下総の台地にダートが響く

 さて次の場所へ。お金がかかるはずなので3,000円のパスネットをお買い上げ。天空橋発9:42。急行印旛日本医大ゆきに乗車。乗ったときは空いている。空港線内で順調に客を集めて品川で降ろす。泉岳寺で再び客を乗せる。二駅三駅で降りてゆく。新橋を過ぎる頃にはがら空き。押上を出ると地上に戻る。京成高砂でまた客が増える。川を渡ると葱畑が広がる。お客さんまた減ってくる。そうして80分が過ぎてようやく新鎌ヶ谷。11時になるところだ。遠い。
 今日はこれから下総航空基地にゆく。
 http://www.dii.jda.go.jp/msdf/simohusa/index.html
 今日は基地の一般公開。今までこういったイベントは殆ど見た事が無いけど、民間のYS-11は引退してしまったし、こういった機会を生かしてゆかねば、と言う事で。本当は遠いし出かけるの、迷ったけど、一応来て見た。
 工事現場のような新鎌ヶ谷の駅を出る。ここから送迎バスが出ているそうだけどどこが乗り場だろう。水兵さんが一人。聞いてみると「踏切を渡ってどうの」と。聞いた通りに歩いてゆくと行列が出来ている。20分ほど待ってバスに乗り込む。右に左に廻ってゆくと基地に到着。
 UH-60J
 写真:UH-60Jの展示飛行 
 ちょうど滑走路上でUH-60Jが展示飛行中。
 YS-11T
 写真:展示中のYS-11T 対潜練習機
 P-3C
 写真:今度の展示飛行はP-3C 対潜哨戒機の編隊飛行
 P-3C
 写真:P-3C、対潜攻撃。爆弾槽開放
 YS-11T
 写真:展示中のYS-11T 赤い縁取りが結構目立つ
 突然、聞き覚えの有るエンジン音が聞こえてきた。滑走路を見ると、
 YS-11T
 写真:展示飛行から6905が帰ってきた。
 午後からは体験搭乗が行われる。締め切りがちょうどJACのYSが終焉のとき、バタバタしていて申し込みをしないうちに締め切りになってしまったので見ているだけ。
 それでも3機のYS-11が並んで出発準備をしている様子にまずやられる。ダートの三重奏が始まる。思いっきり脳天をやられる。3機並んでTaixingをはじめる。
 YS-11T
 写真:一列縦隊を組んでTaixingしてゆくYS-11T
 YS-11T
 写真:一機ずつ離陸してゆくYS-11T 写真は6902
 その後は同じようにP-3Cが3機離陸してゆく。UH-60Jも飛び立ってゆく。そして先ほどのYS-11Tが戻ってくる。滑走路からスポットへとやってきてエンジン停止、と思ったらとめたのは右側だけ、左側はプロペラを廻したままTaixing。自分のいる場所から見るとプロペラ停めたまま滑ってゆくように見えてちょっとユーモラスだ。
 YS-11T
 写真:次の体験客が搭乗
 YS-11T
 写真:再び3機並んでTaixing。
 YS-11T
 写真:再び3機戻ってくる
 YS-11TとP-3Cが入れ替わり立ち替わり飛んでは降りてゆく。鹿児島空港辺りで張っているよりよほど効率は良いけど、残念なのは撮影位置からの日の回りが良くない事と滑走路が遠い事。鹿児島空港の展望デッキから滑走路よりも遠い。本気で撮ろうとすれば滑走路の反対側に廻った方が良いようだ。
 いい加減、疲れたし腹も減ったので一旦撤退。模擬店を覗いてみる。
 模擬店
 写真:ラーメン1杯¥200に値下げ
 時間も遅くなったので投売り状態。ラーメン1杯¥200、焼そばも1人前¥200。何か学園祭みたいな雰囲気だ。異常な盛りの焼そばと格闘していると遠くの空をYS-11Tが飛んでゆくのが見える。鹿児島や沖永良部で眺めたような景色だ。来て良かった、素直に思った。