JN3587 JA8717 YS-11 FUK→KCZ

 さて今度は高知へ向かう。鹿児島→福岡→松山→福岡がWebチェックインでその先の高知はカウンタでのチェックイン。接続情報が入っていなかったようで、乗継ですがと自己申告。搭乗手続きの済んだチケットを見せて搭乗待合室へと入れてもらう。
 搭乗開始。飛行機に乗り込む前、外に出る手前で待たされる。準備に手間取っているらしい。今度の高知行きは満席。機材は先ほど鹿児島→福岡で搭乗したJA8717に戻る。乗務員も同じ顔ぶれ。16:18、Doorclose。高知までの飛行時間は離陸後1時間5分とのこと。プロペラが廻り出しTaixing、16:22。今度は滑走路南端へと向かう。今日の福岡空港は離陸するたびに使用する滑走路が変わるな。16:28、Takeoff、RWy32。離陸した直後に一瞬がっくんと落ち込む。飛行機は博多湾上空で右旋回。再び内陸部に戻り緑が濃くなってきた丘陵地帯を東に向かう。徐々に高度が上がってきたのか、霞が出て来る。九州道遠賀川が薄っすら見えたのは16:33のこと。
 16:35、ベルト着用サインが消灯する。その直後、機長自ら飛行状況の案内。JACでは珍しい事だ。現在高度3,300m、対地速度460km/hの水平飛行に向けて順調に上昇中。まもなく小倉上空に差し掛かるとの事。この先は岩国、松山を経由して高知到着は17:25を予定。高知の天候は南の風が3m/s、晴れ、気温は25℃とのこと。
 460km/hってずいぶん早いなぁと思っていると左手の窓に、本当に薄っすらだけど小倉の街が確認できた。競馬場やら小倉駅やら。時刻は16:41。遠くには関門海峡も見えてくる。ここで案内。ドリンクサービスを行うとの事。YS-11では珍しい。自分が乗った中では昨年四月の鹿児島-沖永良部では出てきた。メニューは冷茶、ゆず、りんごの3種類からとの事。予め後方のギャレーでコップにジュースを注いでおき、トレーに乗せて巡回する形式。ゆず、つまりスカイタイムなんぞを頂きましたがYS-11の機内でスカイタイム飲むの、最初で最後かも。飛行機は瀬戸内海を順調に飛行中。宇部興産の馬鹿でかい工場を眺め、山口宇部空港を通り過ぎる。時刻は16:49。
 洋上を飛行。16:55、徳山らしい街が見えてきたところで「まもなくベルト着用サイン点灯」の案内。その後になってありがとうYS-11キャンペーンの告知が入って搭乗証明書と応募葉書の配布。普段よりタイミング遅いけど、満席の乗客にドリンク配布するのに10分は掛かるって事なんでしょうね。飛行機は本州と別れを告げて瀬戸内海へ。 そして松山上空へと差し掛かる。時刻は17:06。
 松山上空
 写真:松山市上空を飛行 松山城がはっきりと。よく見ると古町の車庫も確認出来る。
 四国山地、恐らく石鎚山が見えている。高度が下がってきたのか斜光線を浴びた山々が見て取れる。人の営みが見えない、奥深い山だ。ここでシートベルト着用サイン点灯。17:10。眼下の山々には段々畑や人家が見えるようになってきた。そして高知市内に差し掛かる。飛行機が揺れる。土佐湾へ出ると左旋回。17:18、Geardown。左へ左へ曲がりながら斜め前に見える滑走路へ。海が迫る。17:21、Touchdown、RWy14。
 高知空港にて
 写真:高知空港にて フォークリフトの上に車椅子とグランドホステスさん。車椅子の人を降ろす段取りのようです。