JN2321 JA8888 Saab340B ITM→TJH

 搭乗手続。「バランスの関係で」と座席はばらばら。空き過ぎていてかえって制限が掛かっているそうな。併せて但馬からの帰りの便、そして羽田までの分も手続きを取ってもらう。

 出発まではだいぶ間がある。
 2年ぐらい前の伊丹、この時間は妙に込んでいて飛行機に乗るのに難儀した事もあるけど、ここ1年ぐらいは大したことが無い。今日もあまり並ばずに保安検査、通過できる。時間に余裕があるので、

 ラウンジでしばらく休憩。珍しくビールに手を出さないのはこの後の事を考えて。羽田行きと成田行きが出た直後だけに伊丹のラウンジとは思えないほどがら空き。
 そろそろと思って席を立つ。但馬の天候、何時の間にか雨と表示されている。寝耳に水、だけど、さてどうなるか。
 長らく8:30発だった但馬行き。今日は9:05発。しかも21番搭乗口からだそうな。ずっと23番からだったので通路を歩いた突き当たり、逆へと曲がる事に妙に違和感を感じる。到着すると既に搭乗が始まっていて閑散。階段を降りたすぐ先に今日の機材は待っている。

 JA8888。調べてみると去年の12月3日、同じJN2321で乗っている。
 http://d.hatena.ne.jp/podaka/20061203#p2
 写真を撮ったら、さぁ、機内へ。空いているって聞いてたけど結構混んでる。一通り座席が埋まっている感じだ。30人弱ぐらいかな。アテンダントさんが新聞を持って機内巡回。各全国紙とスポーツ紙が揃っており、JL担当便と遜色が無い。
 9:01、Doorclose。但馬までの飛行時間、30分との事。一瞬機内の照明が暗くなって右のプロペラ起動。もう一度照明が暗くなって左のプロペラが起動。9:05、定刻にTaixing。すっかりがら空きになった伊丹空港を軽やかに歩んでゆく。すんなりと滑走路へ。それじゃ、行きますかとばかりに一呼吸置いた後、加速し始める。9:09、Takeoff RWy32R。
 何時もの左旋回左旋回、右旋回。神戸上空でダンスを踊りながらSaabは高度を稼いでゆく。穏やかなフライト。9:16、ベルト着用サイン消灯。

 雲は見えているものの、まずは順調。

 30分のフライトでサービスに費やす事の出来る時間はほんの少し。まずはキャンディーが配られる。次に乗務員さんはJACの機内誌と新聞を機内を廻る。

 写真:JACの機内誌、アップロップの創刊2号。特集は福岡。
 そんな間に

 雲が出てくる。少し揺れ始める。9:24、ベルト着用サイン点灯。都合8分はまぁ、長かったほう。但馬の天候、曇りで気温は9℃との事。雲の中にすっと吸い込まれ少々揺れた後、改めて地上が見える。但馬の地、弱々しくも日差しが指している。円山川を渡ると山が迫る。突如空港が現れて9:35、Landing、RWy01。急減速。雨が窓を叩き出す。
 9:36、Spot in SP01。

 先ほど眺めた但馬の地は日が差していたのに、空港だけは雨である。降機の時、傘を差し出された。