JN2324 JA8703 Saab340B TJH→ITM

 二度目の但馬も展望デッキへ。真っ暗な山の中にある飛行場。照明に照らされたSaab340の機体が鈍く光る様子を眺めて退散。手続きは伊丹でやって来たので保安検査が始まるまではカウンタ前のベンチでぼんやり。搭乗手続きの列、それなりに途切れない。今度の便もそこそこの搭乗率となるようだ。保安検査が始まる。やっぱり皆さん動作が緩慢。一息おいてから列に並んだのに2人目だったか3人目だったか。朝と同じ係員に「パソコンがあります」と自己申告。
 Saab340B
 写真:日の暮れた但馬空港 出発準備の進むJA8703
 搭乗が始まる。ステップを上がって「またお世話になります」と挨拶。「よろしくお願いします」と返って来たのがちょっと新鮮。今度の座席は後方窓側。今日一日のフライトで恐らく唯一の翼より後ろ側の座席、となる筈だ。全員乗り込んで18:03、Doorclose。人数の報告、声は後ろ前聞こえてこないけどぱっと眺めた感じ、大よそ搭乗客25〜30人と言った所。プロペラが廻り始める。伊丹までの飛行時間は30分と案内された。18:06、Taixing。先ほど降りて来た時と同じようにRWy19を使うようだ。滑走路を右折。すぐに滑走路端。器用に180°反転して一旦停止する。
 エンジン音が高らかに響き渡る。ブレーキを命いっぱい。機体がブルブル震えだす。そして解放。一瞬の間をおいて、ロケットスタート。一気に加速して滑走路中ほどを過ぎた辺りで地上を離れる。18:07、Takeoff、RWy19。円山川を越えて左旋回開始。午前中と同じルートらしい。滑走路の光が見えてくる。270°廻ってさらに上昇。雲が出てきて揺れ始める。「上昇に伴い、生憎と気流の影響で揺れております」と言う何時もの案内。
 18:16、ベルト着用サインが消灯する。伊丹到着は定刻の18:40を予定しているとの事。新人の客室乗務員、まずは新聞を持って機内を巡回し、次にキャンディの配布をしようとしたところで早くもベルト着用サイン点灯、18:20。サイン消えていたの、僅か4分。伊丹の天候は晴れで気温は10℃だとか。飛行機は相変わらずの雲の上。それが途切れると一面、灯りの海となる。大阪の上空まで戻ってきた。大きな川が見える。淀川だ。旋回を始めると生駒山地のシルエットが明るい夜空に暗く映えてみえだす。
 昼間歩いた大阪の街を横切り、次第に高度を落としてゆく。18:35、Landing、Rwy32L。18:37、Spot in。