JL103 JA014D A300-600R HND→ITM


 羽田に着いたのが7時ちょっと前。保安検査場を過ぎると7:10であった。出発まで20分。ラウンジに寄る時間は無く搭乗口へ直行となる。伊丹ゆきの搭乗口はさすがに場所が良く12番。朝食だけ買って向かうとまだ搭乗は始まっていなかった。

 待っているのはJA014D。A300-600Rである。本来であれば伊丹線は全便ファーストクラスの設定があるB777-200で運用される筈だが、いつの間にか設定のない機材も入り込んでいる。7:30の伊丹行きは自分としては嬉しいA300。折角なので指名買いされてもらった。待っているのはJA014Dである。
 7:17〜8分ぐらいだろうか。優先搭乗が始まり大挙してお客さんが乗ってゆく。一般の搭乗が始まったのか勘違いしいたぐらいだ。いくら何でも対象者が数十人単位でいるとは思えず、本当の対象者はどれだけいたのか良く分からない。ついで一般の搭乗も始まったから機内に向かう。今日は普通席。クラスJは予約した時点、何のことはない昨日だけど、では空いてなかったしキャンセル待ちは最初から期待していない。右手窓側が空いていたから大人しくそこに座る。次々乗ってきて、それでも3割ほどは空席だろうか。馴らしてみると若干余裕がある程度。搭乗が遅かった割には7:31、Door closeとなる。伊丹までの飛行時間、51分と告げられた。何か知らないけどえらい細かい。航路上の天候は概ね良好とのこと。併せて定時出発にご協力頂きありがとうございますと案内があったが、今日の定時は確かにお客さんの協力あっての定時に違いない。
 しかしその後が遅れる。隣の飛行機がPushbuckを一足早く始めたからかこちらは動こうとしないまま1分、もう1分。ようやくPushbuckしたのが7:42のこと。その間にも1機、もう1機。滑走路へと向かう飛行機に抜かれる。着陸機はRWy34で降りてきていて、以前なら34Rに向かうところだ。
 7:47、Taixing。先ほど抜いていったB737がRWy34Lの端にいていまにも離陸しそうな様子。いわゆるハミングバードだが、羽田拡張後はどういつ扱いになっているのだろう。良くは知らないA300 でもハミングバードの経験はある。この便も対象かなと淡い期待を抱いたが、飛行機はさらに海側へと進む。どうやらその他大勢と同じように離陸するらしい。飛行機は新整備場の前を直進、左へ折れた。海の向こうに滑走路が見えている。D滑走路からの離陸、らしい。真新しいアスファルトを踏みしめながら進むと海上の滑走路へ。右手にはRWy34 への進入機、そして富士山が見える。何か新鮮な眺めだ。
 ようやく滑走路端。長かったが渋滞はない。一呼吸置くとまもなく、7:57、Take off RWy05。急激に上昇してゆきそして右へと旋回する。180°曲がったのか先ほど離陸した滑走路が見えている。次の離陸機が今、地上を離れた。
 そして横浜の街が見えてくる。今朝いた横浜駅西口も少々霞んでいるが見えている。首都高狩場線が真一文字に街を貫く。視線を流してゆくとあぁ、あの辺が自宅かと。

 8:04、ベルト着用サイン消灯。横浜の街を辛うじて写すことが出来る。

まもなく機長さんから飛行状況の案内がある。現在、高度8500mに向けて上昇中でこの先、知多半島の河和と生駒を経て伊丹へ向かうとのこと。伊丹到着は定刻より5分遅れて8:50を予定しているそうだ。伊丹の天候は北西の風3m/s、曇りで気温は1℃と告げられた。
 翼の向こうに富士山が見え隠れし始める頃、ドリンクのワゴンが廻り始める。普通席は翼のかかる辺りから左右1台ずつ。後ろにも1台ずついるはず。中途半端なところだが、クラスJ担当ワゴンがそのまま普通席まで直通するのだろう。

翼の後ろまで富士山が回り込む頃、順番が回ってきた。