2020-12-05

  少し遅めの起床。週末土曜日。家の中がだいぶ冷えている。今朝はこの冬一番の冷え込みらしい。
 朝食と洗濯。自宅で少し溜まった録画を見つつ、少しだけ京王線恥辱を進める間にお昼になる。今日はこの後、出掛ける。お昼も食べずに京阪電車。今日は北行き。
 普段馴染みのない石山坂本線の坂本側へと進む。途中、南滋賀、滋賀里、穴太とアップダウンのある所をまっすぐに進む線路は、膳所城下町のカーブ式と揶揄されそうな線形からはかけ離れた高速鉄道っぽい雰囲気。石山坂本線の別の顔を覗く事になる。

 終着の坂本、じゃなかった坂本比叡山口で。まっすぐに伸びる線路は、堅田まで延ばす構想だったらしいけど、ここで夢は潰えた。
 西教寺に向かうバスに行列が出来ている。今年の大河ドラマの舞台であり、ある意味ホットなスポット。今日の目的地ではなく経由地だけど、一つ寄り道をする。駅の近くにある

 古めかしい雰囲気の蕎麦屋。こちらでお昼を頂く。色々なグルメサイトで大津で一番評価が高い店。引っ越して早々、美味しい蕎麦を食べるならと思ったら比叡山最寄りの坂本だった。大津市内、あんまり蕎麦屋のイメージは無いのだが、坂本や石山寺、そんな門前町には蕎麦屋が何軒かある。勝手なイメージだが門前町=蕎麦というのは確かにあって、だからこそ蕎麦屋が出来るのかも知れない。
 そこそこの行列ができているが、まぁ何とかなるだろうと待つ。

 坂本も古びた街並み。石山坂本線という電車はものの見事に旧市街だけを走っているのだなぁと改めて思うことになる。
 出てくる人は多いのに、案内される人の数と釣り合わないなぁと思ったら一つ前が14人組という団体様であった。そんな不運もあったが、何とか案内される
 団体さんの注文が入る前に速攻で注文。そんな訳で

 ざる蕎麦とかやくご飯のセットを頂く。古くから続く人気店だが、旅の主目的にはならないだろうなぁというぐらいの感想。むしろ蕎麦湯が旨く、これなら並んでも良い。
 今日はもう少し先がある。坂道を下り無味乾燥の幹線道路沿いに出る。すぐ脇に湖西線比叡山坂本駅。坂本って地名、そんなに比叡山とセットにしたいかね、と思う程に比叡山の文字が多い。

 逆光の中やってきた下り列車に揺られる。着いたのは堅田の駅。この辺りも行政区域としては大津市になる。大津は湖西に向かって広くて、湖西線の駅で言うと北小松までが大津市

 京都市大津市。二つの県庁所在地を結ぶ国鉄形電車を見送り改札の外へ。大津市在住といえども普段の堅田は生活圏外。

 浜大津では見かける事もある江若バスもまだまだ珍しく思える存在。
 駅前で少々待つ。15時前の湖西堅田。日差しが暖かで朝の自宅とは大違い。よい日向ぼっこだ。

 マイクロバスがやってくる。今日はこちらのホテルに泊る。半年ぶり2度目の県内宿泊旅行。バスは堅田の街から琵琶湖大橋を渡る。琵琶湖の南北を分ける橋からは南湖側、大津のプリンスホテルが見え、北湖側には沖島が見えている。普段見る南湖も大きいのだが、北湖は圧倒的に大きい。
 橋を渡ると明るい廃墟で有名になったピエリ守山。少々混雑した道を進んでホテルまでは15分程だっただろうか。湖岸に建つホテルに到着。結構な大きさのホテルでチェックイン。確か夏頃に勢いで予約したのだと思う。高級ホテルだが安価に出ていて、その上Gotoの割引も適用される。クーポンの付与はだいぶオペレーションが改善されていて、チェックインとは別に窓口が設けられていた。
 部屋へ。餡かなプランなので琵琶湖が目の前に見える側の部屋ではなく、湖南ビューというところか。

 遠くに近江富士が見えている。そちらが野洲、守山という方向になる。小さく大津のプリンスホテルが見えていて、その後ろには石山の東レと思しき煙突。さらに視線を右に動かすと比叡山から比良山地へ続く山並み。そして手前には南湖が横たわる。南湖の手前に視線を動かすとピエリ守山が建っている。
 時刻は16時過ぎ。普段は都市観光者で街中のホテルに泊まり街歩きを楽しむ事が多いのだが、今日はちょっと勝手が違う。
 薄暗くなる頃、出掛ける。

 琵琶湖の水辺に近寄れないのは若干不満。このあたり大津は良いと思う。街のすぐそばに琵琶湖がある。湖岸都市というのは日本で探してもあまりないよね、と最近思い始めた。諏訪湖岸の都市群か、琵琶湖の大津、彦根、長浜。霞ヶ浦を持つ土浦は微妙。

 少し歩く間に暗くなる。リゾートマンションなんてものもあったりして、ちょっとした観光地の匂いを感じつつ、琵琶湖大橋の方へ。明るい廃墟で全国に名を知らしめたピエリ守山
pieri.sc
 に着く。リニューアルしてテナントが付いたので明るい廃墟は過去の話にはなっている。
 妻は買い物と観光はセットの人で、自分はそこまででも無いが、ピエリの今には興味があるのでお供する。普段使いのスーパー、100円ショップ。滋賀県内唯一を誇るファストファッションの店。見た目、普通のモールだ。ただ人出は少し寂しいかなぁと思う。そして若干、撤退したらしい店も見える。
 夕食もピエリで済ませる。

 サッポロ生ビール黒ラベルを扱う店があってそちらでカキフライを頂く。ただ、この店は地元の膳所、青梅、じゃなかったOh!Me大津テラス
ohmeotsu.jp
 にも入店しているそうだ。なら地元の膳所でマウンテンかつ丼をつまみに黒ラベルを楽しむ方が良い。
 すっかり暗くなった。歩いてホテルに戻る。自室でビールを飲みつつ、お笑いの特番を見る。自宅でやっている事そのまま。しかし、12月でお笑いの特番を見ていると年の瀬感が募ってくる。
 ついでにピエリの事を色々とみていたのだが、
toyokeizai.net
 東洋経済で紹介されていた第一期ピエリ守山の敗因、商圏人口少なすぎには納得。昼に撮ったホテルからの景色がそのまま物語っている。

 夜10時を過ぎて街明かりが殆ど見えないのよねん。
 少々深酒をしてお笑いを見終わると23時近く。いい加減、寝ておく。

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