2024-01-01 - 京王線恥辱

　目が覚める。灯りは点いていて、時計は0時を過ぎた所。年が明けてる。何とも締まらない2024年の始まり。
　今から頑張れば京王線の終夜運転、京王ライナー迎春号を撮りに行くには十分な時間なのだが、眠気が勝つ。そのまま寝入って朝まで。目覚めると7時近い。

　昨晩の京王線、日付が変わった頃に人身事故があったそうで、終夜運転はどうなったのだろう。後で調べているとだいぶ遅れつつも動かしたみたいだけど。
　昨日と違い、良く晴れた東京。今日は妻の実家を訪問する予定。ゆっくりと身支度。ひとまず余り物で軽くお腹は満たして、それなりの時間にホテルを出る。

　青い空が垣間見える高層ビル街を横目に甲州街道に出て新宿駅方面へ向かう。歩道を歩く人は疎ら。外国人観光客がちらほら見える程度。外からのお客さんに日本の正月はどう映るのだろう。静かすぎてつまらないかも知れない。

　新宿駅南口の雑踏も今日はほぼ無し。穏やかな正月1日。暖かな日差しの中、新宿駅の東側まで赴くと新宿三丁目の駅まで。やって来た直通電車、東武9000系であった。幸先が良い、とつい声に出して妻に何のことだが分からない、と言われる。

　妻には「レアキャラ」とだけ説明しておいた。そういえば

　お向かいにもレアキャラ、川越特急がいた。
　妻の実家まではバスで行くのが常なのだが、今日は珍しく歩く。年末になって以来、食べる量、飲む量が増えて、運動量は減っている。多少動かないと、という自覚は夫婦共々ある。焼け石に水だが、歩かないよりはずっと良い。
　11時を過ぎて妻の実家に着く。義理の両親に新年の挨拶と共に色々と食べされられ、飲まされる。うちの母も同じだが、子供は何時まで経っても食べ盛りと思っている節がある。
　食事が落ち着いて色々と話をして、そろそろ帰る時間を気にする頃、テレビに地震速報が流れる。能登半島か。あの辺は地震が多いよなと思っていると、今度は緊急地震速報。自分はあまり分からなったが、揺れたそうだ。閉じ込められた不味いと思って、玄関のドアを開けて様子を伺ったが、そんな揺れでは無かったので、リビングに戻る。

　テレビが地震速報に切り替わり、大津波警報なんて発令されて、只事でない状況なのは想像が付くが、震源に近い所の情報がなかなか入ってこない。
　間もなく夕方。ひとまずこの辺りは電車も普通に動いているようなのでお暇頂き、ホテルに戻る。帰りはさすがにバスで駅に出て、再びの東武東上線。

　池袋まで何事も無く移動はできる。この先はJRになるが、

　こちらも定刻運転の様子。たまたま253系の生き残りが池袋駅に停車している。

　埼京線も定刻で動いていて、1648F運用、E233系110編成で一駅、新宿まで戻る。
　一旦ホテルへ。途中見えた東京都庁。1フロアだけ電気が灯っていた。能登の地震対応で急遽出勤したのかと想像する。
　18時にホテル。ここから引き籠るのはちょっと難なので新宿駅方面に出てみる。

　小田急百貨店だった建物がなくなって、西口からアルタが見えるのが田舎者には珍しく思える。何れ高層駅ビルが建つんだろうけど。
　営業中の店は外国人で賑やかで、さっと入れる感じの店も無く、何となく部屋に戻る。結局実家からの貰い物で夕食を済ませると、テレビを見て酒を飲む。世の中は深刻なのに、自分は締まらないまま。正月休みも後半に差し掛かっても相変わらず締まらないまま寝落ちる事になる。