瀬戸内遊覧との別れ

 眠いと思いつつ4時半起床。辛いけど、仕方ないわな。まだ外は暗い。だいぶ日が短くなってきたなぁ。もう秋分の日も間近か。5:27の電車でスタート、羽田空港へ。
 今日の行程は17日、台風で流れた行程の焼き直し。つまり羽田7:15→9:00福岡12:10→13:35徳島14:45→15:55羽田。ただし、チケットは総入れ替え。結局福岡→徳島の特典枠は出てこなかったので普通運賃で取り直し。別途特典で羽田→福岡、徳島→羽田を取り直し。浮いてしまった特典航空券は台風理由で払い戻しとなる。
 チェックイン、クラスJへのアップグレードを申し出る。満席なのでキャンセル待ちだって。

 っー訳で12月までは使えるダイヤモンド・プレミアラウンジで休憩。今日のクロワッサン、少し油っぽい。もう少し控えめにしてほしいなぁって思ったけど、逆に言うと日によって味が異なるって事は、手作りの証?

JL1705 JA813J B747-300 HND→FUK

 少し早い目に搭乗口へ。無事、クラスJへのアップグレード完了。1Cなる席をあてがわれた。

 向かった搭乗口、待っていた機材はJA813J。17日とまったく同じ機材だ。今日は一番前の席、目の前にお月様が描かれている。7:15、案内。「あと一名さまのご搭乗をお待ちしております」と。7:17、Door close。福岡までの所要時間は1時間25分との事。7:20、Pushbuck。17日とあんまり時間変わらないなぁ。さすがに平日な今日の方が混んでいる。7:26、Taixing。
 今日も離陸は34R、ガタゴトガタゴト、海の方へと向かう。やっぱり前の方にJTAが居るなぁ。7:25の宮古ゆきかと考えたけど、ひょっとすると7:20の岡山行きかも知れない。7:34、Takeoff、Rwy34R。今日の東京、雲が多くてすぐに消えてゆく、そもそも通路側の席だから、窓の外、良くわからないし。B747の一番前でぼけっとしていると、機内が明るくなる。雲の上に出たようだ。7:40。
 7:44、ベルト着用サイン消灯。サインが消えた後で少しコマゴマ揺れる。揺れる。うーん、まだ揺れる。アテンダントさん、平気な感じで前方に仕舞われたスクリーンを出す。揺れがおさまった。映し出されるのは6時のNHKニュース。

 ドリンクサービス。今日のお菓子はあられセットだって。それならと冷茶を選択。しっかし、こうして写真で見ると、壁まで遠い、遠い。
 8:20ごろ、機長さんから飛行状況の案内。ただ今、瀬戸内海の上空との事。福岡空港到着は定刻より若干遅れて9:05となる見込みだとか。福岡の天候は晴れで気温は21℃、降下に際して若干カタカタ揺れる事を予想しているとの事。

 トイレに立ったついでに撮影。クラスJでも多少、空席がありました。
 8:25、予告どおり、「カタカタ」揺れだす。窓の外は相変わらずの雲。キャンディーの配布。窓の外は相変わらず雲海が広がる。
 8:45、窓の外に海岸線が見えた。ぱっと見た感じ、宗像のあたり。ちょっと早いなと思う。宗像かと思ったけど気のせいかな、まだベルト着用サインは点灯していない。8:47、サイン点灯。あと15分で着陸との事。
 8:52、洋上を左旋回。島が見えている。どうやら海ノ中道が見えてきたようだ。早いな。時刻は8:55、Geardown。福岡の街が霞んでいる。8:57、Touchdown、RWy16。9:04、Spot in SP5。日曜日よりも若干、早着。

捕捉される

 降りるときにアナウンス、「○○さま、地上係員までお申し出下さい」やっぱり呼ばれた。
 実は3日前、会社に電話が掛かってきた。JAL福岡空港支店から。何事かと思ったら、
「17日の福岡→羽田、カード決済した時にサイン貰い忘れてもうた。こちらで処理するから了承してくれ」
 と言う趣旨。それに対して次のように返事した、小声で。
「22日の1705で福岡に行くからその時、サインすれば良いか」と。
 降りたところで待っているからと言われてたので、どうなるのかと思ったらやっぱり待ち構えているらしい。係員に捕まり、サインして手続き終了。最後に
「この後お乗り継ぎでございますね、第一ターミナルまでご案内いたしましょうか」
「時間がありますので、結構です」
 今から第一ターミナルの搭乗待合室に入っても、まぁ、仕方ないのである。

YS-11 最後の活躍

 護送をお断りしていったん制限エリア外へ。外を歩いて第一ターミナルへ。結局、第一なのである。チェックインカウンターを通り過ぎ、送迎デッキへ。今日も4階ゲームコーナーへ行ってみた。先客が数人。今日、平日だよな。平日だったよな。
 既に9時15分を廻っている。まもなく高知行き、鹿児島行きのYS-11が相次いで出発する時刻だ。

 写真:最後まで活躍するのはこの2機。手前JA8766 奥JA8768

 写真:まずJA8766がエンジンスタート。心地よいダートサウンド福岡空港を支配する。  

写真:滑走路へ、そして鹿児島へと飛び立ってゆく。

写真:後を追うようにJA8768、エンジンスタート。滑走路上のJA8766とダート二重奏

写真:こちらは高知へと飛び立ってゆく

 2機の離陸を見届ける。まだ時間がある。もう少し撮ってゆこう。

写真:先ほど搭乗したJA813Jがスポットアウト。

写真:航空局の機材、YS-11かと思ったらSaab2000だ。ちょっと残念。

 早いけど食事。日曜日と同じ店。何故かここまで焼き直し。イカ明太丼¥907なるものを頂きました。 

 徳島行き、今日は飛びます。同一時間帯では唯一満席便。さすがに最後なんだなぁ、と実感します。

JN3562 JA8766 YS-11 FUK→TKS

 時間が来たので搭乗待合室へ。出発便が少ないためか、案外と閑散とした待合室で出発を待つ。12時ごろ、案内。出発準備遅れのため、次の案内があるまで待て、と。そうこうしているうちに、対馬ゆきの改札開始。何故か徳島行きと対馬ゆき、同じ改札使ってる。他に空いている改札あるのにね。

 写真:12:20の対馬行きが先に改札開始。
 悪いことは重なるもので、対馬行きの搭乗が滞っている。ちょうど到着便が11番に到着。到着客と出発客の動線が重なってしまった。仕方ないので到着客を待たせて出発客を流し、その次に出発客を待たせて到着客を流す。徳島行きの搭乗はその間、おあずけ。
 ようやく搭乗開始。歩いて歩いて、スポットに出る直前に待った。15番スポットにSaab340B到着。プロペラが廻っている間は絶対にお客さん、出さないのである。そして到着客がいなくなるまで待ったが掛かる。

 写真:搭乗機を目の前にして、ストップが掛かる 福岡空港にて

 写真:12:18、ようやく搭乗機へ。
 今日の撮影会は大人しめ。12:27、Doorclose。徳島までの飛行時間は1時間25分との事。出発遅延のお詫びもあわせて。プロペラが一つ一つ廻りだして、機内にダートサウンドが響きだす。12:31、Taixing。使用滑走路、何時の間にかRWy34に変わっていて、延々延々Taixing。
 12:37、飛行機が止まる。離陸待ち。「福岡空港混雑のため、離陸まで15分ほど要する見込みです。皆様お急ぎのところ、大変申し訳ございません。当機の離陸は7番目となっております。離陸まで今しばらくお待ち下さい」7番目、15分。やれやれである。それを聞いて通路を挟んで斜め前の人、お弁当を食べ始めた。
 ようやく滑走路へ。12:50、Takeoff、RWy34。福岡市街を少しずつ上昇してゆく。博多湾上空をゆっくりと右へ旋回。海ノ中道を眺め、三苫のあたりを眺めて陸地へと戻る。九州道が見えてくる。微妙に雲が流れてゆく。12:59、宮田。13:01、遠賀川。遠くに目をやると洞海湾も見えている。北九州に差し掛かった13:06、ベルト着用サイン消灯。「左手に関門海峡をご覧頂けます」と案内が添えられる。まずは順調なフライトだ。

 写真:北九州上空でベルト着用サイン消灯。
 飛行機は北九州空港を真下に臨んだ後、周防灘へと歩み出る。早速、搭乗証明書が配布される。窓の外には山口宇部空港が見えてきている。朝来るときは雲上飛行だっただけに、景色は期待してなかったのだけど、思いがけず眺めの良い飛行になってくれたようだ。

 写真:窓の外で存在感を誇るロールスロイス DART MK542-10J/K
 13:11、機長さんから飛行状況の案内。まずは出発準備遅延と離陸待ちの影響で大幅に遅れている事、お詫び。高度3,400m、対地速度410km/hの水平飛行に向けて順調に上昇中とのこと。この先、岩国、高松上空を経て、徳島空港到着は定刻より30分遅れて14:05を見込んでいるそうだ。徳島空港の天候は北西の風4m/s、晴れで気温は25℃との事だ。
 13:14、すっかりお馴染みとなったドリンクサービス。今日は「アイスコーヒー、りんごジュース、ゆずジュース、スープ」との事。何時も乗るたびに微妙にメニューが違うなぁ。スープに当たったのは初めてだ。そのスープを頂く。13:20、眼下に徳山の街。新幹線の高架がくっきりと見えている。ここから一旦内陸へ。

 写真:岩国基地を望み、再び瀬戸内海へ。時刻は13:27。
 呉らしい街が見えている。13:31、徳島空港到着14:05予定と改めて案内される。定刻ならもう徳島空港に着陸していてもおかしくない時間だし。まだ広島か、徳島は遠いなぁと思ってみる。

 写真:しまなみ海道が見えてきた。時刻は13:38。
 しばらく洋上飛行。おや、瀬戸大橋が見えてきた。ちょうど四国側の根元、坂出を左手に見て通過。時刻は13:48。14:05の徳島到着に向けて順調に飛行している模様。13:50、ベルト着用サイン点灯。

 写真:高松上空に差し掛かる。時刻は13:52。
 市街地を過ぎて平野の向こうに瀬戸内の海を眺めるようになった13:54、まもなく着陸の案内。電子機器もここからは使用NGとなる。13:59、鳴門市街を見下ろす。普段とルート、ちょっと違うな。小鳴門橋やら、鳴門の競艇場やらを眺める。鳴門駅の場所も分かった。遠くに視線を延ばすと大鳴門橋、そして淡路島が。そのまま東へと向かう。機体がカタンと落ちる。YS揺れが始まった。前方座席でも分かるのだから後方は相当揺れているだろう。下に持ってかれる。上へと持ちあげらる。結構な揺れだ。左手には相変わらずの淡路島。どこまで行くのだろう。沼島が見えてきた。こんなところまできたのか。
 14:05、ようやく右旋回。左手に遠く四国を眺める。14:07、Geardown。14:10、Touchdown、RWy29。
 Taixing中に自衛隊側のエリアを見ておく。YS-11Mは来ていないなぁ。14:13、Spot in。既に乗り継ぎ便は到着している様子。この調子だと折り返し便の撮影は無理そう。仕方ないか。16時台の後便にしておけば良かったかもなぁ。

 写真:徳島空港に到着したYS-11 JA8766

JD1436 JA002D MD-90 TKS→HND


 写真:MD-90 JA002Dが既にスポットで待機。
 徳島からの航空券はチェックインがまだ。窓口で「後方窓側」と依頼すると「あいにくご搭乗の機材はMDと言う小さな機材でして」と非常口座席が出てきた。まぁ、「あいにく」では無いと思うのですが。まぁ徳島線はA300しか飛んでいない、って思っている人が多いって事なんだろうなぁ。セキュリティチェックを受けて搭乗待合室へ。定刻14:00の福岡ゆき、まだ搭乗が始まっていない。って当たり前か。いかにもYS目当てという人が行列を成している様子が見える。
 14:30すぎ、東京行き搭乗開始。福岡行きも優先搭乗が始まったようだ。YS-11が撮影の砲火を浴びている。これが徳島空港で実施中の「撮影者優先搭乗」って奴だな。確かに先に入れて撮らせておいた方がトータルの搭乗時間は短そうだし。
 14:40、Doorclose。羽田までの飛行時間は55分との事。一足早く、YS-11がTaixingしてゆく。後を追うようにこちらもPushbuck、14:47。14:51、Taixing。何時も撮影をする公園に何人か人が居る。子供がこちらに手を振る。しばらく誘導路をごとごと、滑走路端へ。14:56、Takeoff RWy29。疾走する期待から自衛隊エリアが見える。ん?んんん?んんんんん? YS-11がいる。YS-11M、9042だ。やっぱり後便にすれば良かったorz
 MD-90は急上昇、急旋回。翼が旧吉野川に突き刺さるのかと思うほど機体を傾けながら、180°旋回。吉野川を眺めて海へと出てゆく。いったん上昇する勢いが緩んだ後に、エンジン音変調、再び空の極みを目指して上昇。海が見えている。小さく舟も見えている。15:05、雲が出てきた。ちょうど映し出されたマップに拠ると御坊の南側から紀伊半島に差し掛かった様子。

 ベルト着用サインが消灯する。15:09。高度は6,000mを超えたところ。対地速度790km/h。窓の外には雲が広がっている。モニタはNHKニュースに切り替わった。
 15:12、機長さんから飛行状況の案内。ただ今紀伊半島の上空を高度7,600m、対地速度940km/hにて飛行中との事。ただ今紀伊半島上空、この先は大島上空を通過の後、羽田に15:55着陸予定。羽田の天候は晴れで気温は24℃とのこと。

 15:24、雲が切れる。洋上を飛んでいる。7分後にベルト着用サインが消灯との事。15:31、陸地が見える。左手に海岸線、どうやら伊豆半島の先端が見えているようだ。15:35、サイン点灯。この先、揺れが予想されるとの事。再び雲が出てきた。15:39、雲が近づいてきて、突っ込む。揺れ始める。窓の外は真っ白。雲の下に出ると房総半島の海岸線が見えてきた。どのあたりだろう。まだテレビモニタには地図が表示されている。ちょうど房総半島の先端から陸地に入り、館山の上空に差し掛かったところだ。
 15:42、まもなく着陸の案内、羽田の天候、晴れで気温は24℃との事。高度は2,400mまで下がっている。対地速度は450km/h。再び雲の中へ、下へと出ると木更津の工業地帯。