2018-06-15

 4時過ぎの目覚ましで無理矢理に起き出した。まだ外は薄暗い。身支度少々。始発電車に間に合うように家を出る。外に出ると雨がぽつんと落ちてくる。昨日一昨日は梅雨らしからぬ良い天気だったが、まぁ仕方ない。傘を差して駅まで。
 下りの始発に乗る。京都に6時過ぎの到着。東海道新幹線の上り始発に辛うじて間に合う設定。もう少し早い電車があるとありがたいのだが。同じ東海道線でも野洲から西は早起きなのだが、若干の不満ではある。
 京都から先はバスに乗る。

 伊丹空港へ。京都6時20分出発。所要50分。で、実際の到着時間が何時になるのか、かなり気になる。本当にダイヤ通りなら7:30のフライトに間に合う。微妙に遅れるようだとこの先、7:30の予約をしてはいけない、ということになる。
 雨というのもあるのか、7:10に到着したのは南ターミナルまでであった。JALの入る北ターミナルだと7:15ぐらいだろうか。多少到着が前後する事もあるだろうし、今の家を朝出て7:30のフライトに乗るのは厳しい、ということが分かる。
 まぁいきなりそんなリスクは取れないので今日の予約は8:30のフライトにしている。この先も羽田なら8:30が基本になるのだろう。8:00の成田なら、乗れるかな。

 そんな訳で間に合うのは7:55の山形から以降となる。
 搭乗手続き。最終区間までの発券をして貰う。ついでにアップグレードのキャンセル待ちを入れて貰った。
 保安検査を受けてラウンジへ。伊丹空港は先日来の改修続き。従来のファーストクラスラウンジも改修工事が始まっていて、旧来のサクララウンジが代わりになるそうだ。

内装は従来のサクララウンジと一緒。キャンセル待ちの発表時刻までこちらで軽く食事を頂いて京王線恥辱を進めておく。

JL106 JA771J B777-200 ITM→HND


 今日の搭乗機は8:30の出発。朝、JL101として羽田からやって来る便の折り返しだ。横浜の自宅から始発に乗ると十分に間に合うフライトなのだが、近江からだと、同じく始発に乗っても、羽田からの折り返し便にしか乗れない。空港が遠いのは重々承知しているが、何とも残念な現実だ。
 8:10にキャンセル待ちの発表。ファーストクラスを確保する事ができる。種別Sの三番目なので、前の人の選択次第なのだが、今回で云うと上級会員の効果を発揮したことになる。支払いは免税となり¥7,408であった。国際線乗継で免税になるならと、使ってみた次第。

 待っていたのはJA771Jであった。前回に引き続きB777-200の登場。満席らしい。優先搭乗のタイミングで乗ってしまう。宛がわれたのは1C。VIPのために空けておく席だが、該当するVIPがいなかったようだ。

 出発を待つ間にシールをお願いしておく。新潟、和歌山、島根って相当レアな組み合わせ。島根がお初でこれで40枚に達した筈。残りは岩手、富山、石川、鳥取、山口、徳島、高知。なかなか難しそう。
 8:30、Doorclose。これで出発なら定時だが、8:33、機長さんから案内。羽田空港混雑のため管制から出発を8:57と指示されているとのこと。また梅雨前線の影響で揺れが予想されるとのこと。飛行高度を選んで揺れを軽減してまいります、と普段あまり耳にしない宣言が出る。
 だいぶ待たされそうな雰囲気だったが、8:38、Pushbuck。8:42、Taixing。あまり長々とスポットに居座る訳にも行かないかも知れない。そのまま誘導路を進み、予告よりも早く8:48、Takeoffとなる。上空に上がると揺れる。揺れ揺れ揺れ揺れ。時折すとん。メモに珍しく大揺れと書く。
 機長からの指示によりドリンクサービスは冷たいお飲み物のみ提供されて頂きます、と案内があったと、不思議と揺れが落ち着いて8:58、ベルト着用サイン消灯。ファーストクラスも冷たいお飲み物だけかしらね、と思ったがギャレーのカーテンが閉められる。どうやらやるっぽい。

 スープを少し減らしておりますので、良かったらおかわりお申し付けくださいとのこと。揺れを気にしての臨機応変な処置。シャンパンが注がれているのも揺れているので、とのこと。

 揺れる中での食事の提供。感心する反面、大丈夫?という気もしないではない。

 サラダと

 揺れるスープ。

 メイン。本当は一品ずつ撮りたいが、その余裕はない。揺れ的にも時間的にも。

 そしてフルーツ。写真を撮る間にも揺れは続く。食べ始めて10分弱。9:14にはあと5分でベルト着用サインが点灯する旨の案内が入る。もう片付けて貰わないといけない、何とか食べたので下げて貰う。伊丹-羽田の国内線ファーストクラスは本当に慌ただしい。

 食後にコーヒーを薦められたが水にしておく。さすがにグラスでは出されなった。揺れるし、時間もないし。
 9:23、ベルト着用サインが点灯する。降下してゆくのは分かるが窓外は真っ白のまま。どこを飛んでいるのか分からない。ようやく地上が見えるとどうやら川崎の工業地帯だった。すぐに着陸だ。9:34、Landing、RWy34L。9:39、Spot in SP16。
 出発の時点では思い切り遅れそうな気配しかなかったが着いてみると、ほぼ定時であった。

 国内線の乗り継ぎ案内がある一方で、国際線は係員が声をかけている。ニューヨーク行きのお客様、シャルルドゴール行きのお客様、どちらも接続が1時間ほど、タイトなお客様。自分は、この後のフライトは6時間後。当然のことながら捕まる事もない。

 ゆっくりと乗って来た機材、JA771Jを撮影した後でぷらぷら制限エリアの外に向かう。
 羽田では郵便局と銀行に寄った後、国際線ターミナルに向かう。

 バスに乗り換え、雨の中を国際線まで。まだ10時過ぎ。だいぶ余裕がある。何となく展望デッキに出てみる。
 先程乗り継ぎで聞こえたニューヨークにパリ、と言った長距離花形路線がこの時間、次々出発してゆくので、展望デッキから見える景色

 華やいでいる。737J、731J、739JとB777-300ERがずらっと並ぶ。おぉと思うのだが、この時間の羽田、実際には

 自分の嫌いは他人の好き。ネットの世界で自分の嫌いをそれだけで叩くのは荒れる素。だから触らないでおくのがベストなのであり、特にこの数年、この会社の話題は避けてきた。
 だが、この時間の羽田を見るとあからさまだなぁと思う。願わくば2020年の枠配分で格差が是正されますように。
 このまま展望デッキに居ても気分が悪くなるので出国する事にする。

 まだだいぶ早いんだけどな。
 搭乗手続きは伊丹で終わっているので保安検査へ直行。出国手続きは自動化ゲートなので、時間最小で手続き完了となる。

 展望デッキから6分で制限エリアの中へ。羽田に着いて1時間弱、持ち時間は5時間。相当のんびりだが、ラウンジに入ってしまおう。何時ものファーストクラスラウンジに。
 ニューヨークとパリは間もなく出発。残りはロンドン、バンコクシンガポール便。ラウンジはまぁ空いていた。

 ヱビスビールにサンドイッチというなんか普段とだいぶ様相が違うが、こんな食事から始めて見る。時間は長いし、お腹はそんなに減っていない。酒も既に少し入っている。
 ついでビールのお供を変える。

 モーニングミニカレー。ミニサラダを添えて。先程からダラダラダラダラ食べているので、一つ一つはミニで十分である。この器でも大きい位。
 さて、お酒をチェンジして続きを。


 シャンパンに添えられたのはパンケーキ。長らく羽田ファーストクラスラウンジのライブキッチンで朝に供されてきたのはガレットだったのだが、今月からガレットとパンケーキが月替わりだそうだ。個人的にはガレット一択で良いのだけど、変化を求めるお客さんもいるのだろうなぁと思う、と普段はこういう言い方をする。パンケーキには罪は無いけど。
 ここまででダイニングからは退去。後は飛行機を眺めて酒を飲む時間にする。11時半を過ぎて午前中のフライトはほぼ出て行った。次は15時40分の93便まで開く。この時間の羽田ファーストクラスラウンジ。閑古鳥が啼いている。

 日本酒を少しずつ3種類。その後で

 すっかり見る機会が無くなったジャパニーズウィスキーが惜しげもなく並んでいたので頂く。伊丹のダイヤモンドプレミアラウンジですら、置いているの知多だからなぁ。山崎の故郷で何で知多?と思うけど、日本のウィスキーを巡る状況は深刻である。まぁ時間が解決するっちゃするけど。
 外は雨が降り続いている。

 写真が実に撮りづらい。窓の遠いダイニングだと、水滴にオートフォーカスが来てしまった。席替えをした後はいよいよ雨が強くなり、滑走路すら霞んでしまうようになる。こんな雨の中でも離着陸は順調のようだ。

 14時にJL92がやって来る。これが折り返し、JL93になる。だいぶ時間が煮詰まった。途中で飽きたらキャセイのラウンジにデビューしてみようかと思っていたが、そんな事にはならず、結局、15時過ぎまで。そろそろ搭乗口に向かう。

JL93 JA826J B787-8 HNDGMP

 搭乗開始を見計らって113番搭乗口にやってきた。

 優先搭乗を始めるところで、後ろに並んでパスポートと搭乗券の確認を受ける。すると、存在に気付かなかった一番短い行列に通された。間もなく機内へ。

 先程JL92で羽田に来たJA826Jがもう一往復、金浦に向かう。
 この機材、だけではないが、今年の年明け前後にJALの787のうち、ビジネスクラスがシェルフラット、エコノミーは新間隔じゃない普通のエコノミークラスになっている仕様の機材。ビジネスクラスの席数を12席減らし、エコノミークラスの席数を32席増やす改装をしている。その改装機に乗るのは今日が初めて。最も指定したのは改装と全く関係ない最後尾だけど。

 144→176と2割以上座席が増えたエコノミークラス、それでも今日は満席に近いようだ。破綻前は747で飛んでいたのだから、そりゃ埋められるよね。

 間もなく搭乗が始まると日韓両方の人で座席が埋まる。数日前に座席の指定状況を見た時は、がら空きとも思っていたが、実際にはしっかり埋めてきた。

 雨の中、出発準備が進む。15:43、Doorclose。梅雨前線の影響で上昇中揺れを予想しているとのこと。金浦までの飛行時間は1時間50分と告げられる。
 15:50、Pushbuck。15:55、Taixing。東京の北側を回り込む金浦行きの離陸はC滑走路から。A滑走路を横断して進んでゆくと滑走路端に。

 Dに行くよりはさすがに早い。16:03、Take off RWy34R。上空に上がると早々に視界を奪られる。揺れ揺れしながら東京都心を迂回しつつ上昇している筈である。隣のお客さんが時々悲鳴を漏らす。

 暫く揺れが続く。上空に上がって青空がちらと覗いても、その上にさらに雲。こんな調子だったのでベルト着用サインが消えたのは16:20になってからだった。ひとまず放映されている中から短いテレビ番組を見ながら過ごす事にする。

 高度がさらに上がったのか、西に向かって梅雨前線が大人しくなったのか、青空と雲海がくっきりはっきりすると上々のフライト日和になる。まもなく機内食の時間となる。先程来、食べてばかりだが、出されると手を出してしまう。

 直球ど真ん中に投げ込んできたようなエコノミークラスの機内食

 前菜が豚しゃぶ。

 メインがオムライス。

 それにデザート。

 飲み物は白ワインにした。一緒に水も貰っておく。いい加減飲み過ぎなので、ラウンジのシャンパン以来、一緒に水も飲むように心がけている。

 食事の締めは何となく日本茶で。
 飛行機は日本海海上を西に向かっている。

 空気の境目なのか、一瞬だけ雲が途切れるエリアがある、少し揺れたが、ベルト着用サイン点灯には至らない。免税品の販売がさらっとあって、17:30、まもなく降下を開始する旨の案内。20分後にベルト着用サインが点灯するそうだ。
 地図上では既に朝鮮半島に差し掛かっている。まもなく

 雲が途切れ地上が見えてくる。久しぶりに見る地上は当然のことながらすでに韓国領土。なだらかな丘が続く上を飛んでゆく。17:52、ベルト着用サイン点灯。居住まいを正して着陸の時を待つことになる。

 ソウル郊外、高層住宅が目立つ中、高度を落としてゆく。多少気流が悪いのか、揺れる場所がある。また隣席で悲鳴が漏れる。高度を落として旋回してゆくと金浦空港への最終コース。

 18:06、Landing、RWY14R。速度を落として誘導路へ。この時間、135度の子午線から遥か西のソウルはまだまだ明るい。

 順光だと昼間のようだ。
 延々とTaixingしていって、最後は国際線ターミナルへ。18:13、Spot in SP37。

 降機して遠慮がちに一枚だけ機体を収めると入国審査へ。この時間、他の到着機がないのでまぁまぁスムーズ。最後部からの降機だったけど、数人待ちぐらいで審査完了。荷物は既に廻っていて、自分の荷物がぱっと目に入る。ビエンチャン空港のセキュリティ済シールを貼ったままにしているので目立つのである。

 入国完了。
 今回は韓国ウォンを持ち忘れたので空港で両替をする。明日は両替商を廻るなんて事できないだろうし、余計と思いつつ2万円。残念ながらレートが悪く2万円が183,000KRWにしかならない。これだけ済ますと空港鉄道に乗ってソウル駅へ。

 19時半に着いたが、まだ明るかった。さすがに違和感がある。
 ホテルはソウル駅近くに取っている。割とすぐに見つかりチェックイン。結構いい値段なんだけど入ってみるとまぁ安宿。日本以外はインフレが続いているし、一国の首都ともなるとホテル代は高騰するから、何とも言えない所はあるけど、値段の割には残念である。
 ひとまずホテルの部屋に居ても仕方ないので出掛ける。

 20時なんだけどまだ明るい。旧ソウル駅の駅舎を眺めて裏にあるロッテマートへ。少し日用の食料品を買っておく、けど、4月に買ってきて貰ったばっかりだからなぁ。そんなにたくさん、買うものは無かった。
 一旦ホテルに戻る。夕食を食べておこうと思うのだが、この時間になっても案外と空腹にならない。飲み過ぎた感があり、調子も良い感じではない。何よりもこの店、という決断が出来ないのは疲れている証拠だ。
 それでもまぁ、最後はえいやと一軒を選ぶ。

 瓶ビールを貰って出てきたキムチで軽く飲み、

 キムチチゲを頂く。お値段は11,500KRW。正直10,000KRWで十分お釣りが来るだろうと思っていたが、ソウルだし、インフレしているし、感覚がアジャストされない。
 ホテルに戻る。明日の朝は早い。缶ビールを買ってあったけど、飲まずに就寝。

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