2023-04-08

 目覚ましの音が鳴り出した。時計を見て今日の予定を思い出す。緩々はしていられないので起きて身支度。水曜日来降っていた雨はやんでいる。平日よりも早い時間に家を出た。外はまだ薄暗い。西の空には月が浮かんでいる。
 寒いが耐えられない程ではない。日が出れば暖かくなるだろうから、秤にかけて薄着を我慢して膳所の駅へ向かう。
 一旦上りホーム。やって来たのは 

 1250列車、EF210-146号機牽引。改めて下りホームへ移動すると下り普通電車に乗る。週末の5時半。電車は空いていた。
 今日は伊丹空港へ。乗り継ぎは調べてこなかったが、何となくの記憶でリムジンバスではなく、高槻乗り換えの阪急からモノレールを志す。
 前回は準急に乗った記憶があるが、

 今日は普通電車が現れる。乗り継ぎの記憶違いとも思ったが、どうやら1本早い電車に間に合ったらしい。とは言え、モノレールの乗換で結局は収斂。

 モノレールに揺られて伊丹空港には7時前の到着となる。

 今日は久しぶりに実家に赴く。月一回は顔を出すつもりでいたが、、3月は妻が入院する件もあり、動けなかった。2月25日以来だと思う。
 保安検査を受けてラウンジに進む。

 ラウンジのパンとおにぎりで軽く朝食。いつの間にかパン、おにぎり共に種類が入れ替わっている。あまり落ち着く余裕もなく。搭乗開始の時刻になる。20分前に席を立つ。

JL104 JA847J B787-8 ITM→HND

 今日は前回と同じく104便で羽田に向かう。18番搭乗口からの出発となるので、15分ぐらい前を狙って搭乗口に。17番搭乗口からは7:10に102便が出ており、既にゲートは閉まっている。機体はまだ動き出していない様子。


 18番搭乗口にはJA847Jが出発準備を進めている。既にすべてのお客様をご案内という状況。
 搭乗の前に目に着いた一角。

 J-AIR塗装のMRJのモデルが展示されていたものが撤去されている。計画が正式に中止になったのだから、そのままという訳にはいかなかったのだろうけど。
 18番搭乗口。短くなった列の後ろについて、機内へ進む。今日はクラスJを用意している。宛がわれた席に落ち着き出発を待つ。
 前方席なので機内の様子は分からないが、7:27、Doorclose。乗務員の紹介があって、7:29、Pushbuck。

 7:35、Taxing。この時間の伊丹空港は曇り空。すっきりとした晴れ模様とはならない。飛行機は誘導路を南へと進む。途中、32R端で一旦停止。

 IBEXのCRJをちらっと見ていると再び動き出す。この度は32L端を目指すのだが、

 先行機の中に、鶴丸B787がいるように見える。この時間って事は102便か。20分先行している筈だが、何らかの理由で遅れているようだ。
 離陸機混雑に加え、着陸機もやって来る時刻。滑走路端手前で少々間があった後、

 改めて滑走路へと進入する。7:48、Take off RWy32L。空へと上がるとすぐに街並みははっきりしなくなる。 

 街が霞む中を飛行機は左に、また左に旋回。先程飛び立った伊丹空港を見下ろし、尼崎の駅が見えて東に機首を向ける。さらに上昇すると雲の中へ。ぐずぐずと揺れた後、

 雲の上へと出る、まだまだ上空に天井がありそうだが、ひとまずフライトとしては落ち着く。7:55、ベルト着用サイン消灯。目の前のカーテンが締められる。ファーストクラスが見えなくなった。
 飛行機は関西を離れ東へと向かう。

 地上を隠す雲が薄くなり、透けて地上が見えるようになる伊勢湾が見えてくる。東の方がどうやら天気は良いようだ。段々と地上がそれなりに見えるようになる。
 今日はクラスJの一番前。最初に飲み物の注文を聞かれる。最初過ぎてコーヒーを頼んだらすぐに持ってまいりますと。温かい飲み物の準備が整わないうちにワゴンが出撃している事を知る事になる。前の方に座ったら、冷たい飲み物、一択かぁ。

 そんな訳で出来立てのコーヒーを頂く。
 飛行機は三河湾を抜けて東に向かっている。

 見える川は全て泥を孕んで茶色く濁っている。こちらは天竜川。伊那谷の泥をせっせと太平洋へと運んでいる。

 安倍川も南アルプスの泥を太平洋へと運んでいる。今日は視界が良く富士山も見えているが、富士の裾野は曇り空。
 飛行機は駿河湾から伊豆半島へと向かう。

 富士山が近付いてくる。窓側の誰もがカメラを向ける。後ろからもスマホの乾いたシャッター音もどきが聞こえる。
 8:11、降下を開始しサービスを終了する旨の案内が流れる。8:30ごろには着陸する見込みだそうだ。飛行機は伊豆大島を見てから北へと機首を向ける。

 房総半島が見えて飛行機は少し右に機首を振る。早く来すぎて上空待機かと思ったが8:20にベルト着用サイン点灯。飛行機は左に旋回し始めて東京湾が見えて来る。

 三浦半島が見えて来て東京湾上空、高度を下げる。湾内で白い波が立っているのが良く分かる。風が強いのか、機体も揺れる。
 東京湾上で旋回、羽田への最終コース。揺れつつ高度を下げてゆくと川崎の工業地帯が見える。そして

 8:31、Landing、RWy32L。減速して誘導路へ。現在の気温、17℃との事。午後は天候が急変する予報だそうだ。8:30発の出発機の間を通り抜けて8:37、Spot in SP16。
 降機する。乗り継ぎ案内を見ると

 午前中の羽田発国際線へと乗り継ぐお客さんが少々いる様子。8:35着よりは1本早い102便の方が良いような気がするが、公式には乗り継ぎ時間は70分となっているから、良いのか。

 折り返し9:30の伊丹ゆきとなるJA847Jを見てから制限エリアの外へと向かう。


 やはり102便は遅れていたようで8:31到着との事。104便はちょっと早着、と言う事になっている。
 さて実家へ。京急線のホームへと降りる。横浜方面のエア急が停まっている。9D運用

 1801編成の後ろに1895編成、LCカーが連結されている。そちらに乗る。ロングシート運用であっても大きめの背もたれ、肘掛があって、電源も使おうと思えば使える。ただし、6人掛けで3人座ると後は座り辛いという配置は、空いていないと快適では無いかも知れない。

京急川崎で降りる。少々歩いて川崎駅へ。南武線のホームに降りると

 ホーロー製の駅名標を模した駅名標が出ている。つい最近、ネットの記事で見たような記憶があるが、
https://www.hamakei.com/headline/12192/
 こちらの記事では根岸線の駅だけだった。
 近づくと反射が気になるけど

 遠くからちらっと見える分には良いのかも知れない。E233系N23編成。このまま登戸まで行って小田急に乗り換えるのが順路なのだが、今日は武蔵小杉で降りてみる。先日開通した新横浜線、っていうべきなのか、そちらに乗っておく。
 東横線の改札を通る。すると出発案内に

 各停元町中華街の次に、急行湘南台の文字。頭の中では分かっているけど違和感に満ち溢れる。
 すぐやって来る急行湘南台行きに乗る。東横線系統、と言う事でやって来たのは

 東急車。東横線の武蔵小杉で見る分には別に何の変哲もない光景だけど、乗ってみると 


 車内表記も見た事がない並び。
 しかし、車内は空いている。休日午前中の郊外ゆきだから空いていて当然だが、それにしても空いている。
 電車は日吉の手前で徐行が入ってから駅に入る。そして新線に入る。神奈川東部方面線、という名前でインプットされていたからなんだけど、東急新横浜線、という名前になったそうだ。あたりが暗くなってトンネルに入る。この先はずっとトンネルの筈。途中駅で降りれば印象が強まるのかも知れないが、新綱島、新横浜と「新」のつくいかにも新線な駅が暗闇の中に現れるだけである。
 新横浜で空いた車内から下車少々。乗車も少々。新横浜アクセス、としては機能している事を知る。乗務員も交代となってここからは相鉄新横浜線となる。再びの暗闇となって一瞬明るくなると羽沢横浜国大の駅だった。
 西谷で相鉄本線に合流すると二俣川まで乗車する。途中、JR直通のE233系とすれ違う。20年前まで相鉄沿線に住んでいたから相鉄は知っているけど、こんな光景が広がるとは20年前には思いもしなかった。神奈川東部方面線、答申にはずっと出ていたけど、構想が発表されたのは2004年の事。着工は2010年の事である。

 二俣川の駅に東急車。思いもしなかった光景が広がっている。
 横浜方面から来た電車で大和まで抜ける。この辺りの景色は20年前と被るものがあり、懐かしい。よく見ると三ツ境の銀行だった所が何かに変わっていたりするけど。
 そして当時は無かった大和の中間改札を抜ける。差し引かれた運賃は639円。案外と高い。武蔵小杉-大和を横浜経由で行くと東急で522円、JRで502円。何と登戸経由でも502円だそうだ。
 登戸経由より1時間近く遅れて実家に着くと11時になっている。2月末以来の実家訪問。母は元気そうで何より。それよりも母にはこちらの状況を聞かれることになる。妻の入院の件、だいぶ心配をかけたようだ。
 昼間から軽くビールで乾杯して母の話を聞く。午後一番、天気が段々悪くなる。外の雲行きが怪しくなる頃、お暇いただく。今日の夕食は自宅で頂く事にしている。
 小田急の駅に戻ると

 快速急行に乗る。西に向かう頃、窓ガラスを雨粒が叩くようになった。午後は天気急変、その通りの空模様。少しタイミングがずれていたらずぶ濡れで駅へと歩く事になっていた。
 西に向かうと天気が回復する。晴れ間が見える頃に小田原到着。乗り換え。

 先発の名古屋行きこだまを見送り、迎えるのは649A。ホームには外国人観光客の姿が目立つ中、やって来たのは

 X79編成。今日はグリーンポイントを宛がってのグリーン車乗車。グリーン車の乗車は3割ぐらい。その大半はジャパンレールパスを使ったと思しき外国人観光客である。
 新幹線が加速する中、ビアホールひかりを開催する。

 自宅で夕食を控えているので駅弁ではなく簡単なつまみだけ。ひとまず1本飲み干す。つまみも無くなったけど、これは補充しようか。ひかりなら車内販売がある。補充を待って2本目に手を付ける事にしてから、しばらく京王線恥辱に手を掛ける。

 富士山が車窓に姿を現す。外国人観光客が写真を撮る音がパシャパシャと。あいにくと頭は雲の上に出し。
 車内販売が来ないままビアホールひかりは西へと向かう。小田原を出ると名古屋まで停まらないひかり。静岡麦酒が待っている静岡の駅を容赦なく通過する。ゴミの回収が廻ってきて空いた1本を供出する。
 今日の新幹線、Wifiの調子が悪く、時々切れたりする。車販と言いかみ合わないなぁと思っていると浜名湖が流れていった。小田原から50分。そろそろ2本目行きたいけど。またゴミの回収が来たので、聞いてみる。車内販売って無いんでしたっけ?と。すると
「ございますが、16号車の方に行っておりまして。団体のお客様が居られるものですから…」
 なるほど、と思う。飛ぶように売れて売れて、全く戻って来れないのか。小田原から1時間になろうとしているのに戻って来れないというのは相当な状況だ。
 メニューがお決まりでしたらお持ちします、なんて仰る。グリーン車ならではの対応だろうが。新幹線車内販売のメニューを空で覚えている程のヘビーユーザーではない。結局、係がメニューを持ってきてくれた。安いじゃがりこみたいなもので良いんだけど、恭しく持ってきてもらうには、じゃがりこでは気がひける。ちょっと高そうなのを頼んだ。
 列車は名古屋に到着する。5分停車だそうだ。それなら名古屋の売店で追加購入することもできたのか、と思っていると係員が注文品を持ってきてくれる。決済は現金だけかなぁと思ったらICカードリーダーも持ってきていた。スイカ決済をして貰う。
 ビアホールひかり再開、なんだけどあと30分弱で米原到着。残り時間は少ない。だいぶ温くなった黒ラベルを飲みつつ西に向かう。今度は黒ラベルが無くなり、つまみが残る。もう1杯。行くなら行けるが車内販売はまだ戻らない。そして米原が近付いてくる。
 速度が緩んで待避線に入ると米原到着。米原は雨が降っている。滋賀は雨なの?と思って妻に連絡を取ると膳所は降っていないそうだ。
 米原到着17:47。新快速は17:47出発。こんな接続悪かったっけ?と思いつつ次発の普通に乗る。新幹線の中で買ったつまみは持っているが、さすがに東海道線普通列車では酒は飲まずに過ごす。近江路を小一時間西に進む間に日が暮れる。暗くなる頃に石山到着。歩いて帰宅すると19時半近くになる。
 前回、こだまのグリーン車で3時間かけて帰宅した時には強かに酔ったが、今日は飲み足りない状態での帰宅。夕食を頂きつつ飲み、更に飲んだから、酔いは廻り、反比例として京王線恥辱は終わらないまま、夜が更ける。

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