会議室のいすを並べて朝まで仮眠、としたのだが、背中が痛くて早々に目が覚めた。仕方ないので床に寝転ぶ。しばらくは寝ていたようだが。一度目が覚めて寝付けなくなる。時計を見ると4時。まだ4時だ。
しばらく寝る努力をしたのだが、眠れないので起きてしまう。少し仕事を進めよう。
まもなく夜明けの時刻。こちらの心積もりよりは遅い時間に白んでくる。
バスが動くまであと1時間半。もう少し仕事をしてみる。この辺りからはしておいた方が良い、の仕事。その代り道筋は見えない仕事なので、知恵がいつ出てくるかが勝負、という感じ。
考える間に何とか何とか方針が固まる。そこまでで時間切れ。帰ろう。戸締りだけして帰宅、だが
最寄りのバス停からはバスがない。少し歩いてバスを捕まえる事になる。
里に下りると多少バスは走っていて始発のバスを捕まえる。30分程で帰宅。7時半近くになっている。洗濯機を回して少し寝る。10時まで寝たら一応は頭がしっかりした、ような気がする。
洗濯物を干し、掃除。簡単に食事も済ませると昼過ぎになる。今日は出掛ける。その準備も済ませ、洗濯物を生乾きながら取り込むと家を出る。スーツケースを引っ張り駅へ。
まずの目的地は関西空港。近在で一番安い金券ショップで関空までの切符を買い求めると2,070円であった。
実に7枚分割。京都と大阪で分割は想像つくが、大阪-関空の別れっぷりも半端じゃない。この乗車券に京都からの特急はるか、グリーン券を付けてしまう。ケチなのか何なのかさっぱり分かりかねるが、京都-関西空港の距離、99.5kmでグリーン料金は1,260円であった。繁忙期なので指定席料金は720円。あまり差がないなぁと思った次第。
さて、京都まで出ると
14時の特急はるかに乗る。外国人観光客でわさわさしているが、グリーン車は閑古鳥が啼いていた。落ち着いていて極めて良い。寝てないし寝て行こうかと思っていたが、結局京王線恥辱を続ける。生憎パソコンのバッテリが途中で尽きたので天王寺まで。その先は、寝てゆくつもりが結局眠れない。103系が消えた阪和線が異世界のように見える。
関空に15:20定刻着。ここも外国人観光客が目立つ。ひところの閑古鳥が嘘みたいな景色だ。今日は主役の筈の連休初日の日本人が霞んでいるような気がする。
今日はキャセイパシフィックで香港に飛ぶ。同じ時間、妻は成田にいてこの後のJALで香港に飛び、香港の空港で待ち合わせの予定。
出発は18:50。手続きは3時間前から、とネットで見ていたが、窓口は開いている。18:50の前に18:00にも便があるので、その対応だろう。試しに聞いてみたら手続きできるというのでやって貰う。事前に指定した通りの席で搭乗券が発券された。ラウンジの招待券も貰う。指定はパシフィックラウンジ、とのこと。
保安検査は混んでいる。空港の状況から想像の通り。今日だけで35,500人が出国します、なんて昼のニュースで言っていたっけ。前後の列に並んでいた人は、普段よりも列が進むのが早い、なんて会話をしている。検査場を全部使っているからでは、なんて話も聞こえてきた。自分の知っている関西空港の景色では無いなぁ。
検査に少々。出国は自動化ゲートが使えるので速攻通過。出国まで何だかんだで20分ぐらいか。
キャセイの出発は北側から。新交通システムで移動するのだが、
この空港、キャセイだらけだ。夕方の関空→香港。18:00にCX507、18:50にCX569、19:10にCX595と実に3便も設定がある。時間帯からいって香港からの観光客が帰国するための設定と思われる。訪日客の勢いを物語る景色。
関空はアライアンス毎の配置再編が行われていなくて、同じワンワールドのJALは南側。この辺はスターアライアンスのキャリアも目立つ。
ユナイテッドの姿が見える。サンフランシスコ行きらしい。
さて指定されたラウンジへ。3便もフライトがあるのではラウンジが混んで混んで仕方なくなりそうだが、利用するフライトによって二つのラウンジを使い分けているらしい。他にマレーシア航空、フィンエアのワンワールド陣営、そして何故か、スターアライアンスのエアインディアの名も見える。
入室。第一印象は狭い。そして窓がないので少々息苦しい。そして電源のある席がなくて困るとマイナスばかりに襲われる。
食事も、イマイチ。サンドイッチといなりずし。チーズとハムと、という調子。妻から成田のラウンジで撮った写真が送られてきたが、ラウンジの事だけ考えると東京経由の方がいいなぁ。
お酒は、まぁ、まだ許せる。けどビールサーバは嫌いな銘柄だけだったのでパス。
軽く食べて飲んだけど、時間はあるし、サクララウンジに引っ越そうかと思う。17時前に退出する。移動しよう。
アシアナがいる。売店も青い方だし、スタアラエリアに紛れ込んだような気分になる。
新交通で本館に戻る。この時間、ますますもって賑やかな関西空港の制限エリア。今度は南側に向かう新交通に乗る。
LCCも結構第一ターミナルに発着している。JINAirがちょうど出てゆく所。ジェットスターも見かける。
JALの787が2機いた。どっちか分からないけど、ロサンゼルス行きが間もなく出発する所であった。
さてJALのサクララウンジへ。同じアライアンスの利用なので特に問題なく案内される。キャセイさんの出発は案内しておりませんのでお気を付け下さいとの注意喚起は添えられる。
JALのサクララウンジも混んでいた。ロサンゼルス行きJL60のお客さんがいる時間帯だが、出発案内からは中国東方湖航空、上海吉祥航空、中国国際航空、といくつかの呼び出しがある。中華系の航空会社が利用しているのだった。
食事と飲み物を頂いておく。10年以上前に一度だけ関空のサクララウンジを使ったことがあったけど、その時とは構えが全く別だった。
関空オリジナルのカレー他で第一ターンを行く。ビールはサッポロ以外の各社がある。歴史上、関西で弱いのは知っているが、3社あるなら、4社あってもいいじゃん>JALさん、とは思う。お客様の声、で出してみようか。
成田のファーストクラスラウンジには大負けだけど、それなりに満足。これならエコノミーの飯でも大丈夫、となった所で17:50。搭乗開始まであと20分。そろそろ北側に戻る。
今日何度目かの新交通で本館側へ。この時間の出国審査、結構混んでいるようだ。連休初日らしい光景になっている。更に新交通を乗り継いで北側に戻る。そろそろ搭乗開始の時刻。ラウンジパシフィックには戻らず、搭乗口に向かう。
CX569/JL7063 B-LAO A330-300 KIX→HKG
そんな訳で改めて搭乗口へ。搭乗開始、18:20とのことで少々間がある。待っているのは
B-LAO、A330-300であった。しばらく待つと優先搭乗の開始。ここでさっさと乗ってしまう。機内はビジネスクラスはフルフラットになるタイプ。プレエコは無くてエコノミーとなる2クラス制の機材であった。
宛がわれたエコノミークラスの席にさっさと落ち着く。間もなく搭乗開始となり、席はほぼほぼ埋まる。空いていた席も最後の最後にお客さんがやってきて埋まる事になる。
子午線に近い大阪、4月下旬ともなると18時半を過ぎても外は明るい。
空が赤く染まる中、出発準備が進む。18:42、席が埋まった所で機長から出発の案内。その後改めて日本人乗務員が日本語で案内をする。香港までの飛行時間、3時間34分とのこと。18:45、Pushbuck。18:50、Taixing。
僚機に送られて滑走路へ向かう。A滑走路側に向かうと大韓航空が2機いたりして、とにかく外国の機材が目立つ。関空を使う身になってみると、ちょっと寂しい夕方の関空。
誘導路を進み滑走路手前で一度停止。
しばらく待たされた後、滑走路に進む。19:02、Takeoff RWY06R。大阪の夕景が窓一面に、ならば美しいのだが翼があるのでそうはいかない。大阪湾をぐるっと回り込むように飛んで高さを稼ぎでゆく。19:07、ベルト着用サイン消灯。
飛行機は向きを180度近く変え、淡路島に沿って南下中。ビジネスクラスとの間、カーテンが閉められた後、間があって飲み物のサービスが始まる。
白ワインをお願いするとカップで供される。それにナッツの袋。他にビールとジュースが選択肢にあったような。ワインの銘柄は不明だけど体がすっと受け付けるから、安くても良く出来たワインなのだろう。
ワインを頂きつつ四国上空を西へ。窓外は少しずつ漆黒に包まれてゆく。20時近くになって食事となる。チキンorパスタと言われてパスタを選ぶと、
パスタに、パン。まさかと思ってふたを開けると
そばも控えていた。パスタ、そば、パン。炭水化物三連発。
パスタ、そば、パン。炭水化物三連発。。。。。。
ちなみにチキンはカレーライスだったみたい。
麺つゆとカップの水が付いておしまい。もう少し工夫があっても良いと思うけど、エコノミークラスだとこんなものか。
後になって
ハーゲンダッツのアイスクリームが配布されて食事としてはこれで終了。時刻は20時半ぐらいだっただろうか。まだ先は長い。映画を見つつ過ごす。香港人御用達で日本人がむしろ少ないぐらいのフライトではあるが、日本に一日20便以上飛ばすだけに日本語プログラムも充実していた。香港までの4時間弱なら十分すぎる程。
台湾上空を過ぎ21:59、機長さんから案内。日本語でその後フォロが入って間もなくベルト着用サインが点灯する事を知る。22:16、ベルト着用サイン点灯。
香港市街地が近づいたらしく、雲の切れ間が眩い。百万ドルの夜景、お裾分けか。高度を下げ、いったん西側に進んだのち、旋回。空港への最終コースとなる。21:44、Landing、RWy07L。
21:56、Spot in SP23。間もなく降機となる。入国審査場まですぐという結構な所。以前登録したフリークエントビジターeチャネルが使えるので、入国は速攻。荷物の受け取りもスムーズに行く。
さて、妻と待ち合わせ。到着案内を見るとJL735は定刻より少々遅れて到着済み。735便は遠いスポットだろうし、多少時間がかかるだろう。
妻と事前に待ち合わせのすり合わせをした時には、到着ロビーの味千前、許留山前、色々と案が出たけど調べてみるとみんな潰れていた。賃料が上がって採算が合わなくなって撤退、というのは香港ではお馴染みのパターン。
735便の出口がAとあったのでA側で待ち構える。22:40を過ぎてJALらしいお客さんが出てくる。その中に妻を見つけて無事合流。
今日は香港島にホテルを取っている。機場快線で香港島まで急ぐ。妻が空港のセブンイレブンで手に入れたSIMカードを入れ替える間に香港到着。
最近泊まる機会が増えた西營盤までさらに移動。ホテルには23時半近くに到着。余程遅いのかチェックインでちょっとしたトラブル。フロント氏「キーキー」いいながら引っ込んだり出て来たり。何と、カードキーの在庫を切らしたらしい。
それでも無事チェックインをして部屋へ。今日は寝るだけだがその前にコンビニに買い物に行く。
ホテルの前はトラムの通り。まだ電車が走っており、時折、釣り掛けの音が響く。
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