サッポロビール新九州工場

 街から外れてバイパスの坂を上ってゆく。日田の街が眼下に広がる。結構大きな街だ。そして目指す工場。駅から少なく見積もって4キロはあり、歩くにはかなりしんどい距離ではある。
 見学者受付で名前を書いて申し込み。30分毎に見学ツアーが設定されており、次のコースは11時半開始。試飲まで含めて小一時間かかるそうだ。次々と団体バスが到着していて結構な人数が見学開始を待っている。
 見学が始まる。まずは3Dシアターでの映像上映とかで、グループ毎に名前を呼ばれて中に入ってゆく方式。「福岡県からお越しの」「県内からお越しの」が二大勢力だ。一番遠いのは埼玉県だって。全部で120人ぐらいは居たかと思うけどよく分からない。
 案内の中で「ヱビスビールをご試飲頂きます」の言葉に場内がかるくどよめく。まぁ、自分もヱビスが出てくるとは期待していなかったし、正直驚く。
 PRビデオを見た後に工場へ。工場自体は発酵用の貯蔵タンクとパッキングのラインが見れるだけでたいした事はないけど、新しい工場だけに見せるということに関しては良く出来てた。ヱビス黒ラベルドラフトワン、なるほど材料がこれだけ違うのねん。ラインは土曜日だからかお休み。7月からの猛暑もひと段落しているし、休日出勤してこなす程の状態ではないらしい。その代わり、でもないだろうけど瓶を空圧で持ち上げる様子や最終検査の様子を模型で分かりやすく説明してくれる。
 試飲。グラスビールをが20分強飲み放題。ヱビスはノーマルと黒と両方あり、どちらでも良いそうな。なんとも太っ腹な話。出来立てのヱビスは本当に美味しく、3杯ほど頂く。もう1杯とも思ったけど時間が中途半端なので見合わせ。グラスを下げに行ったら係員さんにもうよろしいですかと言われてしまったけど。まぁ粘りたくなるのを抑えて、と言うことで。
 12:15のバスは行ってしまったので次は13:35。かなり間がある。お土産店を覗いてメシを食う事にする。