはくとがやって来る。鳥取県内で2時間差を詰められた事にはなる。
 2両だけの自由席は空いていた。もちろん、指定席もグリーン車も空いている。乗ってしまえばやっぱり楽で

 飲み鉄をするのもなかなか良い感じにはなる。
 そして

 智頭駅前のスーパーで買った葱がスーパーはくとにちょこんと座る。
 山を貫く立派な線路を列車は突き進む。わずか37分で鳥取県の山奥からアーバンネットワークの端、上郡に到着する。

 いつの間にか青空が広がっている。
 特急列車への浮気はここまで。この先は大人しく18きっぷを使う。幸い、上郡の駅はローカル線では無い。待つほども無く列車はやって来る。

 田舎電車ですけどね。しかも

 後ろには湘南色の電車が付いていた。
 岡山から来る電車。18きっぷが使える週末には混んでいる印象しかないけど

 想像以上に空いていた。 コロナ禍の影響なのか、そういう時間帯なのかは分からない。ローカル線の旅、延長戦みたいな時間は二駅だけ。


 相生で新快速接続となる。ここから先はただ運ばれるだけの時間。とはいえ折角姫路まで来ているので最後に駅そばに挨拶をしてゆきたい。姫路で1列車落とす。


 定番駅そばの後、改めて15分後の新快速に乗車する。こちらは姫路始発。姫路の時点では空いていたから

 最後にビアホール新快速。明石までには切り上げて、混んできたところでビアホールのみ撤収。ただの新快速になる。薄ぼんやりしている間に寝てしまった様子。気が付いたら京都を越えていた。日も沈んでいる。
 一駅手前、大津で下車。後続の普通列車を待つ間に

 EF210-132号機牽引の貨物列車が通過する。1072列車らしい。本来は午前中のうちに通過している筈の列車。
 一駅、膳所まで来て歩いて帰宅。自宅には19時過ぎ。鳥取から山陰線を辿ると22時を過ぎたいた筈。だいぶ巻いたことになる。 

【サイトアップ アクセスカウンタ】

 サイトアップはお休み
 アクセスカウンタは機能せず
 万歩計は13,449