晴れのち雨

JA8766

 目を覚ますと4時半。昨日起きたような時間だ。まだ時間的に眠れるけど寝付けない。時々ウトウトしていると6時になる。さすがに西国、まだまだ暗い。そろそろ起き出してみる。テレビのNHKニュースが2月の火山の活動状況を伝えている。さすがに桜島を抱えた土地だ。昨日と変わってえらい寒い。6:45に宿の朝食。\400の朝食がどんなものやら、あんまり期待してなかったけど結構量もあったし美味しかった。7時に宿を出て再び空港まで送ってもらう。本当は8時着で良かったのだけど一人で切り盛りしている関係で、他のお客さんの食事の関係もありこの時間。遅くなるよりは早いほうがまだましって事で。
 空港に7:10ごろ到着。さっそく搭乗手続き。出てきたチケットのチェックイン番号は001。そりゃ、そうか。三脚は預ける。多少身軽になる。
 外は雲ひとつない青空になった。これは想定外。そりゃ、いいことだけど、午前中は展望デッキからの撮影、逆光になる。どうせ冴えない天気だろうから問題なしと思っていたけど、これでは撮れない。
離陸機、8:25の種子島ゆきと8:30の沖永良部ゆきがあり、これは撮りたいと思っていたのだけど。
 ふと思い立つ。昨日の茶畑まで行けば撮ることは可能だろう。徒歩20分もあれば十分歩ける。それなら今から行けば8時前に撮影地に着く事が出来る。8:30の便の離陸まで撮影して取って返せば9:25の便には乗れそうだ。

 決断

 再び歩き出す。風が冷たい。地下道まで数分、中に入ってしまうと暖かい。ターミナルの反対側に出て茶畑の中についたのがほぼ15分後。7:55である。滑走路の向こうを今朝の第一便、広島西ゆきのSAAB340Bがtaixingして行くのが見える。ターボプロップの音が響いて離陸を始める。数百メートル手前で離陸。自分のいるところでは見上げる形になった。結構撮れそうだ。次いで8:00出発の便が相次いでpushbuckを始める。動いた順に伊丹へ行くNHのB767-300、奄美大島へ行くJDのMD-81、羽田へ行くJDのA300-600R、中部へのELのB737-500。一斉に動き出す様子は結構壮観だったりする。順次離陸。同じ位置から滑走を始めても積載質量の関係か離陸する位置が微妙に違う。一番長い距離を要したのがA300-600R。始発の羽田ゆきだし旅客、貨物ともにめい一杯だったのかもしれない。
 小型機が上空を旋回している。何だろうと思うとSAAB340Bだ。確かなことは良く分からないけど、先ほど一番最初に離陸した機材と思われる。そして着陸。
 8時20分を過ぎ、高らかなターボプロップサウンドが響いてきた。まず動き出したのが屋久島へ向かうJN3741便、Dash8-400、JA843Cが行く。YS-11の音も響き渡る。動き出したのがJA8766、種子島へ向かうJN3761便だ。RWy34の滑走路端へと向かい、相次いで離陸してゆく。目の前の位置では既に柵の上へと掛かっており、200mmで十分納まりそうな感じ。予め知っていれば長玉との二刀流を狙ったのだろうけど。ついで8:30に出発する沖永良部へのJN3801便が動き出す。JA8788だ。同じくRWy34へ向かう。今度は手前から滑走を始めたようで、離陸するポイントがだいぶ手前になる。自分のいる直ぐ横では柵に掛かってしまった。
 ここからターミナルへ取って返す。時刻は8:35。伊丹へ向かうDash8-400、JA842Cがtaixingを始めているけど泣く泣く無視する。やはり15分強で歩き8:56ごろにターミナルに戻る。建物の中に入ると凍えた体が溶け出す感じだ。朝は混んでいたセキュリティーチェックに行列はなく、時間に余裕も出来たのでラウンジで休憩。熱いコーヒーが身に染みる。