2023-12-31

 少し寒くて眼が覚めた。馴染み無い枕とベッド。旅先、東京で迎える2023年最後の朝がゆるゆると明けて来る。
    
 窓外は雨模様。らしくない東京の空を薄ぼんやりと眺める。
 大晦日の日。今日は妻のリクエストで出掛ける。身支度がずれ込んで予定よりも少し遅い目の出発。目的地には大江戸線が使えるので先程見下ろしていた都庁前、その地下でたどり着ける。雨模様だが、傘は使わずに都庁前の駅まで。
 東京都内どこからでも都庁にゆける大江戸線。その都庁前ターミナルから向かうのは

 都心じゃなくて反対側の光が丘ゆき。電車は空いている。地下鉄の郊外ゆきの電車に揺られ20分弱。目的地の最寄駅に着く。小雨が降る中を歩く事、少々。向かった先には

 ハリーポッターの文字。ここは

ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 – メイキング・オブ・ハリー・ポッター
 やたらと長い名前だが、一応、名が体を現している。ハリーポッターの映画製作の場面を見えてくれる施設。
 自分自身は映画も原作も縁がないのだけど、妻は原作の方には思い入れがある。そんな訳でたまに京王線恥辱に出て来るハリーポッター


 その本家ともいうべきなのか、ハリーポッターにだけスポットを当てた施設が出来たのは今年の6月。
 今日は9:30入場というチケットを持っている。まだ1時間ほど時間がある。

 フードコートを訪れる。こちらで頂いたのは

 オールデイ ブレック ファスト。つまり朝食メニューである。値段は御立派、¥2,200。まぁホテルで朝食を頂くと思えば、一緒か。

 14年前のロンドンで食べた朝食を思い出しつつ、だけど、多分東京で食べるイングリッシュブレックファストの方がロンドンの10倍繊細、5倍美味しい。
 先程注文したローブにネームが入ったのを受け取った後、9:30のツアー開始時刻になる。
 要所要所でQRコードの確認があったり、案内がデジタルサイネージだったり、さすがに2023年開業の遊園地だけある。案内が終わると
 
 扉が開いてここからは自由行動らしい。

 皆さん嬉々として写真を撮り始める。この先、映画撮影で実際に使われたセットを使った展示なので、見る人が見れば自分の10倍楽しめるのだろうなぁ、とは思う。自分はシリーズ最初のタイトルと何となく薄らぼんやりした設定しか知らないので、何とも、何ともなんだけど。

 映画のワンシーンらしいのだけど、予備知識が無いので説明は出来ない。飾られる絵の中に、その場で映した自分たちの写真が並ぶという仕掛けがあり、写真を撮っては自分たちがどこにいるかと探す感じ。単に見学では無く、参加できるアトラクションも少々。ちなみに絶叫系は、無い。撮った写真をダウンロードするのは別料金、だそうだ。その辺の料金相場は日本人の感覚からすると少々お高い。外資系の施設だし、日本人よりも訪日外国人旅行客まで視野に入れた立地だろうし、まぁそものか。
 ずっと屋内だったが、突然、屋外になる。既に11時。外はいつの間にか晴れている。バタービールバー、なるものがあり、USJでも頂いた、バタービールを頂く。これもまた説明できない飲み物で 

 見た目はビールなんだけど、甘い甘い飲み物。屋外でストーブにあたりながらゆっくりと頂き休憩とする。
 さて見学、再開。この先も屋内の展示というか体験施設になるのだけど、

 その手前にはロンドンバスが停まっている。よくみると3階建てバス。映画の中で出てきたんだろうけど、何せ見ていないから何とも言えない。入口から1階部分の車内は見る事が出来るが、車内にはベットが仕立てられ、寝台バス、のようだった。
 さて中入り後、ツアー再開。再び建物の中へ。そこには

 キングスクロス駅、9と3/4番線が再現されている。以前訪れたキングスクロス駅には

 9と3/4番線の入口があった。その先、9と3/4番線に13年掛けてようやくたどり着いたことになる。
 USJにあったホグワーツには蒸気機関車の頭だけあったような記憶があるが、こちらには後に続く客車もある。何気にしっかりした車両で車内も見学できる。

 欧州ならではのコンパート式。
 後で搬入される様子の映像が流れていたけど、英国で作ったものを輸入したようだ。
 引き続き、映画のセットや撮影の裏話が分かる展示を見て回る。

 まぁ魔法省と言われても難の事かはよく分からない、のだけど。

 こちらはUSJにもセットがあったダイアゴン横丁。セットとしてはこちらの方がより忠実なのだと思うが、夜のUSJで見るダイアゴン横丁の雰囲気はそれでそれで良かった。この点では両者引き分け。
 全てを見て回ると4時間程が経過している。既に時刻は13時を過ぎた所。2巡目が出来る訳でもなさそうなので、そのままエリアの外に出る。昼食の時間だが、同じところで2食続けて、という気分でもなく、都心に戻る事にする。ホテルに戻るなら大江戸線が早くて便利だが、同じ電車に2度乗るのも芸がなく

 豊島線で池袋に出る。ハリーポッター柄の電車もいるらしいけど、目の前に来たのは普通の西武線。こちらに揺られて池袋へ向かう。
 今年も12時間を切り切羽詰まって来た2023年。年越しそばを食べる目途がないので池袋で済ませる。ちゃんとした蕎麦屋を探す余裕もないので駅構内でそばを食べておく。駅そば、で年越しというのも難だけど

【今日の駅そば】C&C新宿カレーセット ¥790 SOBA DINING 凜や

 池袋駅構内の立ち食い蕎麦屋で昼食を済ます。ここの店、C&Cカレーのコラボメニューがある。前にも一度頂いた事はあるけど、今回も頂く。年越しそば兼C&C納め、みたいな感じになる。

 もり蕎麦に天ぷらを追加して、そしてカレーだから結構なボリューム。カレーは中辛だろうか。万人受けしそうな味だった。最後に蕎麦湯も頂けるので多少は年越し感が出る。
 山手線で新宿へ。ホテルに戻って増えた荷物を仕舞いこむ。ちょっと休憩の後、買い物を兼ねて少し歩く。新宿東口に出て職安通りまで。韓国食材の店に寄る。最近は韓国食材は東京で買うのが通例になってきた。
 買い物の間に薄暗くなる。東の都、東京の日暮れは膳所よりも早い。新宿東口に戻っていた所で休憩も兼ねてパブに寄る。

 ギネスのドラフトを頂く。大津でも探せばパブ的な店はあるのかも知れないが、生憎あり付いていない。

 一緒に頂いたのはフィッシュ&チップスではなく、エビフリッター&チップス。とは言えギネスと合わせると何となく、ハリーポッターの世界が続いているような気分にはなる。
 あくまで休憩の扱いなので、1杯でお暇頂く。本格的な夕食はどうしようか、と考えるが、決め手に欠ける。結局駅ビルで何となく総菜を買い求めてホテルに戻る。部屋でビールを頂きつつ、テレビを見て過ごすと段々眠たくなってくる。締りない年の瀬はどうやら早々に寝てしまった、ようだ。

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