明洞で昼食

 時間は遅くなったけどこれから朝食を志す。清涼里の駅を出たところはケンタッキーやらマクドナルド、ロッテリアなんて日本でもおなじみのファーストフード店が並んでいる。ダンキンドーナツなんて懐かしい店もある。ちょっと心が動くけど、この旅行、韓国での最後の食事になるだろうからきちんとした韓国料理にしよう。取り合えず繁華街に出るか。志したのは明洞(ミョンドン)。
 明洞は地下鉄4号線が通る。従って朝来た道を引き返して東大門で4号線に乗り換えるのが順路と思われるけど、同じルートと言うのも芸は無く、ちょっとルートを変えて一旦ソウル駅までここから4号線に乗ってみた。混雑する窓口で900ウォンの切符を買い、今度はインバータ制御な国鉄車でソウル駅へ。やっぱり長々とした連絡通路を歩いて4号線のソウル駅に出て明洞に着くまで20分。
 地上に出る。ちょうど百貨店が開店したのか何かのセールなのかイベント開催中。とても賑やかで新宿東口あたりの喧騒を思い起こす。1本道に入ると道の真ん中に露店が立ち並ぶ。洋服とかアクセサリーとか軽食とか。食事の出来そうなところを探す。日本語の看板が出ている店も幾つか。「ドーナシ」「こんなに良いものが1000元」表記がかなり変だけど、まぁ難しいよね。っーか自分の操る片言の韓国語も目糞鼻糞だろうし。でも後者の看板、多分100円ショップ=1,000ウォンショップなんだろうけど、1,000元じゃ意味が違うぞ(笑)
 こちらでも日式と表記されたトンカツ屋が幾つか目に付く。「トンカツが2,900ウォン!」なんて日本語の看板を出した店もあったりする。確かに350円なら、安いけどね。おや?「新宿さぼてん」まである。
 15時近く、空いている店も多い中、「混んでる店に入れ」の鉄則に従い、人通りが少ないのに混んでいる店に。最初のアニョハセヨで分かったのか日本語で話しかけられる。「これランチメニュー」と言われたキムチ鍋を選択。「それとビール」とつい日本語で注文。韓国ではビールと言わずにメッチェと言うらしいのだけど、ビールで通じた。
 ビールと付け出し
 昼食の付け出し
 付け出しが出て来る。5皿。キムチ、小魚の佃煮、韓国海苔、ジャガイモの油いため、キムチ味らしい何か。後で朝鮮人参らしいと気が付いたけど。それとライス。これだけで腹いっぱいになりそうだ。ビールはhiteだったか、また別の銘柄が出て来る。鍋も運ばれてきたけど付け出しを食べるのに忙しく、手が廻らない。
 空いた付け出しの皿が引き上げられてく。そして一杯に盛られてまた出てきた。正直驚く。っーかこの調子だとエンドレス?鍋と付け出しに格闘する事、小一時間。会計は9,000ウォン。1,100円ほど。やっぱり食費は2割ぐらい物価が安いかな。