2021-12-30

忘れずに目覚ましの時間を切りかえ、でも暗いうちに起きだす。晦日の朝。今日から関東に戻る。自分と妻と両方の実家には行くので広い意味では帰省。実家に泊まる訳ではないから、狭い意味では帰省と言わないのかも知れないけど。とにかく、年に一度の行事となる。
 今年は秋口にかけてコロナも落ち着き、大手を振って帰省できると思っていたが、12月になってからオミクロン株なんて妙なものが出てきて、少々困った事になっている。万全の注意を払って帰省、と言ったところか。その体制も去年に比べると整っている。
 荷物を整え、身も整える。余った時間で京王線恥辱を少々。7時を過ぎて家を出る。今日は荷物もあるし妻も一緒なので大人しく京阪電車を使う。右膝の調子もイマイチだし。

 晦日の朝。京阪電車は空いていた。膳所の駅まで出て乗り換え。

 この時間、上りは何か遅れが出ていたが、下りは特に問題なさそう。
 下りホームに立つと外側の列車線。接近表示が点滅している。貨物列車の時間では無いなぁと思っていたら

 野洲始発のはるか9号であった。滋賀県から空港まで直通できる貴重な乗り物だが、今日も空いている。

 その直後を追いかけて来た223系J14編成に乗り移動開始。京都まで来ると八条口に向かう。

 8:10に出発する空港行き。妙に早くから待機している。今日は道が空いているから、かも知れない。外で寒い思いをせずに済むのは有難く、出発を車内で待つ。
 高速までの下道が空いていて、高速もそんなに混んでなく、50分弱で伊丹空港へ。

 門松が飾られ、正月を迎える準備が整った伊丹に9時着。今日は10時半過ぎのフライトでだいぶ余裕がある。というのも、搭乗前に抗原検査を受けておこうと思った次第。9:30からの回を予約していて、30分程で結果が出るらしい。
 時間配分を間違えたので先に土産物を買い、

 空席状況を見てから、検査を受ける会場に向かう。搭乗まで1時間ちょっとと言うのは少々慌ただしかった。手続きをして、綿棒を鼻の中に突っ込んで、陰性のお墨付きを貰うと10時過ぎ。そこからバタバタと手続き。せめて9時の回を予約すべきであったが、両親と会うための条件は整った。
 相変わらず上級クラスに空席があり、勢いでファーストにアップグレード。ラウンジに寄る余裕は無いから、搭乗口に直行となる。待っているのは

 JA07XJ。A350-900である。

JL112 JA07XJ A350-900 ITM→HND



 あら、遅れているのね。急ぐ旅ではないので10分余裕が出来たと前向きに捉える。ひとまず搭乗開始まで待って機内へ。二人で並んで上級クラスに乗るのは久しぶりだ。コートを預かってもらい、食事の有無と飲み物の確認。その際にわがままとは思いつつ、

 水だけ先に出して貰った。朝起きがけに水を飲んだぐらいで、妙に喉が渇いていた。
 10:51、Doorclose。前便遅れにより出発が遅れている旨、お詫びがある。また前線の影響で揺れが予想されるそうだ。飲み物は冷たいものに限らせていただきます、とお断りもある。
 10:55、Push buck。11:00、Taixing。

 地上係員に手を振られて誘導路を進む。
 機内、大ぶりな座席に座り、目の前のモニタには

 数あるテレビプログラムの中からTop Gearを見る
https://www.topgear.com/
 クルマには興味は無いが、JALの国際線に乗ると、ついつい見てしまう。全力でバカをやるのも見るのも好きなのだ。とにかく、そんな番組を見ると国際線に乗る気分にはなれる。

 誘導路を進んでゆき、11:07、Takeoff RWy32L。左手にカーブしつつ上昇すると少々強めに揺れる。雲を抜ける間はガタガタと。

 間もなく雲の上に出て揺れが落ち着く。後は大人しくなって上昇してゆく。11:13、ベルト着用サイン消灯。

 淀川、桂川との合流らしき辺りが見えている。更に東に向かうと雲が目立つようになってくる。
 多分、早々に後方との間を仕切るカーテンは締められた筈である。間もなく食事の提供となる。羽田までの飛行時間、短いので慌ただしい。

 10:35だと昼食時間帯らしい。洋食の肉なんて王道メニューが出て来たからちょっと驚く。

 前菜にスモークサーモンとサラダ。

 メインは牛頬肉のワイン煮。

 そしてデザート。
 メインとパンは温められている。伊丹-羽田は飛行時間が短いから冷たいまま出すと思っていたけど、余裕があったか。TopGearを見て牛頬肉を頂きシャンパンを飲む。ほぼ国際線ビジネスクラスの気分。

 食事が落ち着くと飛行機はもう駿河湾上空に差し掛かっている。 11:30になり、案内。機長からの指示でサービスを終了すると。後方には飲み物が行き渡らなかったようで、お詫びと共に告げられる。

 締めのコーヒーを頂くと11:35、ベルト着用サイン点灯。飛行機は高度を落として東に向かう。すると

 三浦半島が見えて来る。東京湾へと入り込み、高度を落とすと少し右に振れて房総半島の上空へ

 富津崎が遠くに見えてだいぶ内陸へと入り込んだが改めて左にカーブ。東京湾へと差し掛かり最終コースになる。
 次第に川崎の工業地帯が見えてきて、11:48、Landing、RWy34L。T3を横目に減速すると誘導路へ。到着は16番スポットとの事。

 11:51、Spot in SP16。少し待つと直接声を掛けられて降機となる。身支度をして、客室乗務員に挨拶をして降機するとすごい勢いで客室乗務員が追いかけて来た。レンズキャップをお忘れです、と。Qマウントの40.5mm径のものだから、相当小さいのに、よく気付いたなぁ。お礼を言って改めて降機。

 乗継の案内は北海道方面が多い。伊丹からJALが直行しない釧路、女満別、帯広と並ぶ。年末の人の動きは複雑である。出雲は、、、、、どんな人だろうね。

 ここまでお世話になったJA07XJを一枚、写真に収めてから制限エリアの外へ、が普段なんだけど、制限エリアの中に居残り。これから行く実家。母の誕生日が今日なので制限エリア内にある伊勢丹に赴き、誕生日プレゼントを物色する。機内販売でも良かったのだけど、伊丹-羽田で機内食食べるとそんな時間はとてもとても無くて。逆に機内食を頂いたので空港の時間をプレゼント選びに宛がえる。幸いこれっというひらめきが妻に降りて来たのでさほど時間を掛けずにプレゼント決定。とは言えその後で荷物を受け取りに行ったら既にベルトコンベアからは降ろされていた。
 制限エリアの外へ。 

 今日のフライト、全体的に遅れ気味。何があったのだろう。
 さて、今日は実家に直行する。リムジンバスで出来るだけ近くまで行ってタクシーに乗ってしまえば、接触は限りなくゼロになる。幸い、割と接続良くリムジンバスがある。

 やって来たバスは半分埋まらない程度の乗り具合。パソコンを取り出し京王線恥辱を進めつつ先へ進む。

 遠く横浜の街並みを見てバスは快走。高速を降りてからが長い路線なんだけど、まとまった時間を京王線恥辱に充てられたから、それはそれで良しとする。
 最寄り駅から実家まで行くと14時半近くになった。1年ぶり、両親と会う。心配していた父は思ったよりも顔色が良い。車椅子生活になって少し丸くなったようだ。むしろ、痩せた自分の方が心配されてしまう。もう痩せなくて良いと。この4年で20㎏近く体重を落としたが、本当、身近な人には評判が悪い。心配が勝つようだ。
 妹夫妻も姪っ子を連れてやって来る。こちらは昨年の年末には顔を合わせていないので2年ぶり。妹夫妻はとにかく、姪には忘れられたに違いない。何しろ最後にあったのはまだ2歳ぐらいの頃だから。とは言え姪の母、つまり妹に似た叔父、つまり自分に妙に懐いてくれるので半分戸惑い、半分安心する。
 妹曰く本能のままに暴れている、という姪に父親が疲れ切ったので、申し訳ないけどそろそろ解散。妹夫妻が先に帰った後で、少し落ち着いて話をしてから、お暇頂く。当日検査を受けられるのなら、来年はコロナが多少あったとしても様子を見に来れるかなぁとは思う。母にとってもたまに話し相手が来た方がストレス解消にはなる筈なので。
 今回は新宿にホテルを取っている。色々と持たされて来る時よりも荷物が増えて小田急に揺られる。晦日の夕方、郊外から新宿に向かう快速急行は空いていた。座って新宿まで。

 18時半過ぎに新宿着。荷物をもって駅改札を出ると見慣れぬ新宿と見覚えのある新宿のフリッカー。バスタをちゃんと見た覚えは無いけど、甲州街道沿いの吉野家はそのままだと思う。西口の方へ少々。今日のホテルにチェックイン。

 眺めはそこまでよくないけど都庁舎が真ん前。晦日の夜、さすがに都庁の電気は殆ど灯っていない
 一休みした後、夕食に。妻が近所のラーメン屋を見つけてゆくというのでついて行く。

 カウンタだけ7席、みたいな小さな店でつけ麺を頂く。こんな雰囲気の店、大津には無い。都会に来たなぁという感傷を妙な所で覚える。煌びやかな所も東京何だけど、こんな湿った雰囲気も東京なんだよね。
 元玉川上水沿い、つまり地上時代に京王線が通っていた跡を歩いて新宿駅前へ。何となく

 ヨドバシの脇からホテルの方へと戻る。しばらくぶりの新宿は知らない街でもあるし、時折知っている店もあって、何か複雑な気分。部屋に戻ってテレビを見つつビールを飲む。途中で強烈に眠くなる。見たいテレビがあったんだけど、眠気に耐えられなくなってしまった。

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