JL107 JA623J B767-300ER HND→ITM

 何とか14番搭乗口までやって来る。 
 
 皆様ご搭乗頂けることになりました、なんて声が聞こえる。オーバーブッキングが起きていたようだ。湾岸線の事故渋滞で間に合わなかった人の分、空席が出来たのかも知れない。通常20分少々で着くバスが今日は45分近くかかっていたのだがら。
 
 待っているのはJA623Jであった。国際線から転勤してきたB767。ファーストクラス付きの国内線仕様に改装されている。
 
 8:28、Doorclose。乗務員の紹介があったのちに伊丹までの飛行時間、離陸後40分と添えられる。気象状況はおおむね良好とのことだ。8:31、Pushbuck。8:37、Taixing。
 今日は北側に向けての離陸。西方面に向かう伊丹行きはD滑走路からの離陸となる。長々と誘導路を進み、海を渡ってD滑走路へ。
 
 先発機を送ったのち、自機も滑走路へと進む。後続機を後ろに従えて滑走路上、大きく胸を張るかのように一呼吸置く。そして疾走。8:46、Takeoff RWY05。
 
 
 東京湾上空、早くも景色が霞んでゆく。地上にいる時は何とも思わなかったのだが、今日は視界がかなり悪い。気流はおおむね良好の言葉があった通り、揺れなく上昇してゆく。8:51、ベルト着用サイン消灯。着陸は9:30を予定している旨、案内される。
 東京湾を離れ、高度があがると、外はどちらかと言うと青空になってくる。
 
 地上ははっきり分からない。よく見ると陸地が見えているのかな?ぐらいの視界である。低空に雲が垂れている。そんな気象が見て取れる。