2024-01-02

 目覚めると外は明るくなっていた。既に時刻は7時近く。新宿に朝が来ている。正月2日の朝。両方の実家を訪ねる年末年始の東京滞在も今日までとなる。昨年は2日に開催された高校の同窓会に転戦したが、今年はこのまま膳所に帰る。
 テレビを点ける。能登半島地震が段々状況が分かるようになってきた。輪島の火災が痛ましい。
 テレビを見つつも少し荷物を括りつつも身支度をする。ホテルの滞在は11時まで。その前に一度朝食を志して、出掛ける。青空の下、甲州街道を歩いて新宿駅の方へと。自宅にいるなら雑煮にお節にお屠蘇だろうが、出先での朝食は

【今日のC&Cカレー】朝カレーB(辛口) ¥500 新宿本店

 飽きるまでお節を食べた訳じゃなく、雑煮に至ってはまだ口にしていないが、最初にカレーが出て来る。この数年、毎度の事になりつつあり、今年も2日はC&C始めになった。
 店は空いている。というか正月2日の朝から働いている店員の方は気の毒である。

 すぐに提供された辛口のカレーに紅生姜を入れて頂く。久しぶりに頂く辛口のカレーは塩辛さを感じる。最近、自宅で減塩メニューが続いているせいか、ちょっと違和感を覚えるようになってきた。中辛に転向しようか、とちょっとだけ思う。
 一旦ホテルに戻る。9時過ぎの京王百貨店に行列が出来始めている。ヨドバシカメラの初売りは昨日だったみたいだが、世の中の初売りはだいたいは今日。
 部屋を確認すると10時前だが、チェックアウトする。もう少し東京滞在の時間はあるが妻の街歩きに付き合う。荷物を預けて改めて新宿駅の方へ。

 10時ぐらいに新宿駅西口に戻る。京王百貨店は開店前の筈だが、行列が消えていた。先に店舗にいれたらしい。10時開店の店をいくつか廻り、妻の買い物にお供。自分の時間も貰って久しぶりに中古カメラ店なんてものを
覗いてみる。こんな文化も滋賀にいると縁がない。
 11時半を過ぎてそろそろ持ち時間も少なくなる。空港に向かう前、最後に早めの昼食を。31日に見かけて気になっていた香港から出店したらしいチェーン店に入る。正月の2日だが、多少行列ができるぐらいの人気ぶり。

 少々並んで店内へ。香港らしいと言ったららしい狭い座席に座り、メニューから麺と飲み物を注文。先に飲み物が来る。

 港式奶茶をアイスで。本場香港ではアイスティーは3ドル増しだが、日本ではホットアイス同額。

 麺がやって来る。麻でかつ辣な麺というのは香港で頂いた事は無いけど、魚蛋は本場っぽく、楽しく美味しく頂ける。
 さて、少々遅くなってしまった。羽田空港に向かうのにバスタからバスと思っていたのだけど、ちょっと時間的に微妙になる。ちょっと考えてバスタでは無く、都庁前に行く。

 大門から羽田空港に行けばリカバリできそうと思ったのだが、こちらも思ったように行かず、大門の接続がおかしくなる。仕方ないので

 浜松町からモノレール。思ったよりも時間が掛かり、遅くなったが予約便には間に合うタイミングで空港到着となる。


 14:25に小松ゆきのフライトが見える。北陸新幹線地震の影響でダイヤ乱れになっていて、その代替えとして飛んでいる臨時便のようだ。4000番台の便名に慌ただしく設定された事情が垣間見える。
 保安検査を受けて制限エリアの中へ。多少時間があるのでラウンジに寄り道。

 個包装を脱した焼きカレーパンとヱビスビールを一緒に頂く。その間に出発20分前を切る。さすがに遅くなった。席を立つ、

JL121 JA847J B787-8 HND→ITM


 のだけど、搭乗口に行ってみると搭乗便、121便は10分遅れだそうだ。急に慌ただしさが無くなり、余裕をもって優先搭乗に間に合う。

 待っているのはJA847J。羽田-伊丹の搭乗が中心だとどうしてもB787-8が中心になる。14:20になって搭乗開始。機内、普通席の前方だが翼に掛かる辺りの席、右手の窓側から2席に並んで落ち着く。
 遅れているので慌ただしい搭乗となる。押し気味だったが、14:41、Doorclose。14:44、Pushbuck。新年あけましておめでとうございます、と冒頭、あいさつがあって乗務員の紹介。

 この時間、何時に間にか曇り空が広がっている。14:49、Taixing。飛行機は誘導路を南に向かう。新整備場を見て飛行機は海を渡る。D滑走路へと歩みを進めると15:00。Take off RWy05。

 曇り空に沈む東京湾の上を踊りながら上昇してゆく。機首を南西に向けるとさらに上昇してゆく。

 京浜工業地帯を見つつ飛行機は東京湾を南西へ。明らかに上空には雲があって横浜を最後に地上は雲に隠れる。大人しく雲の中を進むと青空が広がる。15:08、ベルト着用サイン消灯。

 雲を見下ろし西に向かうフライト。関東を離れる頃になって雲の切れ間から地上が見えるようになる。

 富士山が見えて来る。頂上に傘雲が掛かっている。傘雲が掛かると雨、か。
 飲み物のサービスが始まっている。ワゴンが廻ってきて

 冷たいお茶を頂く。
 15:28、10分後にベルト着用サインが点灯する旨の案内がある。飛行機は既に三河湾へと差し掛かっている。セントレアが見えて伊勢湾を横断。伊勢に差し掛かると15:34、ベルト着用サイン点灯。

 伊賀の向こうに甲賀。その先の霞の中に帰るべき膳所がある筈だが。こんな南からは見える筈がない。雲なき空の下、降下してゆく。15:36、最終の着陸態勢に入る旨の案内。
 間もなく奈良盆地に差し掛かる。伊丹への最終コースに乗ったと思ったら、南西に機首を向ける。ホールド?と思ったがちょっと遠回りぐらいで済んだ。着陸間隔の調整ぐらいだろうか。

 生駒山を越えると伊丹空港への最終コース。大阪平野に差し掛かる。昼間に移動してきたつもりだけど大阪はまもなく午後4時。夕方の気配が漂う大阪の街を降下してゆく。淀川を越えると15:50、Landing RWy32L。
 減速して誘導路へ。10分遅れとなっている事、サービスが行き届かなかった事へのお詫びが伝えられる。15:53、Spot in SP17。
 準備が整い降機する。どうせ荷物の受け取りに時間が掛かるから、ゆっくりと降機する。

 ここまで搭乗してきたJA847Jが逆光の中、光っている。荷物の引き渡しを待って制限エリアの外へ。

 時刻は16:10。ちょうど京都行きのバスが出た所。20分待ちだけど、まぁ良いか。自宅に帰るだけだし。
 京都行きのバス乗り場に行くのに出発階を廻ってみる。

 地震の影響を受けての臨時便。伊丹にも設定されている。北陸新幹線北陸線とも金沢までは運転再開したけど、昨日欠航となった補填の臨時便が飛ぶのだった。そういえば新潟空港は海岸近く。津波注意報が解除されるまでは空港も機能しなかったのだろう。
 京都に向かうバスに並ぶ。間もなく

 リムジンバスが到着。8割ぐらい席が埋まっただろうか。バスは名神高速へ。正月2日の夕方。当然ながら道は混んでいる。ルートが複数になって名神の山崎が大渋滞となるのは過去だと思っているが、それでも正月2日は普段より混んでいた。
 下道に降りて京都駅に着くと伊丹から1時間が経っている。

 人で賑わう八条口に荷物をもって降り立つ。既に暗くなっている時間帯。半日が移動でつぶれた感じになる。膳所まであと少し。東海道線のホームへ移動すると新快速がやって来る。東山を越え、逢坂を越え、膳所を通過し石山まで。最後は

 京阪電車で自宅まで。帰宅は18時半前。4日空けた家はすっかり冷え込んでいる。
 部屋に落ち着く前、スマホへのプッシュでまた惨事を知る。

 羽田のRWy34Rで燃えるA350-900がテレビに映っている。つい先ほどまでいた羽田空港での事故。えぇと思っていると

 その直後に全員脱出の報。疑って掛ったけど本当に516便の乗客は全員無事との事。とは言え海上保安庁の乗員は心肺停止の報はお気の毒である。
 燃える機体をテレビで見ていると新年早々、続けての悲しいニュースに心痛む。今年はどうなるのだろうという不安も膨らむ。

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