JN2323 JA8594 Saab340B ITM→TJH

 今日4回目の伊丹サクラで恥辱を綴る。イマイチ調子が悪いのでビールは見合わせ。トマトジュースにしておいた。持ち時間はやっぱり20分ちょっと。出発時刻の15分前を目安に23番搭乗口へと戻る。
 今度も空いているらしい。搭乗口付近で待っている人を数えてみたらせいぜい7〜8人。案内が流れる。条件付だって。初めて聞く情報なので詳細を聞いたら「但馬空港テイシテイのため」と言われる。テイシテイ、低視程だろう。16:48、搭乗開始。バスでの案内。11人がバスに乗り込み出発。連れて行かれた先に居るのはJA8594。1月3日に乗った機材、ついでに言うと11月12日に往復した時の機材でもある。こういうのも珍しいな。腐れ縁、かな。
 今度の座席は前方窓側。ウェイトバランスの関係で事前の座席指定が出来ず、また重心の関係から後方に座席を指定される事が多いので前側、プロペラの横に座るのは久しぶりだ。
 その後ワゴンで二人連れてこられて、バスがもう一台来て二人乗り込む。これで全員。17:03、Doorclose。但馬までの所要時間は30分との案内が流れた。17:06、Taixing。夕陽がマンションの向こうに隠れようとしている。今日4度目の離陸は17:12。エンジンの震えが座席を通して全身に伝わる。を、YSと変わんないじゃん。
 伊丹カーブで一旦海側へと機首を向けるともう一度太陽が見えてくる。左側の座席からは大阪湾とその向こうに神戸の街並み。17:20、ベルト着用サインが消灯する。機窓に映る夕景。大きな川が輝いている。加古川だろうか。
 キャンディーが配られると再びベルト着用サインが点灯する。17:24だ。ちょっとノイズのような音が聞こえ、アテンダントさんとは別の声が流れ出す。「操縦席からご案内いたします。但馬空港の視界が回復しました。これより当機は着陸態勢に入ります。ご心配をお掛けいたしましたことをお詫びいたします」どうやら降りる事が出来るらしい。次いでアテンダントさんから但馬到着が17:40になる旨が案内された。
 17:27、雲が出て来る。夕景が白く滲んでゆく。こんな夕焼けは初めて見た。飛行機が揺れだす。17:31、間もなく着陸の案内。雲の中を揺れながら飛んで行く。揺れると言うか水面を跳ねるような感触を覚える。トビウオを思い出す。但馬の天候は雪で気温は3℃だそうな。まだ飛行機は飛び跳ねている。17:33、Geardown。地上が確認出来るようになる。伊丹から30分弱でやって来た大地は雪に硬く閉ざされている。
 17:40、Touchdown、RWy01。朝来たときには青空だった但馬は吹雪になっていた。