2023-07-04

 目覚ましの音が鳴る。時刻は5時半。馴染みのない空間は出先、新横浜のホテル。朝が来ている。
 起きだして身支度を進める。 7時にはホテルをチェックアウト。滞在8時間。随分と短く、勿体ないが仕方ない。
 朝食がまだだったので、ホテルの近くで早朝から営業していたうどん屋に入る。

 朝のうどんは250円。天ぷらを付けても300円。二人分の支払いが650円である。先日香港で食べた粥は93HKD。日本円に換算してしまうと日本の食事は香港の半値以下となる。本当、安い国になったんだなぁと考え込んでしまう。
 さて移動、なのだがラッシュを避けるべく地下鉄に乗る。久しぶりの横浜市営地下鉄であまり馴染みの無い、あざみ野方面に。幸いに座れる。
 更に

 バスを使って北へ移動する。将来的には地下鉄1本で行けるようになるはずだが、横浜市営地下鉄の延伸は順調にいって2030年前半の開業。まだまだ先の事。開通を待つわけにもいかず、バスで急ぐ。この時間のあざみ野駅。高校生が大挙してバスに乗り込んでゆく。
 バスでも座れたので朝ラッシュの移動だったが、まぁまぁ楽に過ごせる。渋滞だけが心配だったが朝はむしろクルマの交通量が少なく、ほぼダイヤ通りで運ばれる。
 こんな調子でやって来たのは実家。時刻は9時前。母と合流する。妹の所もやってきた。家族が集まって行うのは昨年亡くなった父の追悼ミサ。
 母はクリスチャンで父はクリスチャンではないのだが、入院する直前、臨終洗礼というものを授けたそうだ。そんな仕組みがあるのは知らなかったが、後で聞いたところによると神父でなくても誰が洗礼を授けても有効とされるそうで。
 父が亡くなる直前には癌が頭の方にも転移していたようで、母と父の間で何があってどうなったのかは分からない。とにかく母の意思を尊重して、納骨に際し、追悼ミサと言う形で取る事にした次第。
 10時からと言う事で早めに母が通うカトリック教会に赴く。父の遺骨、遺影など、持参するものは結構あって大荷物だが、幸い歩いてもそんな距離ではない。
 定例のミサが今日は父の追悼ミサになるそうで、家族だけでなく、見ず知らずの信徒の方も参列してのミサとなる。子供たちは信徒ではないが、信徒以外でも参加する事は問題なく、神父さんの説法を聴き、賛美歌をそれっぽく歌う。
 今日は神父さんには納骨にも来て頂く。追悼ミサが今日になったのは墓石が出来るのを待っていたからで、結構遅くなってしまった。下見に来た時には冬だった墓地も、既に7月。木々の葉も濃くなる季節になっている。
 長らく自宅にいて貰った父の遺骨を真新しい墓地に安置し、蓋を閉める所まで見送る。時刻はお昼近く。墓地内で会食をして近くの駅まで送って貰うと13時近くになった。この後、仕事が控えている妹夫妻を送り、自分たちは実家に戻る。色々、バタバタしたが一つけじめがついた感じにはなった。
 実家で母と話をした後、お暇頂く。帰りは小田原から新幹線を予約している。

 小田急に揺られて小一時間、小田原まで来ると

 ずらっと並ぶこだまの文字。今日は739Aに乗る。既にF8編成が発車を待っている。わざわざこだまを選んだのはグリーン早得を使いたかったから。のぞみの普通車よりも若干お安い設定なので、時間と購入タイミングが許す時には、こだまのグリーン車を選ぶ。
 車内は空いていた。こだまのグリーン車は安く出ている事が多く、グリーン車らしからぬお客さんで落ち着かない事もたまにあるが、今日は乗客も少なく、車内も至って静か。京都までの3時間、京王線恥辱を巻き返しつつ進む。
 だんだんと暮れて来て、見覚えのある建物が流れるようになると一瞬唐橋が見えて一気に京都まで連れて来られる。到着は定刻。今日の京都はよほど暑かったと見え、この時間も熱気が残る。
 急げば間に合う乗り換えにワンチャン掛けてみると19:38の普通電車に間に合う。通り過ぎた東山と逢坂を戻り膳所まで。

 京阪電車に揺られると自宅に20時過ぎ。昨日からちょうど24時間が経っている。
 基本、移動だけの一日だったが、妙に疲れた。まだ体調は万全ではないらしい。早い目に寝ておく。

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